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昨年の春からシリアの体制を転覆させるため、事実上の軍事介入をしているトルコがシリアを砲撃する口実にしているシリアからの砲
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/267.html
投稿者 アフターバーナー 日時 2012 年 10 月 07 日 10:59:43: jrkxmEf6yaSpQ
 


「昨年の春からシリアの体制を転覆させるため、事実上の軍事介入をしているトルコがシリアを砲撃する口実にしているシリアからの砲撃はFSAが実行したという報道 」(櫻井ジャーナル)

http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201210050000/

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 3日にトルコ領内を砲撃、住民5名を死亡させたのはFSA(反シリア政府軍)だとドイツのテレビ局ZDFが伝え、話題になっている。砲撃についてシリア政府も調査中だと主張しているようで、シリア軍による砲撃だと今の段階で断定することはできない。真偽は不明だが、FSAから流出したとする映像もインターネット上で流れている。

 シリアへ砲撃を続けながら、シリアとの戦争を望んでいないとトルコ政府は宣伝しているようだが、これは笑止千万。トルコは昨年春からシリアに軍事介入している。トルコ領内にある米空軍インシルリク基地でアメリカの情報機関員や特殊部隊員、あるいはイギリスとフランスの特殊部隊員がFSA(シリア自由軍)を訓練、トルコ政府はシリアを攻撃する拠点も提供してきたのだ。特殊部隊をシリア領内に送り込んでいるという推測も流れている。

 トルコ政府の発言は信用できないということも否定できない。例えば、今年6月にトルコ軍の偵察機F-4がシリア領内で撃墜されたが、この件でもトルコ政府は嘘をついていた可能性が高い。トルコ側の主張には矛盾、不自然な点があるのだ。

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ドイツテレビ局がトルコ領内砲撃は、FSAの仕業と報道。  

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コメント
 
01. 2012年10月07日 11:19:14 : aT9tG7aYrY
これに関連してIRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語では、重要なニュースを掲載していますので、紹介します。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/32258-

(転載開始)

2012/10/06(土曜) 18:04
イランとトルコ、シリア問題の外交手段による解決で合意

イランのラヒーミー第1副大統領が、「イランとトルコは、シリア問題を外交手段によって解決することで合意した」と語りました。

イルナー通信によりますと、ラヒーミー第1副大統領は5日金曜、トルコから帰国した際、テヘランで記者団に対し、「トルコの政府高官との会談において、シリア情勢の回復に向け、効果的な歩みを進めることで良好な合意が得られた」としまた。

ラヒーミー副大統領は、シリア問題の外交手段による解決の必要性や、軍事的な手段の回避を強調しました。

また、「最近、発生したシリアとトルコの国境地域での迫撃砲弾飛来事件の更なる原因究明の実施が決定された」としました。

シリアから飛来した、トルコ領内への迫撃砲弾の着弾により、トルコ市民数名が死傷したことを受け、トルコ軍は、報復措置として、シリア領土の一部を砲撃しました。

ラヒーミー副大統領は、高度使節団を率い、トルコを訪問していました。

ラヒーミー副大統領は、トルコ訪問中、同国のギュル大統領、エルドアン首相、ダーヴトオール外務大臣と個別会談を行ないました。

エルドアン首相は、ラヒーミー副大統領との会談において、「トルコは、シリアとの戦争をのぞんでおらず、地域の平和と安全のみを追求している」と述べました。

(転載終了)

●はしごを外されたFSA(反シリア政府軍)が、自らの生き残りをかけて戦争に持ち込もうとしていると思われます。


02. 2012年10月07日 17:39:05 : 6kuobrWeYc
すでにエルドアンはしっかりシリアへ介入している。反政府派への支援、武器供給、戦闘員の訓練をおこなっており、トルコ国内からも前のめり過ぎと批判を受けている。口で「シリアとの戦争をのぞんでおらず」と言ってもやっていることは?

03. 2012年10月07日 19:20:59 : mTrrHPep2Q
ウオール街とシティーは、現在の経済的苦境からの脱出にため速やかに戦争が必要だと考えているだろう。 ウオール街やシティーだけじゃなくても、政治・経済のしどうでゃ連中の心中は同じだろう。 日中戦争の方はキッシンジャーまでがわざわざチャイナを訪問してけしかけたらしいが、ことが沖縄本島にまで及ぶとすれば米軍は黙っているわけにはいかない。 多分尖閣を占領してもアメリカ軍は手を出さないと嘘をついていた手前、困っているのじゃないか。 アメリカ軍にしてみれば、沖縄の基地はアメリカ兵が血を流して獲得したものだから、これを攻撃されれば直ちに実力行使になる。 自衛隊だけだって手に余る上にアメリカ軍も出てくるとなれば、いくら馬鹿が大将の解放軍だって腰が引けるだろう。 尖閣諸島に陸兵を上陸させるとすれば、沖縄本島から出撃する航空自衛隊のF15・F2・F4の攻撃を受けて全滅するだけ。 中国空軍の戦闘機が、東シナ海を渡って24時間制空権を確保できるはずはない。 制空権が確保できなければ制海権も確保できないし、まして陸軍を上陸させることなど不可能。 これを強行するためには、まず沖縄の基地を弾道弾で無力化しなければならないが、精密な攻撃が不可能な弾道弾を使うのであれば核弾頭が必要になり、そうなればアメリカとの全面的な戦争になってしまうのは必然。 チャイナのリスクが大きすぎて出来る話じゃないだろう。 チャイナをけしかけたキッシンジャーやクリントンの無責任を怒ってみても始まらない。 多分チャイナの漁業監視船と日本の海上保安庁の巡視船のにらみ合いでお終いになると思うね。 民間人を装った特殊部隊が上陸を試みるかもしれないが、ライフルやピストル程度の武器では海保の部隊に制圧され、不法入獄者として逮捕されて武器を取り上げられて強制的に帰国させられてしまう。 よほど海保の巡視船が油断していない限り、上陸することも無理だろう。 台湾からくる手もあるから、ここで油断してはならない。 問題をこれ以上かじらせないためにも、十二分に気を付けるべきだと思うよ。 N.T

