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イスラム主義者、マリの仇をアルジェリアで討つ
タグ: 政治, アフリカ, 解説, 国際
コンスタンチン ガリボフ
17.01.2013, 19:17
24.07.2012 Сирия повстанцы мятежник оппозиция война оружие боевик
Фото: EPA
西アフリカを根拠地とするイスラム主義組織はフランスがマリで行った軍事作戦の報復として、アルジェリアのガス関連施設の外国人職員らを襲撃・拘束した。襲撃犯らのもとに、フランス人、米国人、英国人、日本人など、外国人41名が人質に取られている。ある筋によれば、中にはマレー人、フィリピン人も含まれている。外国人らを乗せたバスが襲撃された際、英国人とアルジェリア人各1名が殺害され、英国人とノルウェー人各2名が負傷した。
テロ犯らの基本的な要求のひとつは、フランスによるマリへの軍事介入を停止することである。非難の矛先はアルジェリア政府にも向けられている。アルジェリア政府はフランス空軍に自国領空の使用を許可し、そのマリへの軍事作戦の展開を助けているとして、犯行グループからの脅迫を受けている。
アルジェリアの特殊部隊は人質解放のために命令一下作戦を展開する用意を整えている。一方のテロ組織は、十分な燃料を積んだ自動車20台の提供と、マリとの国境に至る道路の安全確保を求めている。この車と道路を用いて、イスラム過激派の占拠しているマリ北部に人質らが連れ去られる可能性も排除されない。ロシア科学アカデミー東洋学研究所の専門家ボリス・ドルゴフ氏は、次の提言を行っている。
―私見では、決断を下す際には、アルジェリア政府だけでなく、人質らの国籍国の政府および特殊部隊も参加すべきだ。このテロによって地域の緊張は高められ、西側諸国はこの地域の出来事に巻き込まれていく。
20名の武装襲撃犯の中には、アフガニスタンでタリバンに与して戦った過激派が含まれていることが明らかになっている。またグループを率いているのは、リビアにおけるムアマル・カダフィ政権崩壊の後活動を活発化させている、アルジェリアのイスラム主義地下テロ組織のリーダーの1人であるらしい。リビアの新政権は国内のテロリストに対するコントロールを失っており、それを利用してイスラム原理主義者は、リビアを、そこで力を強めかつマリへと至るための根拠地としようとしている。サンクトペテルブルク現代極東研究センターの専門家グメル・イサエフ氏によれば、アルジェリアにおける襲撃人質事件とリビア政権転覆におけるフランスの役割とは、深く関係している。「ロシアの声」によるインタビューの中で同氏は、さらに次のように語った。
―フランスが今目の当たりにしているテロ行為は、リビアに対するフランスの介入と浅からぬ因果関係を有している。フランスは当時、後先への深慮なしに、リビアの反政府蜂起軍を、すなわちカダフィを打倒したイスラム主義者らを支援した。そして今、リビア作戦へのフランス軍の加担の末路を、我々は目にしているのだ。何の因果もなしに始まりかつ終わるものなど何も無い、という事実を、歴史は教えてくれる。カダフィ失墜後、混迷の度を深めるアフリカにおいてなら、なおさらである。
イスラム主義者に対するマリ政府の闘争を軍事的に援護するフランス政府に対して、西アフリカの「唯一神とジハードのための運動」代表者は、「フランスの心臓を撃つ」と宣言している。フランス政府はこの脅迫を深刻に受け止めている。フランス政府は警戒態勢の強化を急いでいる。
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