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(回答先: 尖閣紛争で「中立」の立場をとるのは理不尽、 米国内で相次ぐ日本支持の声 投稿者 MR 日時 2012 年 11 月 07 日 07:29:30)
中国側の野田政権無視に対抗 首相、国際会議の場で尖閣初言及
2012.11.7 09:47 (1/2ページ)
ASEM首脳会議のワーキングランチに臨む野田佳彦首相=6日、ビエンチャン(共同)
アジア欧州会議(ASEM)首脳会議で6日、国際会議の場としては初めて沖縄県・尖閣諸島に言及した野田佳彦首相。実は「中国側が尖閣について発言すれば反論する予定だった」(日中外交筋)という、想定通りの対応だった。中国側は野田政権を無視する姿勢を強めており、これに対抗して首相自らが反論の口火を切った形だ。
「本来、2国間関係に関することをASEMの場で話すつもりはなかったが、中国の代表より発言があったので、わが国の立場を明確にしたい…」
首相は第5セッションでこう切り出すと、尖閣諸島をめぐる領土問題が存在しないこと、日本が戦後一貫して平和国家としての歩みを堅持してきたことをまくしたてた。自ら口火を切った理由を、首相は会議終了後、記者団に「中国から尖閣に触れる不適切な発言があった」と解説した。
さらに、首相の尖閣発言については、会議内容のブリーフィングで詳しい説明が行われた。これまで首相が第三国の首脳と会談した際、尖閣について言及していながら、記者団へは「過度に中国を刺激したくない」(政府高官)として具体的な発言内容は明らかにされていなかった。
背景には、中国船が尖閣周辺の接続水域を18日連続で航行しているほか、「反論しないことが中国の国内宣伝に利用される事態を防ぐ」(政府関係者)との思惑がある。野党からの衆院解散圧力が強まり内閣支持率も低下する中で、対中強硬姿勢をアピールすることで求心力回復を図る意図も見え隠れする。
ただ、中国側は日中協議の主たる窓口を次官級に限定して政治レベルの対話を拒否しており、事態打開に向けた見通しは立たないままだ。(杉本康士、ビエンチャン 比護義則)
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ASEM首脳会議 尖閣問題めぐり国際会議の場で日中が異例の激論
フジテレビ系(FNN) 11月7日(水)0時2分配信
ラオスで開かれていたASEM(アジア・ヨーロッパ会議)の首脳会議で、尖閣諸島問題をめぐり、野田首相が「領有権の問題は存在しない」と発言したのに対し、中国の楊潔チ外相が激しく反発した。
およそ50カ国の首脳が集まる国際会議の場で、日中が異例の激論を交わした。
ラオスで行われているASEM(アジア・ヨーロッパ会議)首脳会議の2日目に、地域情勢などをめぐって演説した野田首相。
野田首相は「日本は、いかなる紛争や主義・主張の違いも国際法に従い、平和的なアプローチにより、克服していくことを重視しております」と述べた。
名指しを避けながらも、尖閣諸島をめぐり対立する中国との関係などを念頭にした、この発言。
しかし、これをきっかけにアジア・ヨーロッパのおよそ50カ国の首脳が集まる中、日中両国が激しく火花を散らした。
尖閣諸島について直接触れ、中国側の主張を、「釣魚島(魚釣島)についての中国側の主張は一貫している。反ファシズム戦争の結果は否定できず、戦後秩序を否定してはいけない」と述べた楊潔チ外相。
これに対し、野田首相が反論した。
野田首相は「尖閣諸島はわが国固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いがなく、わが国は現にこれを有効に支配している。したがって、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題は、そもそも存在していない」と述べた。
これに再び反論した揚外相。
中国の揚外相は「釣魚島(魚釣島)は昔から中国の領土として、明の時代から600年間支配している。日本の行動は、戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦だ」と述べた。
日中の激しいやり取りは、野田首相が席を外したあとも収まらず、外務省の斎木外務審議官と中国側との間でも交わされ、「この話は2国間で話し合ってほしい」と議長が止めに入るまで続いた。
ラオス・ビエンチャンで日本時間午後9時半ごろ、野田首相は「中国から、尖閣に触れる不適切な発言が出ました。この2国間をめぐる問題というのは、このASEMの場にはふさわしくないという認識から触れなかったけれども、中国の代表が残念ながら触れたのでということで、私の方からあらためて、日本の立場を明確に申し上げました」と述べた。
5日、すれ違う際に目を合わせず、言葉も交わさなかった中国の温家宝首相と野田首相。
尖閣諸島をめぐり悪化した、日中関係改善への糸口が見いだせない。
最終更新:11月7日(水)0時2分
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121107/plc12110709490005-n2.htm
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