http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/181.html
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(回答先: 首相、米大統領と電話協議 TPPに意欲:米大統領相手だとさすがに「自分の考えは変わっていない」だよね(笑) 投稿者 あっしら 日時 2012 年 11 月 18 日 04:53:36)
※「タイ、TPP交渉参加へ」に関する記事の投稿
「タイ、TPP交渉参加へ:外資の製造拠点集積地としてTPPに参加予定のベトナム・マレーシアに対抗:国内調整などで困難も」
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/198.html
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「復活折衝」米が働きかけ 2国間FTA交渉は決裂、医薬の特許問題 足かせに
タイのTPP参加表明は、米国からの強い働き掛けがあったとされる。背景には両国間の歴史的な経緯が横たわる。
1960年代のベトナム戦争時、タイは米軍に基地を提供し、東南アジアにおける「反共の砦(とりで)」と呼ばれた。緊密な関係を背景に、66年には「米タイ友好通商条約」を締結。米企業はタイで「内国民待遇」を受け、外資規制を受けない特権的地位を得た。
例えば国内保護色が強い小売業では、外資は1億バーツ(約2億5千万円)以上の資本金が必要だが、米企業はそうした規定外で進出してきた。
ただ95年の世界貿易機関(WTO)発足時、通商条約での特定国優遇は自由貿易原則に反するとして、10年以内の是正を求められた。期限が迫った2004年、FTAの2国間交渉をスタートさせたのは、「WTO違反」を避けつつ米の既得権を維持するためだった。
しかし交渉は医薬品を巡る特許問題が足かせとなって難航。米製薬業界の圧力を背に特許期間延長を迫る米側に対し、タイ国内で「安価な後発医薬品の製造を妨げ、低所得層を切り捨てることになる」と反発が起きた。対米FTA交渉を主導したタクシン元首相が06年に軍事クーデターで失脚したこともあり、07年7月に交渉を打ち切った。
米国にとりTPP交渉へのタイの招へいは、「復活折衝」によって現在のWTO違反状態を改めると同時に、通商条約で除外された金融や運輸、通信など米企業が強い分野でタイ市場に参入するための戦略的意味もある。
(バンコク=高橋徹)
[日経新聞11月15日朝刊P.7]
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