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アメリカ抜きの日本外交はありうるか?(内田樹の研究室)
http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/278.html
投稿者 五月晴郎 日時 2012 年 9 月 03 日 03:48:08: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://blog.tatsuru.com/2012/09/02_1232.php

沖縄タイムズから「日本外交は対米従属から抜け出せるか?」というお題を頂いた。
許された字数が1200字なので、とても書ききれない。
問いに対する答えはもちろん「No」である。
そもそも日本外交が「対米従属である」と思っており、それを「何とかしなければいけない」と思っている人は日本の外交政策の決定過程には存在しない。
存在しないのだから、「アメリカ抜きの日本外交」が構想されるはずがないし、実施されるはずもない。
構造的に「そのことについて考える」ことが禁じられているのである。
一国の外交戦略について、これほどの抑圧がかかっているのは歴史的に見ても例外的な事例であろう。
独仏は普仏戦争から70年間に3回戦争をして、延べ数百万人の同胞を犠牲にした。独仏国境に「満目これ荒涼惨として生物を見ない」惨状を見た両国民が「もう戦争をしない」ために手作りした同盟関係がEUである。
誰に強制されたわけでもない。両国民がその主体的意思に基づいて「もう戦争をしないために手作りした」関係である。
ということは、絶えず「次の戦争」を回避するための手立てを尽くしているということである。
それが日米関係との決定的な違いである。
日米同盟は「もう戦争をしない」ために日米両国が手作りしたものではない。
アメリカが日本に「もうアメリカを相手に戦争をさせない」ために与えたものである。
それ以外の選択肢が許されなかったために、日本は戦後一貫して日米同盟基軸の外交を展開している。
だが、これは日本国民の主体的決意によるものではない。
現在67歳以下のすべての日本国民は、自分たちが安全保障についても、国防構想についても、「アメリカの許諾抜きで」政策を起案できるという可能性は「ない」ということが常識とされる環境に、生まれてからずっと暮している。
属領に生まれた属領の子たちである。
それが「自然」だと思っている。
それ以外の「国のかたち」がありうるということを想像したことがない。
というか想像することを制度的に禁じられている。
日米同盟基軸という外交戦略が選択肢として適切であるかどうかという「合理性」問題と、それ以外の外交的選択肢を構想するために知性を行使する自由があるかどうかという「権利」問題は、別の次元に属している。
日米同盟基軸という外交戦略は、日本の国益を勘案した場合、きわめて合理性の高い選択肢である。
けれども、「それがきわめて合理性の高い選択肢である」ということと、それ以外の選択肢を吟味することが制度的に「禁じられている」ということは論理的には繋がらない。
私が会った限りの政治家や外交専門家で、「アメリカ抜きの安全保障」についてなぜ想像力の行使を惜しむのかという問いに対して、「合理性」次元以外での反論を立てた人はいない。
ひとりもいなかった。
権利についての問題を私が問うているのに対して、全員が「合理性」レベルで回答して、そもそも私のような問題の立て方が「ありえない」と斬って捨てた。
繰り返し言うが、私は日米同盟基軸が「きわめて合理性の高い外交的選択肢」であることを認めている。
けれども、二国間関係は定常的なものではありえない。
歴史的状況は変化する。
80年代までは「東西冷戦構造」の枠内で日米同盟の合理性は基礎づけられていた。
90年代は「経済のグローバル化・ボーダーレス化」の枠内で基礎づけられていた。
00年代は「対テロリズム」の枠内で基礎づけられていた。
10年代は「中国の拡張主義抑制論」の枠内で、日米同盟関係の合理性は基礎づけられている。
さいわい(と言ってよいだろう)、この60年間はどのようにスキームが変化しても、そのつど日米同盟関係は「合理的なもののように見えた」。
