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「尖閣・竹島」の目まぐるしい報道の陰で、下段記事のように「日米軍事演習」が開始された。。。
真実は何処にあるのか・・・
・・・ ・・・
私は、小学6年生の時にポータブルステレオを親に買って貰い、その時のおまけに付いてきたLPに嵌まった。。。井上陽水のLPだった。
彼の楽曲に「傘が無い」という曲がある。
♪テレビでは… 我国の 将来の 問題を…
♪誰かが… 深刻な 顔をして 喋ってる。。。
♪だけども… 問題は 今日の雨 傘が無い…
子どもだったが、テレビのコメンテーターの言を真に受けない感性が養われた(笑)。
虚心坦懐に事案に向き合うことが大切だ。。。
。。。 。。。
世の中には様々な報道が溢れている。政治・社会・事件・事故・・・
日々、目の前を慌ただしく「物事」が通り過ぎる。
ここ数日、新聞の見出しは「尖閣・竹島」で彩られ、テレビでは多くのコメンテーターが目を三角に吊り上げて語るが、喋れども喋れども、聴けども聴けども「事案解決」の妙策は出てこない。
訝しく思っていると、真打登場だ。
あのアーミテージが、四角い体に丸い顔を載せたシルエットで画面を「占領」し、悦に入ったように、『日米同盟の深化が必要だ。』とお決まりの文句を言う。。。『日米同盟は血の契約だ。』と言う時の彼の眼は、洗脳された者が他者の洗脳を試みる異常な光を放つ。。。
まるで、
『領土問題は、一般庶民・国民が対処出来る問題ではない。軍人に任せていれば良いんだ。その為にはオスプレイが必要だ。』
と言わんばかりである。
アーミテージは、沖縄・横須賀・横田・厚木、更には、韓国の軍事港湾とその周辺都市、黄海〜日本海域までをも、自分のプライベートな庭だと思っているだろう。
「難しい問題だ。」
「軍隊の出動が必要だ。」
「国民には対処できない。」
テレビで、新聞の活字を使って、洗脳工作が繰り返される。
益々… いっそう… 国民の政治離れが加速する。
。。。 。。。
注意しなければならない事は・・・
「終戦」という節目を巡って各国で国粋主義行動が台頭しているだけという認識だ。。。世界中で第2次世界大戦が終わった67回目の夏を迎えた。そこで派手に目立ちたい輩がぞろぞろ出てきている。それだけということだ。
極東アジアにおいては日本は敗戦国であり、中露朝鮮韓国は戦勝国だ。謂わば、「北方領土・竹島・尖閣諸島」は戦勝国側から敗戦国日本に対する「季節のメッセージ」である。冷戦崩壊後、ちょっとやそっとでは戦争は起きない事を各国は理解した。だから大胆な行動に出るようになった。。。単にそれだけと受け流すことが、国民には最善手であろう。
しかし、事案の背景には想いを馳せるべきだ。
先月の「メドベージェフ北方領土上陸」問題とは別格の扱いで「イ・ミョンバク竹島上陸」「中国市民団体の尖閣上陸」問題を、各報道機関が騒ぎ立てている事である。
その背景とは…
「尖閣・竹島への上陸」は予期せぬことのように報じられているが、竹島を訪問した韓国大統領は、軍事的には38度線を防衛する国連(実質アメリカ)軍の指揮下にあり、周辺領海線域における行動は警備上全て米軍が把握している。また、中国・上海の活動家は、長期的計画を練っていた東京都議らの尖閣上陸情報に対抗して機先を制したものだ。
「情報が漏れたのか、リークされたのか」、また、「突発的事案なのか、計画が練られていたのか」では話が全く違って来る。。。結論から言えば、情報はリークされ、計画は周到に練られていたと考える以外ない。
つまり、今般の「尖閣・竹島」問題のクローズアップは、「終戦」の節目において極東アジア各国の軍事戦略カレンダーの中に織り込まれた計画的なものであり、「尖閣・竹島報道」の陰で、次のように「日米軍事演習」が開始された。。。勿論、周到に準備された「海上軍事パレード&サーカス」である。
この一連の台本をキッチリと整えたのは誰なのか?
