第二次大戦・太平洋戦役の末期、中国共産党軍・毛沢東があからさまな
“対米シフト”に舵を切ったのは、『マリアナ諸島陥落』を見てからだ。

その後の『レイテ』『沖縄』での戦闘は戦術的余技に過ぎない。
その“第２列島線”の要石たる『グァム』こそが今後のアメリカにとっての
東太平洋戦略においての“最要衝”となるのは必然である。

このアメリカの対アジア戦略と“日本の国防”は、決して表裏一体の物ではない。
そしてそこから導き出される“日本の国家防衛”に必要な戦力の有り様も自ずと知れよう。
“戦争マニア”石破さんには“立て板に水”かも知れんがね！！

毎度毎度、論点の定かにならないカキコミご苦労様です！

で、結局何を言いたいのサ？

せめて　０２　の私のコメントの“地政学的な日本の国防の有り方”を論じてみてくれないか？

私は、自衛隊は『国連直轄軍・日本隊』とそて、その組織そのものを国連に委譲すべきと考え、
『災害救助＝土木工事』に特化した部隊のみをアジア共通のインフラとして置けばいいと考える。
日本の防衛は『無防備の防衛』を旨とすべし！！・・・とね。

アメリカは自らの国益に則ってアジアに戦線を展開すれば良い。
日本は“信頼ある同盟国”としてしれに心から協力すれば良い。
どうだい？

　石破の愚かしくも馬鹿な発言は、明らかに07番氏のおっしゃる通り「増税」「原発事故」「ＴＰＰ推進」の責任転嫁と論点のすり替えに他なりません。こんな見え透いた詭弁に騙されるから、多くの善良な国民は「小沢金権政治家説」を信じてしまうし、この「阿修羅」でも真面目に相手してしまうのですね。

　投稿者「SukiyakiSong」氏もこの石破の下らない街頭演説が、過去からの自民党政権に拠る原発利権簒奪、安全対策を放置して来た管理責任の放棄、増税を民主にそそのかし「小沢裁判」をでっち上げて、困窮を極めている日本国民に更なる重荷を負わせようとしている、政権亡者の狡猾な論法だ、と何故言わないのでしょうか？。故に07番氏の見解には全面的に賛同する者です。

　そして02・04番「日高見」氏、貴殿の見解は大変な誤解ですよ。フィリッピン、台湾、沖縄は極東アジアの大戦略拠点ですがその意味を御存知ありませんか？。
　特に尖閣は、中国の領海・排他経済水域を「大陸棚（水深200ｍ以内）」に留め置く意味で絶対に渡せない、日本とアメリカにとっても最重要戦略領域です。
　何故なら尖閣の東側には「沖縄トラフ」が拡がって居り、そこは最大水深２千ｍの潜水艦にとっては絶好の潜伏場所と、沖縄本島・宮古島間の太平洋進出水路が目の前の場所だからです。

　特に中国の原潜が今後、多数建造されたら我が国や韓国のシーレーン、特に琉球列島弧外側の主要貿易航路は、尖閣の在る無しで危険度が雲泥の差と成るのは自明の理なのです。「戦略」とは戦闘時よりも、平時の経済活動が遥かに重要なのです。
　更に米軍がグアムへ展開し始めたのも、中国の暴走で南シナ海が封鎖されれば必然的に、バシー海峡（台湾・ルソン島間）→マラッカ海峡通過ルートから、ロンボク海峡（ジャワ・バリ島間）→インド洋ルートに変更される事は確実だからです。

　その一端としてオーストラリアのダーウィンへも、アメリカ海兵隊の一部が展開を始めたのですよ。琉球列島弧→ロンボク海峡へのシーレーンを守る為に。
　フィリッピン・台湾・沖縄はその反対側を守る堤防です。この意味を軽視して「戦略的に価値が無い」とお考えになるのは少々どうかと思いますが・・？。

　それと毛沢東が対米へ舵を切ったのは旧ソ連の指示です。マリアナ諸島が陥落してＢ２９が日本本土を空襲し始めたからです。もしも親米の蒋介石が中国全土を掌握したら、中央アジアからソ連のウラル山脈東側・カスピ海の油田地帯が、Ｂ２９の攻撃圏内に入ってしまうのです。

　ソ連に拠る日本の北方領土占領は、その可能性から米国の意識を逸らす為ですよ。「アメリカは中国を取るか、日本を取るか」の意味ですね。当時、何処の国もＢ２を効果的に撃墜出来る手段は有りませんでしたから。
　日高見氏、私の見解は参考になりましたか？。

