【カイロ＝工藤武人】中東の衛星テレビ、アル・ジャジーラは２５日、シリアの在キプロス大使館トップのラミア・ハリリ臨時代理大使と、ハリリ氏の夫、アブデルラティフ・ダバグ駐アラブ首長国連邦大使が、アサド政権を相次ぎ離反したと報じた。

　シリアの幹部外交官の政権離反は、駐イラク大使だったナワフ・ファレス氏に続き今月に入って３人目。

　ハリリ氏は、シャラ副大統領のめい。アサド大統領の腹心の親族が政権を見限った格好だ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120725-OYT1T01140.htm
　

コメント
01. 2012年7月28日 17:51:57 : SuHVWfSgk2 アメリカ政府が運営する国際放送、ボイス・オブ・アメリカのpodcastが、youtubeにあったので紹介する。 http://www.youtube.com/watch?v=waNCvRc8KT0&feature=results_main&playnext=1&list=PL0515F26765AFBF81 シリア政府の関係者が短波ラジオ放送を聴いて、心が揺れ動いた末に離反したのだろう。かつてアメリカやイギリスBBCが、冷戦時代に東側陣営向けに短波放送を行なっていた。東側陣営は妨害電波(ジャミング)を発射して聴き取れないようにしていた。 この手の放送をリビア、シリア、イラン向けに行なっているが、各国政府は妨害電波は出していない。送信所を運営するのに技術が必要だし、電気代が馬鹿にならない。 中東諸国のラジオ放送は一般に硬い内容が多く、これが音楽娯楽番組の多い西側諸国のラジオ放送に比べて魅力に欠ける点に着目し、イラン国営放送でも音楽番組を増やしている。番組内容で勝負といったところか。
02. 2012年7月29日 15:02:12 : d07iybJkXA 心配しなくてもアラブでは昔なら衛星放送、今ならインターネットで外の情報がばっちり収集できてる。 だからこそ一連のアラブの春は仕掛けられたメディア戦争なわけで、いいようにやられたリビアと異なりシリアでは民衆に判断能力がついている。 もうひとつは北と南で権力基盤が異なり温度差の強いリビアともともとキリスト教徒の政治力が基盤のひとつになっているシリアでは宗派対立という図式は欧米が決め付けるほどアカラサマではない。 極端な宗派主義や民族主義に対して民衆は恐れと怒りを持っている。 自由シリア軍やサウジ・カタールに飼われたスンニ派の狂気のテロリストたちを支持するシリア国民などほとんどいない。 長期独裁が酷いのでそれを潰してくれる勢力は誰であろうと、歓迎するはずなどと狂った解釈を懲りもせず書き連ねているダイナモなどの妄言は実はシリア国民を馬鹿にしている。 正しい情報に接すれば人は皆、正しい情報にだけ耳を傾け為政者の言うことを聞かなくなるなどといった一見正しげな理屈は、正しい情報の真贋を問わずアプリオリに正しい情報と決め付けている点でもうすでに正しくないのだ。 シリアの民衆はちゃんとわかっている。

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