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サッカー元日本代表の波戸康広氏(2段)が、将棋親善大使に
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/newsindex5-1-naiyou.htm#2017-07-06-サッカー元日本代表の波戸康広氏(2段)が、将棋親善大使に
サッカー日本代表から将棋親善大使に 波戸康広氏「サッカーをやる上で将棋は素晴らしい教科書」
http://www.zakzak.co.jp/spo/news/170621/spo1706210003-n1.html
サッカーと将棋の二刀流だ。かつてサッカー日本代表“トルシエジャパン”の主力として活躍した波戸康広さん(41)は、J1横浜のアンバサダーと、日本将棋連盟の「将棋親善大使」を掛け持ち。両業界のPRに奔走している。 (聞き手・久保武司
−−サッカーと将棋、全く結びつかない
「将棋は父の影響で指してました。小学6年生のときには、故郷(淡路島)の地区大会で優勝しました。サッカーを選んだけれど、もし将棋を取っていたら今ごろ『羽生か、波戸か』といわれてましたよ、きっと」
−−そんなに強いのか
「フリューゲルスに入団したころ、同期の連中(元日本代表GK楢崎ら)と行きつけにしていた定食屋さんのオヤジさんが将棋好きで、僕は『参りました』と言わせてましたもん。将棋もサッカーと同じく、いろんな戦法があります。棋士の70%くらいの方が使うのが『居飛車』(飛車を盤の右側で使う)。僕は『振り飛車』(飛車を左側に動かす)です」
−−攻撃的戦術と守備的戦術もある
「はい。サッカーでいうと、居飛車はまさにバルセロナですね。多くの駒をバルサのパス回しのように細かく動かします。振り飛車は速攻を軸にしますから、レアルマドリードのカウンター。棋士の方には熱狂的なサッカーファンが多い。『そこまで将棋が好きで、棋力(きりょく=将棋の実力)がおありならぜひ』と、日本将棋連盟から将棋親善大使のオファーをいただきました」
−−サッカーと将棋の二刀流
「サッカーでは“攻撃は最大の防御なり”といいますが、ウソじゃないですかね。まずは守備ですよ。サッカーをやる上で、将棋は素晴らしい教科書です。当時はみんなにジジイ臭いといわれましたけど、今は14歳の藤井聡太四段がデビュー以来27連勝(20日現在)で話題ですよね」)
−−波戸さんは何段?
「二段です。試験があって、初段の人に12連勝くらいしないと二段にはなれません。アマチュアの最高位は(一般的には)六段ですが、相手がプロでも角落ちなら十分勝てます」
−−サッカー選手と棋士の共通点は
「サッカー選手も棋士も30歳を超えるとキレが悪くなります。でも将棋の世界ではプロになれるのは年間5人だけ。サッカーより厳しいと思います。それも25歳までにならないといけない。プロ棋士は最低年俸で700万円くらい。トップクラスの棋士の方は年俸1億円、CM料などを合わせて年間10億円稼いだ棋士もいたそうです。勝つと負けるでは天と地の差。それもサッカーの世界と同じです」
■波戸康広(はと・やすひろ) 1976年5月4日、兵庫・南あわじ市生まれ。1995年滝川二高から横浜フリューゲルス入団。2軍時代にFWから右サイドにコンバートされて頭角をあらわす。98年チーム消滅とともに横浜マリノス(現J1横浜)に移籍。01年トルシエ監督からA代表へ初招集。04年J1柏。大宮をへて10年横浜復帰。翌年引退。2012年より横浜のアンバサダー。13年には日本将棋連盟親善大使に就任。
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