http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/273.html
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(回答先: 昨年の春からシリアの体制を転覆させるため、事実上の軍事介入をしているトルコがシリアを砲撃する口実にしているシリアからの砲 投稿者 アフターバーナー 日時 2012 年 10 月 07 日 10:59:43)
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201210070000/
「ゴラン高原にイスラエル軍、北部の国境地帯にトルコ軍を終結させてシリア政府を揺さぶるという3月に公表されたブルッキングス研究所のシナリオが話題になっている」(櫻井ジャーナル)
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トルコがシリア領内への砲撃を続けている。シリアの砲撃に対する「報復」だとする報道が氾濫しているのだが、そもそも最初にアクジャカレを誰が砲撃したかは明確になっていない。司令部をトルコ側からシリア領内へ移動させたというFSA(反政府軍)がシリア軍を装って実行した可能性もあるのだ。
報復だと称し、トルコ軍はシリアの軍事施設を攻撃している。これまでトルコ政府に守られつつシリアを攻撃してきたFSAだが、シリア領内へ入れば攻撃される可能性がある。支配地を確保するまでトルコ軍にシリア軍を牽制してもらえればありがたいだろう。
シリア軍がトルコ側を本格的に攻撃すればトルコ軍が軍事侵攻する口実になり、NATO軍も戦争に引きずり込まれる。そうなればリビアと同じような展開になり、軍事的に体制を転覆させることができる。これまで公然と軍事侵攻を主張していたカタールだけでなく、トルコ、アメリカ、イギリス、フランス、サウジアラビアなどバシャール・アル・アサド体制を倒そうとしている国々にとっても悪い展開ではない。
アメリカのブルッキングス研究所が今年3月に発表したメモには、イスラエルがシリア南部のゴラン高原近くに軍隊を移動させ、トルコがシリア北部の国境近くへ軍隊を動かして攻撃を臭わせれば、シリア政府を揺さぶることができると提案している。実際、イスラエルは9月にゴラン高原で突然、軍事演習を行い、北では今回の砲撃と部隊の集結。筋書き通りの展開にも見える。
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こうした流れを見るだけでも、NATOや湾岸産油国は「アラブの春」を支援するために軍事介入しているという話の胡散臭さがわかるだろう。本ブログでは何度も書いていることだが、実際、「西側」のメディアが嘘をつき続けてきたことも明らかになっている。戦乱を拡大するために旗を振っているのである。
大手マスコミはなぜ事実を伝えようとしないのか、などと嘆くつもりはない。マスコミとはビジネスにすぎない。カネ儲けという点で、購読料よりも広告収入が大きな比重を占めている以上、広告主に擦り寄るのは必然。コストを考えれば、支配層と手を組んでプロパガンダに徹するのは当たり前であり、マスコミに何かを期待すること自体が間違いなのである。
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