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株式日記と経済展望
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地滑り的大勝を、今度は「維新の会」が収める。民主党も自民党も
歴史的大敗を喫し、二度と政権与党に返り咲くことはないかもしれない。
2012年4月9日 月曜日
◆東京では分からないハシズム台風、猛烈な勢い 生データ公開衆議院48選挙区4800人に本誌がアンケート 橋下「維新の会」 近畿地区で全勝!前原、谷垣も落選民主、自民は歴史的大惨敗 4月9日 週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32236
「私らから見ても、政権交代から2年半余り、中央の民主党は期待外れもいいところ。衆院選があれば負け確実な情勢で、特に1回生議員は維新と正面から敵対したら、対抗馬が出てくると神経質になっている。なんとか維新の連中と仲良くしようとしている国会議員もいっぱいいますよ」
リアリストの橋下氏らしく、維新ブームの一方で、すでに近畿では公明党と選挙協力の話し合いが水面下で行われており、公明党候補が立つ選挙区には、維新候補を立てない代わりに比例票を回してもらう算段を付けているとされる。また、関東ではみんなの党との連携、中部では河村たかし名古屋市長率いる減税日本との連携も視野に入れる。
さらに、橋下氏に近い「維新の会」幹部が、こんな戦略を明かす。
「『維新政治塾』には3326名の応募があったけど、3月24日の第1回講義までに約2000人に絞った。ここからさらにふるいにかけて、絞り込みを続ける予定や。どの程度まで人数を絞るかは決まってない。それが橋下戦略で、いつ選挙があるかわからん状況やのに、これが候補者ですとやったら、あっという間に飽きられる。だから、選挙の直前までちょっとずつ、ちょっとずつ絞り込んでいく。そのほうが精鋭揃いという印象になる。
それに選挙が近づくにつれ、現職の国会議員からも『維新から出馬させてくれ』と言うてくる人が出るのは間違いない。小沢(一郎)さんのグループでも、内閣不信任案に賛成した人は、こちらが推薦するという可能性はある。当初、『維新塾から候補者を出す』と言うてた橋下さんが、最近『維新塾は候補者を決めるところではない』なんて言い出したのも、ギリギリまで状況を見極めるためや」
ある自民党大阪府議は現職国会議員が地元に顔を出さないと怒り、「我々のパーティーに出たら維新に睨まれるとビビッているんやろう。情けない話や」と嘆いた。
橋下氏は、いま自分が圧倒的優位な立場に立っていることを十分に理解している。だからこそ、どの党ともつかず離れずの距離を保ちながら、もっとも有利な条件で、選挙戦に臨もうとしている。この橋下氏の手法には、選挙協力すると見られるみんなの党からも警戒の声が上がるほどだ。
「維新の会とは政策面の摺り合わせは十分にやっているが、橋下氏が誰と手を組むか、最後の最後までわからないところがある。あまり性急な判断をすれば、こちらが痛い目にあう」(みんなの党関係者)
「橋下が変えてくれる」
いまや政界が橋下氏の一挙手一投足に神経を尖らせていると言っても過言ではない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「民主と自民の大連立話がくすぶっているのも、選挙をすれば橋下『維新の会』を中心とした第3極に負ける可能性が高いから。現職議員の橋下氏への態度は『たいしたことがない』と強がるか、『仲間にしたほうがいい』と擦り寄るかの両極端ですが、永田町全体が『維新の会』の動向を注視しながら動いています。
強がる議員たちは、選挙を先送りすれば、そのうち橋下氏の賞味期限が切れると言いますが、私はそうは思いません。橋下氏を支持する人は、自民でも民主でも既成政党にノーという人たちです。大連立だなんだと旧来の永田町の論理で政治が動くかぎり、橋下氏の賞味期限は切れるどころか、ますます存在感を増すことになる」
そうなれば「ハシズム台風」は近畿だけでは収まらない。小選挙区は近畿中心にならざるを得ないが、ここは多少地味な候補者でも圧勝確実。そのぶん、比例区に橋下氏の人脈でタレントや著名人候補を擁立すれば、全国的な「風」を吹かせることが可能だ。
「維新の会」恐るるに足らずという自民党議員たちは小泉郵政選挙を、民主党議員たちは'09年の政権交代選挙を思い返してみればよい。かつて自分たちが経験した地滑り的大勝を、今度は「維新の会」が収める。民主党も自民党も歴史的大敗を喫し、二度と政権与党に返り咲くことはないかもしれない。(後略)