けれども、それはスコラ派があらゆる自然現象を「神の摂理」で説明できたことに似ている。
私はこんな想像をする。
もし、1945年の戦況が今と違っていて、ソ連が日本を占領していて、その強い影響下に戦後日本の統治システムが構築されていたら、日本はどうなっていただろう。
おそらく戦後ずっと、日本の政治家も官僚も学者たちも、もちろんメディアも「日ソ同盟基軸」が唯一の合理的な安全保障体制であり、国防構想であると言い立てていただろう。
そういうものである。
「支配者」が要求する生き方を「合理的である」と思い込める人間は、「支配者」が代っても全く同じリアクションをする。
そういう人間だけが「出世」できる。
そういうものである。
それはかつての中国の官僚群が、新しい征服者が到来する度に、王城の門の前に一列に並んで、「ようこそおいでくださいました。私どもにどうぞご命令を」と一礼したのと同じことである。
同じことはどこでも起きる。
1939年にフランス第三共和政が瓦解したあと、その官僚群はそのまま「居抜き」でヴィシー政権の官僚群を形成した。1944年にヴィシー政権が瓦解したあと、その官僚群はそのまま第四共和政の中枢に移行した。
そういうものである。
私はそれが「悪い」と言っているわけではない。
そういうものだ、と言っているだけである。
だから、「そういうものだ」ということを「勘定に入れて」治国平天下のことは論じなければならないと申し上げているのである。
今の日本の政治家や官僚や学者やメディアのうちで、「1945年段階で、日米同盟関係以外の外交的立場(ソ連の属領)に日本は位置づけられる可能性があった」というSF的想像に知的資源を投じる人はほとんどいない。
「ほとんど」というのは遠慮しすぎかもしれない。
ゼロである。
だが、「そのような可能性もあった」ということを想像し、その場合に日本はどうなったかについて想像することができる人間にしか、「アメリカ抜き」の日本外交は構想できない。
歴史は事後的に回想すると、「それ以外にありえない一本道」をたどっているように見える。
けれども、未来に向かうときには「どれが正しいかわからない」複数の選択肢の前に立ち尽くしている。
そのときに適切な選択ができるためには、「なぜ、『あること』が起きて、それとは違うことが起きなかったのか?」「『起きてもよかったのに、起きなかったこと』と『実際に起きたこと』の間にはどのような違いがあったのか?」というかたちで不断に想像力と知性のトレーニングをしておく必要がある。
いつか日米同盟基軸が「あまり適切な選択肢でない」時点に私たちは遭遇する。
それは避けがたい。
その日が決して来ないことを切望する人たちの気持ちは理解できる。
だが、高い確率で、「起きない方がいいこと」は起きる。
「起きない方がいい」と必死に願うということ自体、「起きる可能性の切迫」を無意識が感知しているからである。
そのときには、生き延びるために「それとは違う選択」をしなければならない。
いつその日が来るのか。
どういう条件が整えば、そう判断できるのか。
そのときに私たちが取り得るオルタナティブにはどのようなものがありうるのか。
それが必要になった時点で「ただちに実現可能な代替選択肢」であるためには今からどのような「備え」をしておく必要があるのか。
そのことを今から考えなければいけない。
だが、「アメリカ抜きの日本外交」について知的資源を投じる用意のある人間は、現代日本にはほとんど存在しない。
そんなところに資源を投じても、誰も評価しないし、誰からも感謝されないし、収入もポストも知的威信ももたらされないからである。
そんな無駄なことは誰もしない。
私が「アメリカ抜きの日本外交」がありえないと答えた理由は以上である。
それは「日本には外交がない」ということとほとんど同義であるが、そのような国がこの先激動する歴史的状況を生き抜けるのかどうか私にはわからない。
日本の長期低落傾向を「元気がないからだ」というような締まりのない言葉でまとめて、「東京オリンピックを誘致すれば元気になる」とか「道州制にすれば元気になる」というような「一攫千金」話している限り、国運の回復機会は決して到来しないだろうということしか私にはわからない。  

