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<中原爆弾証言・その2>
中原義正の勇気ある爆弾証言について、筆者は一つミスした。72年総裁選のさいの、中曽根の田中支援の見返り金は7億円。既に訂正した。あとは「問題ない」との本人から返事をもらった。この7億円騒動は中川秀直の岳父・中川俊思代議士が、週刊新潮に暴露したものだとネットで確認できた。思い出した。中原は、昨夜の電話でまた、新たな政治分析と秘話を打ち明けてくれた。中原爆弾その2である。
<石原新党は幻>
最初に彼の幻の石原新党論を紹介してみようか。以前、筆者が政界の裏事情に通じている御仁の分析とほぼ同じだ。
随分前から石原新党論が独り歩きしている。事実ならとっくに誕生していなければならない。実際はその逆だ。新党論を武器にして、中国との対立・対決を煽っているだけである。軍需産業の手先なのか?
日中関係をボロボロにしているのだ。中国で働く日本人労働者の精神をぶち壊していることなのだ。のみならず、中国に進出している日本企業活動を抑制させている。いうところの国益を損失させているのだ。
中国を叩くことでしか自己を売り込めない、実に浅はかな3文作家でしかない。これを愚かな右派メディアが持ち上げるものだから、本人は舞いあがっているだけなのだ。
さて、本論に戻ると、石原は本当に新党を立ち上げるであろうか。NOである。「石原は単なる狼少年。身銭を切る考えなど無い」「自分の金を出す気は全くない。他人のフンドシで相撲を取ろうとしているだけだ」という分析が正しい。金に汚い石原が、蓄えた私財を投げ出すようなことはない、と中原はいうのだ。筆者もそう思う。
<麻雀好きの石原側近>
石原と仲の良い政治家に「立ち上がれ日本」の平沼赳夫がいる。彼の得意とする技は、なんと麻雀だという。むろん、彼らは賭けマージャンだ。捜査対象になりかねないという。
麻雀で命を落とした政治家もいた。中原はその筆頭を「塚原俊平」と断じた。国民の代表ではなかったのだ。麻雀に明け暮れるようでは、政治を官僚任せにするしかないだろう。
<山村新次郎に殴り倒されたハマコー>
石原の盟友に浜田幸一がいた。彼が広域暴力団・稲川会の構成員という事実を、筆者は渡辺一太郎元千葉県警本部長や秦野章元警視総監らから聞いている。
彼の素性に震え上がった自民党議員は多かったが、中原は「大声を出すだけ。強くはなかった」と断言する。
筆者は東京タイムズ政治部記者時代に、彼を批判した記事を沢山書いた。他紙記者の分まで書きまくった。そのせいか、南房総地域新聞の房総日日新聞と東京タイムズ通信部記者を兼務していた吉田政司先輩から、随分と誉められた。先輩は息子らを千葉県警に送り込んで、暴力団退治などに当たらせている。
そんなことも関係したのかもしれない。ハマコーのライバル・森美秀代議士の後援会から引っ張りだこになった。ハマコー批判に支持者は大喜びだった。懐かしい思い出の一つである。
ところで、中原のハマコー論はというと、主役は山村新次郎代議士である。ハマコーというと、マッチポンプで有名だった。自民党総務会で大声を張り上げる手口だ。
「中曽根が総務会長で、オヤジ中野四郎が筆頭副会長だった。ハマコーが中曽根をつるしあげると言う場面があった。彼の無礼な発言に中野が怒った。オヤジは中野正剛・三浦義一らと右翼運動をしてきた人物。事情を知った中野の子分らが“ハマコーをさらってやる”と息巻いた」「そんなとき銀座のキャバレーの便所で、私はヤマシンと出くわした。彼が“ハマコーとケンカして俺が叩きのめした。オヤジに言っておけ”と伝言するように言われた。後で、ヤマシンが学生時代、ボクシングの選手であることが分かった」
筆者も男ヤマシンのことを記憶している。彼のハマコー批判は本物だった。余談だが、NHKから政界入りした大石千八もハマコーの天敵で有名だった。NHK出身の政治家では、彼が右翼に屈しない唯一まともなリベラル派だった。
<「検察の鬼」が池正にわび状?>
日通事件というと、1968年に発覚した汚職事件である。福田赳夫側近のイケショウこと池田正之輔が起訴・有罪になった。この時の検察の主役が河井信太郎だった。「検察の鬼」として勇名をはせていた人物だ。
捜査の急先鋒の河井と検事総長の井本台吉が、内部で激突していた。井本は福田の親友という関係もあった。在宅起訴でお茶を濁すのだが、中原は池田から直接、河井のわび状を見せられた、というのである。
なんとも不可解なのだが、裏でそごう社長の水島廣雄が河井と池田の仲介役で動いた、その時に作成されたわび状ということらしい。政界と検察の闇取引を指している。犯罪事件も金次第なのか。
正義の検察は表向きのことなのかもしれない。
<麻薬に手を出した保守政界の大物>
中原が秘書として仕えた中野から聞いた秘話の一つが、戦後間もない麻薬関連の事件である。「一番驚いた話」という。中野が菅原通済らと麻薬事件を追いかける中で発覚したと言うのだが、それは大野伴睦と河野一郎、それに暴力団親玉の稲川角二の3人の熱海での密会録音秘事だ。
録音の核心は政界の要人から「今は捜査が厳しいので、辛抱しろ」というものだった。この録音テープを麻薬捜査官が入手した、というのである。今では確認のしようがないが、ありえない話ではない。
自民党の源流である鳩山自由党の、戦後初の選挙資金には、児玉誉士夫が上海から略奪してきた物資を現金化したものだ。筆者は松野頼三から「間違いない」との言質を取っている。松野の実父・鶴平は鳩山側近だった。父親から聞いていたのだろう。
それにしても、暴力団と政治家が連携して麻薬の密売をしていた、という中野証言に、秘書の中原も動転してしまったらしい。資金調達には麻薬の密売が手っ取り早い。それが戦前から戦後も、というのだろうか。そういえば、アフガニスタンでは、それが現在進行形であるようなのだ。
「政治権力と腐敗」を退治する方法はないものか。しかし、諦めてはならない。マスコミの腐敗が、こうした悪質犯罪に蓋をしてきた理由なのだから。健全なジャーナリズムが民主主義を正常に機能させる良薬なのだ。
2012年7月16日8時55分記
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