一連の事案・報道で一体誰が得をするのか?
結果として、何がどうなるのか?
それが問題だ。。。
結局は、『竹島・尖閣などの領土を護らなければならない。』という国粋主義的世論が強調され、オスプレイ配備がなし崩し的に正当化されて実用に向かい、現実には存在しない「日米同盟」という魔物が肥え太るだけでは無いのか・・・
思い起こせば、北朝鮮によるヨンピョン島砲撃では、直後に予定されていた沖縄知事選挙が影響を受け、その頃「日米韓合同(黄海)大演習」が既に計画されていた。。。やがて韓国の軍事費が撥ね上がったのだが、実質はアメリカ軍の一部として組みこまれている。
中国の軍事家からすれば更なる軍事費獲得の理由になり、中国国内における軍部の格付けが上がる。。。日本では中国脅威論に拍車が掛かり・・・
領土・領海を侵す大規模な行為の後には、合同軍事演習、軍事力増強、政治の右傾化・・・ お決まりのパターンが繰り返されているだけである。
♪テレビでは… 我国の 将来の 問題を…
… だけども 問題は
真実が無い…
【軍事戦略とオスプレイ】
【蝉と国粋主義者は夏騒ぐ/オスプレイ配備戦略】
===== 以下、転載記事 ======
【陸自と米海兵隊の共同訓練、大分の演習場で開始】
(2012年8月19日21時53分 読売新聞)
陸上自衛隊と在沖縄米海兵隊による日米共同訓練が19日、大分県の日出生(ひじゅう)台(だい)演習場(由布市、玖珠町、九重町)で始まった。
同演習場での共同訓練は2002年以来10年ぶり。
訓練には、大分・別府駐屯地の陸自西部方面隊第41普通科連隊に所属する約300人と、米海兵隊第3海兵師団戦闘攻撃大隊(沖縄県名護市、キャンプ・シュワブ)の約300人が参加。重機関銃や155ミリりゅう弾砲を使った実弾射撃訓練のほか、日米両部隊の相互連携などの総合訓練が30日まで行われる。
【日米共同訓練開始式で訓練の意義を強調】
2012年08月20日(朝日新聞・伊藤稔)
日米共同訓練の開始式が19日午後、日出生台(ひ・じ・う・だい)演習場であった。陸上自衛隊と米海兵隊は30日まで、戦車やヘリコプター、実弾射撃などを交えながら訓練を続ける。
参加するのは、別府駐屯地の第41普通科連隊の1個中隊など約300人とキャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)の第3海兵師団戦闘攻撃大隊の1個中隊など約300人。20〜24日の「機能別訓練」はヘリコプターや戦車などを用いる。20〜23日に「指揮機関訓練」、27〜29日には「総合訓練」がある。期間中には、米海兵隊員が陸上自衛隊員の自宅や県内の史跡を訪れる外出も予定されている。
陸自第4師団は、今回の訓練の目的を「共同して作戦を実施する場合の連携を訓練し、相互運用性の向上を図る」と説明している。この日の開始式では、指揮にあたる日米の統裁官が壇上に上がり、訓練の方針などを語った。
陸自の岡本良貴統裁官(1等陸佐)は「訓練は日米同盟にとっても極めて有意義で重要だ。経験豊富なみなさんから様々なことを学びたい」と語り、米軍のテリー・パーステンボー統裁官(中佐)は「共同訓練は長い歴史を持ち、相互に学び合い、部隊の即応態勢維持のために全てが重要だ」と述べた。
中国の軍事力を背景に防衛態勢強化が打ち出されている南西諸島との関係について、岡本統裁官は取材に「何かを念頭に置いた訓練ではない」と否定。スケジュールが一部しか公開されず、観光への影響や騒音といった懸念が地元から出ていることについてパーステンボー統裁官は「立場上答えられない」と述べるにとどめた。
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