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コメント
 
01. 2012年9月03日 04:03:03 : 6FGnz0PDyg
「戦後史の正体」孫崎 享著 の一読をおすすめします。
アメリカが諸悪の根源かもしれません。

02. 2012年9月03日 04:57:26 : P8Qxk8Jbog
吉田の米軍依存戦後体制から脱却めざし、在日米軍の縮小と日本の防衛費拡大で通常兵力の強化が現実的な自主独立路線。自主防衛強化後に日米地位協定停止は可能である。
米軍はフィリピン上院が米比基地協定を一方的に破棄した前例にならって、日本国民日本人が反米世論を沸騰させ国会が日米地位協定を破棄批准停止することを最も恐れている。
やるべき事をすれば米国抜きの外交は出来る。どの国との同盟でも、同盟とは戦争を前提としており、日米同盟は破棄すべき。

03. 2012年9月03日 08:24:05 : 5ndddoPnaw
ったくこの五月とかいうインテリのジェスチャーが好きなバカにはあきれる。
内田なんか出してインテリつらしたいのなら雑談板へいけ、このバカ。
嗤われているともしらないで。

[削除理由]:阿修羅にはふさわしくない言い回し、言葉の使い方の投稿
04. 2012年9月03日 09:19:14 : 2b8w5T0V26
「生活」の小沢代表が、対米従属主義や官僚利権の温存に反対し、市場原理主義ではなく、
国民の生活を第一とするのは、日本国の将来を思えば当然です。

日本国の将来ではなく、自らの利権しか考えられない人々は、
小沢代表のような人々を激しく排斥するのでしょう。



05. 2012年9月03日 09:37:52 : YbYX3W9Fww
対米従属関係を除除に脱していくべき、そのためには先ず、国民の生活第一の小沢一郎氏に政権を取ってもらい、米国とまともな交渉ができるようにする。
日米同盟の深化により米国の中東での大義のない侵略戦争に日本が巻き込まれないように。出来る優れた政治家の出現を祈る。

06. 2012年9月03日 11:24:27 : RxJtylE7p6
今回も有意義な投稿にも関わらず、憂鬱にもさせますなあ。
沖縄だから、こののような論調が、だせるのか。
本土新聞から,でてこないのが、病の重さを感じます。

07. 2012年9月03日 11:46:51 : UCzaVORLa2
英とも同盟を結び、対米カードとする。
F15等の日本仕様を本国仕様へとアップグレードする。
本国仕様であれば、未だ一級の戦闘能力を有す。

08. 2012年9月03日 12:44:24 : fN7slOvcHM
日本は米国の支配の及ばない化外の地ではないということか。

米国との対等な同盟とは、米国が侵略された戦争ではなく、米軍の侵略戦争に日本が軍事的対等な支援を行うということである。

テロリストのレッテルを貼られグアンタナモに収監され、拷問をうける民間人。
日本も同じ事をするのだろうか?

もっとも、日本では左翼にカルトと公安と自衛隊情報保全隊が張り付いていますが、特高拷問隊も復活するのだろうか。

http://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/terror/prison.html

秋葉原事件のあった日本の未来もこうなるのかな?
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2898493/9447662

米軍基地周辺の米軍による犯罪行為にも無関心な人が多いのは、自分たちの問題としてではなく、どこかの遠い国の出来事としか見ていないんだね。

助けを求める国民(自分の資産を海外の口座に移すなどして、自分が利益を得た国で応分の義務を果たさない人は含まれない)の声は無視され続ける。これは原発問題でも同じだ。

これは領土問題よりも深刻だ。

従米政治屋とカルトのもたらした日本破壊“大作”戦に有権者は騙され続けた20年でしたね。

さて、これからの日本の未来はどうなるのか。
阿修羅板では人気の国生一朗だが、

小沢氏は日米安保をどうするつもりだろう。
@破棄するA対等な同盟B現状維持

@であれば日本共産党と同じ。
Aであれば改悪
Bであれば従米政治屋カルトと同じ。
C一切ふれずに誤魔化し続ける。

国生一郎に期待しているからこそ、誤魔化さないでいただきたいものだ。

自衛官も犠牲者だ。
事故にあった隊員の治療より、日米同盟を第一として放置した自衛隊と従米政府

http://mainichi.jp/select/news/20120827k0000e040161000c.html

元空自隊員:米軍車にはねられ障害 賠償求め提訴へ

毎日新聞 2012年08月27日 12時02分(最終更新 08月27日 16時15分)