大変参考になり、理屈が分かる人の存在は心強くあります。

＞
特に尖閣は、中国の領海・排他経済水域を「大陸棚（水深200ｍ以内）」に留め置く意味で絶対に渡せない、日本とアメリカにとっても最重要戦略領域です。

否定はしません。でもそれは“政治的意味”であって、“準軍事的意味”ではありません。
多分、私のコメントの書き方が悪くて誤解を与えたものと思います。

“準軍事的意味”で、水深５０ｍ以下（つまり澄んだ海で目視できる限界以下の水深）
で潜行する潜水艦を『轟沈せずに押し留める』術はありません。
日本の優秀な対潜哨戒機または潜水艦が“マーク”すれば、敵国潜水艦の動静を監視する事はできますが、
行動や攻撃を掣肘する事は出来ません。
『第一列島線』を“準軍事的に封鎖”できるのは不可能です。（海上艦艇なら可能ですが）

そして、潜水艦によるミサイル攻撃と大陸弾道弾攻撃による“立体攻撃”の近代戦では、
敵地（大陸）に近すぎる島嶼は、“真っ先に攻撃を受け破壊される”対象に過ぎません。
それは九州の自衛隊基地も同様です。（真っ先に潰されるのはレーダーサイト）
さらに“テロ（侵入兵による内部からの破壊工作）”もありますから。

よって、本気で“対中戦争”を想定するなら、やはり『第二列島線』が戦略的要衝になる、という見解は変わりません。

＞それと毛沢東が対米へ舵を切ったのは旧ソ連の指示です。マリアナ諸島が陥落してＢ２９が日本本土を空襲し始めたからです。

そうですよ、だから太平洋戦役の趨勢を左右したのは“マリアナ陥落”だと言っているのです。
“毛沢東の判断”という単純化した言い方は語弊が有ったと思いますし、当然ソ連の“指示”も有ったでしょうが、
件の“毛沢東”氏、地政学的な判断基準や太洋海上戦闘にも造詣が深かった、と言われます。意外に。

＞もしも親米の蒋介石が中国全土を掌握したら、中央アジアからソ連のウラル山脈東側・カスピ海の油田地帯が、Ｂ２９の攻撃圏内に入ってしまうのです。

もちろん、そういう“可能性”を含めて、米＝ソは戦後の世界支配構造を睥睨しながら深く“結ばれていた”という事でしょう。
日本が『北＝南』に分裂されなかたのは“幸運”以外の何者でもないと思いますよ。

＞フィリッピン・台湾・沖縄はその反対側を守る堤防です。この意味を軽視して「戦略的に価値が無い」とお考えになるのは少々どうかと思いますが・・？。

“視野の狭い戦術的価値”に拘泥してその外側の“戦略”を狭めるのは如何なものかと思っています。
故に、その為にこその“シベリアの天然ガス”であると、私は繰り返し言っているのです。

言い足りないことはまだ有りますが、取り合えずこのくらい。

『カノープスへの旅人』さんへ

でした。“さん”抜き失礼しました！

蛇足：それにしても“反小沢一郎のコメンター”どもは、こういった話題には決して参加して来ません。
考えた事もないんでしょうね、きっと。

　ただ中国を、「浅い排他的経済水域（大陸棚以内）」に留め置く事は、純粋な「軍事目的」です。浅い海こそ、誰が落したか判らない「機雷戦」に最適だからです。要するに戦略的に最も重要な「制海権」を、中国側に一切与えなく出来る、と言う意味で・・。（もしかして私の表現が日高見氏に誤解を与えたのかな？。それとも当事者が解り難い、機雷戦の事にお気づきでは無かったかな？）

　中国が日米に全面的な対立を謀れば、それは中国共産党政権の崩壊に繋がります。沿岸に撒かれた機雷で経済が封鎖され、完全な鎖国状態へ追い込まれるからです。故に私はむしろそっちの方が、「莫大な中国人口の全世界への拡散」と言う意味で危険だと思っていますが・・。

　まあ、何時までも何かの一つ覚えの様に、下卑た表現で「反小沢」を騒ぐ「既得権益の犬ども」には、私や貴殿の様な国を憂うる意識や智恵など有りませんよ。
　それと、この板は07番氏の見解で終わっています。やはりちゃんと気付く人は、阿修羅には居らっしゃるのですね。

　追伸、そういえば日高見氏、私の書いた「生徒会選挙」の見解に返事を書かれなかったでしょう。ずうっと待っていたんですからね。

失礼しました。再確認します。
また阿修羅という戦場のどこかでお会いしましょう！