(私のコメント)
昨日から今日のテレビのニュースは、北朝鮮の衛星打ち上げのニュースで持ちきりですが、そんなに大ニュースなのだろうか? むしろ政府の過剰反応とも思えるような対策が、「これでいいのだろうか?」とかえって不安にさせます。自衛隊にとってはいい演習にはなるのでしょうが、国民の関心を呼ぶためのデモンストレーションに過ぎない。
PAC3やSM3は気休めに過ぎず、これらの迎撃ミサイルは地上に落ちる寸前の状態でないと射程に届かない。イージス艦を出したり迎撃ミサイル部隊を出動させたりするのは、政治で何も出来ない野田政権の政治的デモンストレーションに過ぎない。野田総理はしきりと党首会談を呼びかけていますが、自民公明は野田総理の抱きつき作戦を警戒している。
自民は予算関連法案を人質にして解散を迫ることが出来ればいいのでしょうが、自民党の支持率も芳しくは無く、民主も自民も大敗しかねない状況になっている。国民は高すぎる公務員給与に呆れ果てて公務員制度改革を迫っているのに、自民も民主も消費税増税に積極的であるのに公務員制度改革には消極的だ。民主は経験不足だから予算の組み換えすら出来ず総額で膨れ上がる一方だ。
自民党が強く出られないのは、谷垣総裁の人柄にもよるのですが、野田総理以上に財務省べったりであり、民主から自民に政権交代しても大して変わらないから政権を取れるとは限らない。その台風の目となっているのが第三の勢力の「維新の会」ですが、橋下氏は駆け引き上手であり着々と選挙態勢をとる動きを示している。
ネット上では小沢一郎に期待する動きがありますが、鳩山氏が政権を投げ出した時点で政治生命は終わっている。民主党の代表選挙にも敗れて小沢氏から離れて行く議員が後を絶たない。菅氏や野田氏の行政能力のなさが批判されているのに小沢氏も動かない。従来ならば民主党内で小沢待望論が起きてもいいはずですが、小沢氏の影響力の衰えが目立つ。
いまや台風の目になっているのが橋下氏の「維新の会」ですが、これも大阪市の市政がどれだけ改革出来るかにかかっている。大阪市の腐敗した市政をどれだけ改革できるのだろうか? 大阪市は腐敗した地方行政の見本市のようなところですが、橋下市長はどれだけ改革できるだろうか? そこで成果を上げられれば国民の橋下氏への期待はますます大きくなるだろう。
大阪市は夕張市並の財政破綻自治体ですが、全政令市の中で最多の職員を抱える大阪市(今年4月時点で3万9171人)は、多すぎますが、大阪市よりも人口が多い横浜市は(2万8178人、08年度)であり大阪市が突出している。コネで入ったりしている職員が多くてシロアリに蝕まれている。財政が破綻する自治体や国家は大体が公務員が多すぎて給与が良すぎるところが特徴だ。
地方財政では人件費がかなりの割合を占めますが、地方議会と地方公務員組合とでお手盛りで給与を増やして財政負担を大きくしてしまう。衆院選挙で民主党が大勝したのもこのような公務員給与カット二割の公約が効いたからですが、政権をとったとたんに問題を先送りにしてしまった。先送りにしておきながら岡田副総理は今になって任期が後1年半しかないから出来ないと言っている。つまり最初から公務員制度改革などやる気が無かったのだ。
1000兆円の国の負債の内の多くが国や地方の公務員の給与に消えてしまった。そのツケを税金で埋めようとしているのは民間から公務員への財産贈与なのだ。これを是正することが出来るのは国や地方の議会しかないわけですが、政治家は全くやる気が無い。ならばやる気を示している橋下氏の「維新の会」に期待するしか、財政再建の道は無い。
野田総理が消費税増税に政治生命をかけるとまで言えば言うほど「維新の会」への期待が高まる。野田総理としては大連立に望みをかけているのでしょうが、小沢福田の大連立を潰したのは菅氏や野田氏自身だ。これでは自民も大連立には乗れませんが消費税増税と公務員制度改革に消極的なのは同じだ。
しかし「維新の会」が政権をとったとしても、大阪府や大阪市のようなリストラが「維新の会」で出来るのだろうか? だから橋下大阪市長が独裁者と呼ばれれば呼ばれるほど期待が高まる。「維新の会」への期待も時間が経てばボロが出て賞味期限が切れるという見方もありますが、本当に脅威に感じているから大連立の話が出てくるのだ。橋下市長が大阪市で実績を上げれば選挙の先送りは裏目に出るだろう。
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