http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/179.html
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昨年11月のホノルルAPECでTPP交渉に参加したいと表明したあとも、米国などOKが出ないため交渉から排除されたままという状況に、政府や日経新聞を中心とした主要メディアは、日本政府が表明したのは「事前協議に参加する」というのもで、「TPP交渉への参加」表明は、これからであるかのように報じてきた。
経団連も、わかっていながらだろうが、頓珍漢なことに、「早く交渉参加の表明を」突き上げている。
このようなデタラメな説明は、国内向けにはある程度通用するかも知れないが、国際的にはまったく通用しないものと書いてきた。
さすがに米国大統領と話すときにはデタラメを言わないようで、TPP交渉参加について、(昨年11月と)「自分の考えは変わっていない」という“まっとうな”表現を使っている。
さらに言えば、日本がTPP交渉から排除されている理由は、米国(豪州とNZも)が事前協議でOKを出さないことにある。
私はTPP(交渉)への参加には反対だが、野田首相がTPP交渉に早く参加したいと考えていたり、対米関係上否応なくTPPに参加しなければならないのなら、「自分の考えは変わっていない」というノーテンキな話ではなく、交渉参加のOKを早くOKを出してくれるよう頼むのが首相の務めであろう。
既参加国のあいだで進んできた交渉の大詰め段階でようやく参加し、せっかく交渉に参加できたのだからと訳のわからない説明をして、国民のほとんどが内容を知ることのない協定に調印するとしたら、使いたくない言葉だけど、売国奴である。
追記:オバマ大統領からの電話も、世界での重要な同盟関係と豪語しながら、20番目よりも遅く、14日朝までは電話がかかってこないことを嘆いていたようだから、外務省が手を回した可能性もある。
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首相、米大統領と電話協議 TPPに意欲
野田佳彦首相は14日夜、オバマ米大統領と電話で約10分間協議した。首相は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加について「自分の考えは変わっていない」と意欲を表明。大統領は「日本のTPPへの引き続いての関心を歓迎している」と語った。
電話は再選を祝うメッセージを送った首相に謝意を示すため大統領からかけた。両首脳は20日にカンボジアで開く東アジア首脳会議(EAS)に出席する予定で「(EASの場で)お会いしましょう」と言葉を交わした。日米両政府はEASの場での首脳会談を開く方向で調整している。
[日経新聞11月15日朝刊P.4]
※ 関連投稿
「TPP交渉参加、日米首脳会談で伝達へ…首相:昨年11月に続き二度も「交渉参加」表明!?安倍氏は保守派なのか?」
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「TPP交渉置き去りの危険[日経新聞社説]:野田内閣への非難は筋違い:日本の交渉参加が店晒しになっているのは米国のせい」
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