イラク戦争に派遣され、クウェートで米軍車両にはねられて重傷を負った元航空自衛官の池田頼将(よりまさ)さん(40)=新潟市中央区関屋=が「自衛隊が事故隠しのような態度を取り、適切な治療を受けられなかった」として、国に損害賠償を求める訴訟を9月下旬に名古屋地裁に起こすことが27日、代理人弁護士への取材で分かった。

代理人弁護士によると、池田さんは3等空曹だった06年4月、空自小牧基地(愛知県小牧市)から通信士としてクウェートの米空軍基地に派遣された。同年7月の米軍主催の親善長距離走大会で先頭を走っていて、民間軍事会社の米国人女性が運転する米軍の大型バスにはねられて意識を失い、気付いたら空自の自室ベッドに寝ていたという。

池田さんは現地で適切な治療を受けられず、事故から約2カ月後に帰国した後は口がほとんど開かなくなった。今は流動食しか食べられず、身体障害者4級に認定されている。池田さんは11年、依願退職した。

代理人は「早期に帰国するなどして治療していればここまでひどくならなかったと思う。池田さんが指摘するまで自衛隊は公務災害補償の手続きをしなかった」と話している。


09. 2012年9月03日 17:32:57 : YxpFguEt7k
内田樹氏
「孫崎享『戦後史の正体』読了。360頁一気読みしてしまいました。文書に依拠する元外交官の日米同盟史の「読み替え」の試みです。日本のエスタブリッシュメントが日米問題になると思考停止に陥る構造的な知性不調について、同じ怒りと悲しみを覚えている方がいると知ってほっとしました。」
https://twitter.com/levinassien/status/242536429132066816

怒りと悲しみ。しかし諦めない、腐らない。ひねくれない。
重要です。


10. 2012年9月03日 17:55:59 : cVjoQ8NvRs
中長期で考えれば、アメリカ経済は持たない。

未だに敵を求め続け軍事費に莫大な費用を投じる。国民の生活より軍事予算が大事。毎年1兆ドル(=80兆円)の経常赤字が累積中。日本と異なり外国からの資金流入に依存している。これは長くは続かない。

いかなアメリカとてこの経済構造は持たない。先進国で最も貧困層が膨大なのがアメリカ社会。アメリカ主導の世界は遅かれ早かれ確実に終わる。軍事費偏重が命取りになるのは旧ソ連と同じ。

ロムニーの話であれティーパーティの主張であれ自己責任や小さな政府の主張ばかりではこれが改善される見込みはないようだ。オバマも産軍複合体、巨大多国籍企業には何もできない。


11. 2012年9月03日 18:21:20 : oiRWeVuCsA
ヤンキーは、遠からずキャンサーと同義になるだろ(地球にとって)。
従属政権は、恰好のブドウ糖。道理で、連続ブタ総理、ハエ・ダニ与党。
「ムスリムのサダム、アルカイダより、武力を行使しない列島の自立と共生、恐るべし」
とでも怯えているに違いない。
アジアの動乱は、思い上がった帝国の命取り

12. 2012年9月03日 21:11:18 : isiEx6ML4g
内田氏は、アメリカ抜きの日本外交があり得ないのは、日本のエスタブリッシュメントの思考停止の故であると言っているのであろう。

小沢氏も言っていたが、結局これは日本の問題なのだ。戦うよりも尻尾を振って益を取る。
井上ひさしの「東京ローズ」(、英語を公用語としようとするGHQの圧力に、日本語を守ろうと戦う日本人を対比させたユーモラスな小説)で、マッカーサーへの一般市民からの手紙の内容の統計(?)だかが載っていた。それによると、マッカーサー礼賛が大半で、ああしてくれ、こうしてくれのお願いや、果ては結婚してくれというプロポーズの手紙まであったという。

我々は強い物には巻かれろという格言まで持っている。仕方がないと受け流し、卑屈に見せてちゃっかり実を取る。しかし、もうその手は使えない時代に遭遇しているのではないか。


