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(回答先: イスラム国のシリア領の戦争大臣は、戦略家として非凡さと戦士としての手腕で知られる伝説的存在〜バグダディは警戒して権力の… 投稿者 仁王像 日時 2015 年 7 月 26 日 07:08:42)
(第8章から抜粋)
第8章 カリフ
≪アルカイーダの目に映るカリフ像≫
アブー・マリアはこう語っている。
「あの地域でアメリカ政府が行ったことが、現在の遠因なのだ。アメリカにはアルカイーダを壊滅させる狙いがあった。それを達成するために、残忍で荒々しく攻撃的な人物と組織を必要とした。長期にわたる計画や戦略を用意していない組織が望ましかった。それで白羽の矢が立ったのがアル・バグダディだ。…イスラム国の上級幹部のほとんどは時期を同じくして同じ収容所に収監されている。ところが、アメリカはひとり残らず釈放したのだ。現在イスラム国の中枢にいる幹部すべてが、あのころアメリカの手中にあったのだ」
「釈放された彼らは、イラクのイスラム国に加わった。アルカイーダはランド研究所の極秘資料を入手していたが、そこでは、イラクの過激派組織を強化することでアルカイーダを弱体化させ壊滅させるべきだと明言されていた。アメリカはイスラム国がアルカイーダより危険の少ない組織だと考えたのだ」
「実際のところアメリカは完璧に目的を果たしている。アルカイーダは弱体化し、イスラム国は勢力を増した。これが第一段階だ。このあと、アメリカ政府の期待どおりになるかは予断を許さない。というのもアメリカの助力で生まれたイスラム国は一種の怪物だからだ」
「よく聞いてほしい。アル・バグダディたちは恐るべき敵だ。イスラム国がすぐ消滅することはない。しかし10年後、20年後にはもうなくなっているだろう」
〔サミュエル・ローラン〕:国際コンサルタント。イスラム過激派によって支配される地域を長年訪れ、様々な組織に情報源を持つ。
著者は、序章でおもな情報源は「シリアのアルカイーダの幹部(アブー・マリア、アブー・ハーフィズ、アブー・ムスタファ(元IS幹部)ら)から得られた情報に基づいている」と書いている。解説者の高橋和夫は、ひっかかるのは裏がとれていないこととしながらも、「内容は十分興味深い。これだけの内容を嘘で固めたはずはないだろうと思わせる説得力のある証言である」としている。
著者はイスラム国に好意的かというと、必ずしもそうではない。「第4章 司法」や「第5章 情報機関」では域内の人民支配のやり口を厳しく批判している/仁王像
・ISは親殺しもし得るモンスターに豹変する必然性があった。それが「イスラム国」。
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/204.html
投稿者 仁王像 日時 2014 年 9 月 30 日 20:10:31: jdZgmZ21Prm8E
- モンスター化した「イスラム国」に最も怯えているのは、それをつくり出したトルコやサウジに違いない/酒井啓子 仁王像 2015/7/28 20:04:40
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