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(回答先: 水野和夫氏は、資本主義の終焉を謳っている〜その先はどこえゆくのか 投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 07 日 20:28:38)
(今晩のN7から)
分厚い経済書ながらベストセラーになっている本がある。フランスの経済学者トマ・ピケティ著「21世紀の資本」である。700ページもあり内容も複雑である。資本主義の下での格差の拡大を膨大なデータで実証した。
経済学者・飯田康之「問題があってそれをなんとかしたいというのを感じられる経済学の本は久々なのかな」
今世界で緊張をもたらしている様々な問題がある。その根底に横たわるのは、格差への不満である。本では、資本主義の下では資産を持つ人がさらに資産を蓄え、世襲を通じて格差は拡大するとしている。これまでは資産家と一般の人では、格差があっても経済成長とともに格差は縮小するとされてきた。しかし、世界20か国以上のデータを分析した結果、資産家は投資などで豊かになっていくが、一般の人への恩恵は限られ、格差は拡大してきたという。
トマ・ピケティ「このまま格差が拡大すると世界の利益にならない。資本主義は新しい技術の開発や経済発展をもたらしてくれるが、自然に任せておけば資本主義が格差を縮めてくれるなどと期待してはいけない」
格差を解決するには富裕層に対する課税強化が必要だと、ピケティ氏は主張している。
本のイベントの参加者「教育・医療の分野でも格差が広がっていて救いのない方向になっていると思っている。分厚い本なので最後まで読めるかどうか…」
飯田康之「資本主義は格差を生む。ではその格差を押さえながら続けていくためにはどうしたら良いかという本になっている。格差に関する今までになかった視点を提供してくれている本である」
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