13. 五月晴郎 2012年9月03日 22:15:15 : ulZUCBWYQe7Lk : oEbIJaTyyA
>もうその手は使えない時代に遭遇しているのではないか。

同感です。

支配というのは文武でされるわけですが、武によって支配した側のイデオロギーを被支配側が内面化したときに支配は完成します。

日本は西洋や東洋の他国と比べ識字率が高かったので、支配層のイデオロギーを被支配層が内面化したエートスとしている傾向が強い国民的特性を歴史的に持っています。イデオロギーを建前にお上をたて村においてはしっかりと実を取るといった国民性です。
他国においては支配層の官僚等に顕著な特徴を国民全般が持っていると言えるのかも知れません。
菊と刀に捕虜になったら敵軍に忠誠をもって協力する日本の軍人の姿を日本人の特徴として描かれていたのを覚えています。
負けたら何されてもしょうがない、勝った側の意図を汲んで従順にしたがうのが当たり前という考えがあり、こうした面が強いのは日本人の特性で、歴史的に性格の違う隣国と従軍慰安婦等の問題で摩擦が起きるのはそもそもプリミティブな意識が違う点も遠因になっているのかも知れません。

圧倒的な武力で鎮圧され内乱や私闘、山賊、海賊等々を鎮圧下に禁止された治安の良い状態を平和というのかも知れません。
刀狩り以来の知っての道で上様アメリカにうまく事(つか)えて来たけど、上様の権勢もだいぶ揺らいできたという時代です。

アメリカの衰退を待つしかないと思います。ただ衰退していっても日本とは比較にならない国力を持ち続けることは間違いないので慎重にしなければということです。

国力が衰退してきたのでアメリカからの収奪(年貢?笑)はきつくなるだろうし、足軽として戦争に徴用しようとする動きも強くなるでしょう。

こうした動きと同等以上に心配なのは支配層により顕著な上に述べたような日本の国民性の弱い(強いと裏表ですが)部分をアメリカに呆れられ見切りをつけられることです。
見切りをつけてほっといてくれるならいいのですが、そうなったらアメリカは上記の動きを加速するでしょうしアメリカ以外の他国との関係も今までがアメリカ一辺倒でやってきただけ厳しいものになるはずです。


14. 2012年9月05日 00:08:00 : 5ZvmVUcoHA
「アメリカ抜きの日本外交」の意味は
@アメリカという国が存在しない場合
Aアメリカという国が存在するのに無視する

のどちらを指すのかはっきりしない。


15. 五月晴郎 2012年9月05日 19:20:27 : ulZUCBWYQe7Lk : oEbIJaTyyA
>>14

どちらでもない全く別な文脈。
小学校からのやり直しは無理な話だから、これ以上は言わないけど。


16. 2012年9月07日 22:43:26 : aTnrkft6SU
13
菊と刀は私も読みました。
日本に来た事もない
米国の女性学者が各種資料を分析して
的確に日本を見抜いていて驚きました。
日本も敵国の物を排除するのではなく
どんどん取り入れて分析すれば
もっと別な行動になったと思うわけです。
この点で明治のリーダーは実に賢明であったと思うわけです。

捕虜の問題については
連合軍のように
捕虜になったときの心構えを
全く教育していなかった事に問題があるようです。

日清日露の戦いでは非常に
逃亡兵や投降兵が多くて作戦不能になる事態が続出し
それで後年になって戦陣訓なるものが作られたそうです。

アメリカ抜きも良いのですが
アメリカはまだまだ世界に影響力を行使し続けるでしょう。
現実無視の楽観的な観測で米国を侮れば更なる不幸を招来するでしょう。
勿論是正すべきは是正する努力はするべきです。
米国の国力も軍備も欧州大陸を合わせた以上の規模を
現在でも維持しているのに
急に日本が態度を変えれば結果は明らかではないですか?。
それを覚悟で試してみますか?。
どうしても従属っぽいのは嫌だ
と言うのであれば
日本が戦前のような姿に戻るしかないではないですか。
あとは本当に情けない国民に成り下り
あんな国と関わるのは時間の無駄だ
と思われるのも良いかもしれない。




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