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どうなる野田・谷垣の不倫同棲 世界市場は堪らず小沢応援歌を歌いだした
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2012年05月31日 世相を斬る あいば達也
突然、小沢一郎が30日夜NHKの「ニュースウォッチ9」に生出演した。野田首相の生出演より長時間に及ぶ大政翼賛キャスター大越のお座なりな質問に、淀みなく答えていた。あの質問項目は、NHK解説委員と政治部、大越らが知恵を絞った結果のインタビューだったようだが、それ程悪意な質問も出来ず、あたり障りのない範囲にとどまった。本気で聞くなら「野田首相と折り合いがつく、消費増税のプロセスは具体的にどのようなものか?」レベルの質問をして欲しかった。政局的質問をぶつけるなら「橋下らの地域政党との関わりはどうするのか?」こういう突っ込んだ質問が聞きたかったが、35分間を無駄に過ごした気分。
野田は「1時間半、かなり率直な天下国家の議論ができた。もう1回、反芻しながら考えたい」と語り、小沢は「私は一党員なので、呼び出されればどこへでも行かなくてはいけないと思っている」と答えている。つまり、ボールは野田佳彦の手にあると云うことだ。野田の“反芻”とは、勝栄二郎や仙谷・岡田らと相談すると云う事で、自らの胃袋で反芻すると云う自発的話ではないことは、誰にでも判る。輿石幹事長は対岸の火事のような発言に終始、立ち位置を決め兼ねている様子が覗えた。
おそらく、野田陣営の頼りどころは、谷垣自民党に掛かっているのだろう。顔つきは、児玉誉士夫並の迫力だが、寝技の師匠が野中広務では、本来の政界フィクサーの地位に至ることはないだろう。それでも、松下政経塾出身者に比べればマシと云う程度で、推して知るべしだ。肝心の谷垣自民党が一枚岩どころか、岩が何枚あるかも確定できていない凋落野党。頼り処を信じて、突っ走れるほど確たる絵図を描けるわけでもない。
野田は、“小沢切り”で一点突破を試みる方向性を事実上打ち出している。少なくとも6月一杯までには、「消費増税法案」の衆議院採決に前のめりだ。大飯原発再稼働への、根拠なき安全確保は明確であるにも関わらず、野田首相が政治決断で「再稼働をお願いする」と申し入れるばかりになっている。今週中には確実に、その方向に向かう。公務員制度改革関連法案、特例公債法案、原子力規制庁関連、違憲状態定数是正等々関連法案も、泥縄式で片づける準備は整っている。おそらく、野田らの腹も“小沢切り、自民蜜月”と決めているだろう。谷垣も伸晃も「野田首相がハッキリさせれば良いことだ」なんちゃって言っているが、野田にしても、小沢との決別を明確にして、自民党との手打ちシャンシャンと云う段になって、谷垣が総裁を降ろされる。或いは、離党も辞さずの大反発に、今度は自民谷垣が立ち往生する可能性を残している。
自殺願望とか日本の政治の枠組みを破壊したいと云うなら、それも良いだろうが、野田にとって、そんなところまでの決断実行は想定外に他ならない。兎に角、勝栄二郎が財務次官の地位にいる間に、決着を着けたいだけだろう。その人妻不倫と勢い込んでいた相手が、実は正妻ではないこともある(笑)。小沢一郎が主張するように、消費増税法案が審議打ち切りで有耶無耶に決めたのに比べ、政権交代時の予算作成の枠組みを変えると云う、基本中の基本の政権公約は、完璧に党で決定している。そして、選挙と云う絶対的民意により、支持された事を蔑にしてはイケナイ。それは政党政治、民主主義の否定だ。その通りである。誰が違うと言えるのだろう?
そんなこんなで、日本の政局は昨日も今日も明日も、小沢一郎中心に明け暮れるのだろう。勝財務次官と野田・自民・経団連・マスメディアがこぞって推奨する“財政健全化、増税、緊縮財政”が世界の潮流に反している事を、期せずして、世界のマーケットが小沢の理念を支持するように唸りを上げて動き出した。以下は時事通信が伝える直近情報だ。
≪ NY株反落、一時167ドル安
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012053100024
【ニューヨーク時事】30日午後のニューヨーク株式市場では、スペインの金融システム不安などを受けて売りが拡大し、ダウ工業株30種平均は一時、前日終値比167.79ドル下落した。午後0時20分現在はダウが同157.84ドル安の1万2422.85ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同 40.48ポイント安の2830.51。 欧州債務危機の深刻化に対する懸念から重債務国のスペイン、イタリアの国債利回りが急上昇。外為市場ではユーロが対主要通貨で売り込まれた。投資家のリスク警戒感が強まる中、安全資産とされる米債などへの資金移動が進み、米株は一段安となった。≫(時事通信)
≪ユーロ急落、97円台=対ドル1年11カ月ぶり安値−欧州財政不安で
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2012053001072
【ニューヨーク、ロンドン時事】30日の欧米外国為替市場では、欧州財政不安の再燃を背景にユーロが売られ、安全通貨とされる円を買う動きが加速、円の対ユーロ相場は一時1ユーロ=97円74銭と、4カ月半ぶりに97円台に突入した。円は対ドルでも急伸し、1ドル=78円87銭と、3カ月半ぶりに78円台を付けた。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.2386ドルと、1年11カ月ぶりの安値に下落した。 スペイン政府による銀行大手バンキアの救済計画を欧州中央銀行(ECB)が拒否したと報じられ、同国の財政や銀行に対する懸念が高まり、国債の利回りが急上昇。これを受けて外為市場で ユーロ売りが進んだ。 ニューヨーク時間午前11時時点では、円の対ユーロ相場は97円75〜85銭と、前日午後5時比1円60銭の円高・ユーロ 安。対ドルは78円90銭〜79円00銭と同54銭の円高・ドル安。≫(時事通信)
今後もこの流れは、終息することなく持続するだろう。安住の馬鹿が、また5兆10兆と為替介入などしないこと、心から祈るのみだ。世界経済恐慌の前触れである事は確実で、どれほどダメージを受けないで済むかと云う、専守防衛的経済情勢に突入仕掛けている。おそらく、リーマンショック騒動より深刻になる可能性大だ。その主たる原因が、米国の大統領選と財政出動する玉切れのアメリカ二重苦だ。これは勝財務次官にとって、アッパーカットに近い打撃だ。当然、増税大賛成のバカ共にとって、良薬である。つまり効果のある薬は苦いのだ。タップリ味わうがよかろう。さあ今日からの世界マーケットは重大な関心事になったようだ。筆者などは、野田佳彦と財務省の馬鹿騒動が終止符を打つのであれば、多少の不況などどうでも良いことである。この際だから、増税だ、と野田は言うつもりなら、キチガイだね(笑)。
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