04. 2012年10月07日 22:33:21 : mTrrHPep2Q
日中の紛争について書きすぎて、ついシリアの方のことを忘れてしまった。 ウオール街やシティーの連中が望んでいるのは、遠い東アジアでの紛争よりも、むしろシリアとトルコの戦争の方が身近な問題かもしれない。 武装反政府勢力として送り込んだイスラム過激派とシリア軍との戦闘は、アレッポの争奪戦からトルコ軍との戦闘に変質する可能性が出てきている。 トルコ軍にはNATO軍が間接的に支援することが容易だから、シリア軍も苦戦するだろう。 対抗上ロシア軍も今まで以上にシリア軍に対する支援を強化せざるを得ない。 即ち戦争がより本格的なものになる。 場合によっては、ロシア軍とNATO軍が直接戦闘を交えるケースになるかもしれない。 トルコ政府としては本格的な戦争には入りたくなかろうし、トルコ国民が戦争に反対する可能性もある。 日中戦争と同様に、戦争を引き起こしたいと願っている連中の思惑通りには進まないだろう。 ただこういうような話は、偶発的な事件によって様相が一変することもあるから、安易な予測は避けておきたい。 N.T

05. 2012年10月08日 05:13:33 : qEqycsVtxE
アメリカ、NATO軍トルコ等はシリア大統領の退任政権崩壊を希求してきたのだからトルコを使ってその道を追求し続けるであろう。デモ反政府軍をいくら支援してもトルコとの全面戦争になってもアサド体制を崩壊さすことは難しい。イランが黙っていないだろう。ロシアも。デモ本格的な中東戦争になるには矢張りイスラエルが具体的に出てこなければ。
 日本国民も自律的な思考対応を怠ると対中国で流さなくてもいい血を流すこととなるし、小泉のときは無傷に済んだけれども、我が国の中東参戦を米は考えているはずだから。

06. 2012年10月08日 08:33:32 : d07iybJkXA
>>04氏の意見に同意。

東アジアの緊張は所詮見せかけ。
本音は中東動乱には日本関与を促す周辺事態法をさらに強化した同盟軍としての参戦をはっきり意図としたアメリカの思惑が透けて見える。

ところでトルコの姿勢だが俺はトルコとシリアの直接的な軍事的衝突に発展する可能性は低いと思う。
ひとつにはイランとトルコの関係がある。
この両国は黒海、カスピ海をはさんでロシアと関わりを持つイラン、伝統的にロシア嫌いのトルコと外交的には分かれるがイラン、トルコともシリアとは良好な関係を結んでいたことは去年以降トルコが一転して反アサドの姿勢を採り始めたとはいえ、基本的にはシリアを擁護するイランとは壊れることはない。
むしろより強化されつつある。
エルドアンの報復宣告にもイランは外相をトルコに派遣し、エルドアン当人からシリアと戦争する気はないという言質をとっている。
大きな要因としてトルコに輸出されているイランの石油、天然ガスなどエネルギー依存をイランに負っていることに起因する。
勿論、イランにとってもトルコとのエネルギー貿易に占める外貨収入は充分に魅力的だ。
シリアはかつて旧トルコ帝国時代の領土であったので、伝統的にトルコはシリアを一段低く見てきた傾向が強い。
だが公正発展党(エルドアンとギュルの所属する政党)が政権を取って以降、シリアとの関係は良好になったはずが、親米NATOの安保事情とギュルがスンニ派としてサウジで学んだ背景があり、「アラブの春」はそのサウジやカタールなどスンニ派君主国家が関与しているので引っ張られやすいということは多分にあっただろう。

俺はトルコが反アサド打倒姿勢をやめるのはアメリカとサウジ、とくにカタールがシリアへの野望を捨てる前に、国内とイランの諌める声を無視できなくなることで自然に折れていくと思っている。
既にそうなりつつある。
実はシリア国内のFSAシンパは基地を提供するトルコのFSA指導部と現状認識のズレを巡り、齟齬が生じており、どんなに足掻いても適わないことを認識しシリア政府軍に恭順する者とシリアで孤立し憔悴から好き放題暴れる者とで路線対立が起きている。
その上でトルコの指導部はイケイケドンドンを指示するものだから、劣勢の現地シリアFSAの戦闘要員からは武器の補充に事欠く状況(補給ラインを構築する側からシリア政府軍の攻撃で武器庫や車両が破壊されまくる)を考慮していないとの憤懣が湧き上がっている。
トルコ国内の野党やマスコミからもエルドアンのやり方に反発の声が上がっている。
なんと公正発展党の同士、ギュル大統領からも諌める声が出ているのである。
現実的にはトルコからシリアへ外国のテロリストや傭兵が送り込まれ、シリアを破壊してきたし今もしているのだがそれもそう長く続くとは思えない。
アサドはトルコへの一度目の流れ弾を過失と認め謝罪しているが、これはシリア国内を統治している自信がそういう判断を取らせていると俺は思う。
ということはつまり、アサドとしてはエルドアンの報復宣告は本気ではないということを見抜いているということである。
もちろんシリア国内のこうした武装勢力の動きはすべて収まっているとは言い難い。
だが、武装勢力側とそのパトロンたちが現実を認識し始めていることは事実である。
おそらく水面下ではシリアとトルコとの間でどのように矛を収めるかで探りあいが行われているはずだ。



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