http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/181.html
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欲望とエネルギーの過消費はとどまるところを知らず、この200年間にうなぎ昇り上昇し、近年はほぼ垂直に上昇、青天井になっている。これにともない地球人口の爆発もとどまるところを知らない。
発電コストの安い石炭の過消費で大気汚染もとどまるところを知らない。原発の核廃棄物も保管技術・方法もままならぬまま、溜まりつづけていく。
現在、これを押しとどめる有力な教義や哲学は皆無である。発展途上国では先進国に習いあくなき経済成長を追求してやまない。エネルギー資源の争いでは、「新帝国主義」時代の幕開けにもなっている。再生可能エネルギーだけで、人類が生き続けていくには、エネルギーの過消費をどこかでストップさせないかぎり不可能だろう。
わずかな人々がスローライフやダウンシフター化しているに過ぎない。圧倒的多数の地球人は、その反対の極にある。このままでは、地球が供給可能なエネルギーを使い尽くし、環境も人が住めないほど徹底的に破壊しつくされ人類は滅びゆく運命しか残されていないということになる。
少なくとも、ギリシャ人の国民性のような必要以上に働かない、という国民文化は世界の最先端を行っているのかも知れない。
・シリーズ エネルギーの奔流 第1回
膨張する欲望 資源は足りるのか 2014年5月24日(土)
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0524/index.html
「あと数十年で枯渇する」と言われてきた化石燃料。ところが今、アメリカの“シェール革命”に続いて世界各地で新たな技術が導入され、大増産の時代を迎えようとしている。超深海の石油掘削に乗り出したブラジル。「オイルサンド」からの原油抽出に成功し、世界有数の産油国に変貌したカナダ。こうした新たな化石燃料は、爆発的に需要が拡大する新興国が消費する。一方、原発建設も加速している。サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの産油国は経済発展に伴い国内の電力需要が増加。原子力でそれを賄おうとしている。また少ない負担で原発を導入できる新たなビジネスの仕組みが誕生し、資金に余裕のない新興国も原発の建設に乗り出している。想像を超える新興国のエネルギー消費と世界各地のエネルギー開発の現場を取材し、地球規模で加速するエネルギーの奔流を描き出す。
・シリーズ エネルギーの奔流 第2回
欲望の代償 破局は避けられるか 2014年5月25日(日)
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0525/index.html
後編ではエネルギー開発によって翻弄される地球環境の実態や対策の最前線に迫る。去年、石炭が半世紀ぶりに世界のエネルギー消費の首位に返り咲き、CO2排出量は過去最大を更新した。対策の切り札としてCO2を地中深く埋めるCCSが開発されたが、課題も多い。また、温室効果ガスを出さない原発は、ほとんどの国が使用済み核燃料の処分に行き詰まっている。そこに登場したのが地球のどこかに世界各国が共同の最終処分場を確保する巨大ビジネス。それが新たな不安を引き起こしている。このままエネルギー消費の膨張を続けると、地球はどうなるのか。経済発展と地球環境の維持を両立させる術はあるのか。世界の専門家の声に耳を傾け、エネルギーとどう向き合うのかを問い直す。
(ダウンシフター)
・http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/773.html#c13
(ギリシャ人の国民性)
・http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/773.html#c15
・米国が普通の大国に退潮し、近々「新・帝国主義の時代」の到来か
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/124.html
投稿者 仁王像 日時 2013 年 11 月 05 日 22:59:27: jdZgmZ21Prm8E
- Re: 「グリーン・パラドックス」現象も人の思惑を超えた資本の論理が暴走するからだろう 仁王像 2014/5/30 20:04:45
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- Re: 「成長戦略」の本性は、「資本の増殖戦略」をカモフラージュしたもの、と思う 仁王像 2014/5/27 20:12:04
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