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(回答先: 20代女性シングル満喫? 「結婚したい」急減:「結婚したい」20代女性は59%で3年間で23.2%減 投稿者 あっしら 日時 2016 年 11 月 19 日 04:23:42)
男性は28ポイント減 低収入が影響
女性と同様に男性の結婚願望も薄れている。明治安田生活福祉研の調査によると20代男性で「結婚したい」と答えた人は38.7%と3年前と比べて28.4ポイント減った。恋人がいる割合も大幅に減り約4人に1人となった。
独身でいる理由は女性とは異なり経済的な面が大きい。一番多かった答えは「家族を養うほどの収入がない」で27.3%だった。
年収が高いほど恋人がいて結婚願望が強い傾向がみられる。年収200万円未満の男性で恋人がいる割合は9.8%だが、400万円以上では46.4%に跳ね上がる。
一方、20代の女性の場合、年収による恋人や交際経験の有無に男性ほど大きな開きはみられなかった。
同研究所では、「一定の年収がないと恋愛・結婚に前向きになりにくい傾向がみられる。特に男性の意識や行動に大きく影響している」と指摘する。若い世代で結婚願望が高まらないのは女性だけの課題ではない。
〈記者の目〉
政府は女性活躍推進を訴えて就労を促す一方、少子化対策として出生率の向上を図る。だが、保育所整備すら解決にいたっていない。笛吹けど踊らずというのが現状だ。実際に女性の多くは政府の都合の良い笛の音を不快に思っている。
キャリアアップを図る女性はガラスの天井に阻まれ、専業主婦でいようとすれば働けと追い立てられる。結婚したい女性が減るのは当たり前だろう。当事者の視点がなければ、どんな政策もかけ声倒れとなる。
〈トピック〉
幼少期や青年期の行動や環境は結婚観にどのような影響を与えるのだろうか。国立青少年教育振興機構は今月、「小学生までに家族行事や地域活動などで多様な経験を積んだ人の方が結婚願望が強く、実際に結婚した人も多い」という調査結果を発表した。
自然体験や家事手伝いなど様々な体験を多く積んでいることが結婚願望に結びついていると指摘する。特に友達との交流が多い女性は、少ない女性と比べて「結婚したい」と答えた割合が16.3ポイント高かった。
[日経新聞11月12日朝刊P.31]
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