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(回答先: 習近平主席、米大統領と共同記者会見 投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 09 日 14:08:53)
習近平主席、米大統領と2回目の会談
中国の習近平国家主席は8日、米カリフォルニア州の故ウォルター・アネンバーグ氏夫妻の旧邸宅で2回目の首脳会議を行った。両首脳は自国の経済情勢や経済政策を説明し、両国の経済関係について意見を交わした。新華網が伝えた。
習氏は中国経済の現状について、「中国の第1四半期(1-3月)国内総生産(GDP)成長率は7.7%。このような成長率は経済構造の調整や経済成長の質と効率の向上に有利に働く。われわれは健全で長期的・持続的な経済発展の維持に大きな自信を持っている。中国経済の明るい見通しを十分に把握した上で、われわれはリスクや課題の存在も認識している。全体的に見れば、こうしたリスクはおおむね制御可能なもので、リスクの予防・解消に向け的を絞った措置を講じている」と説明。
さらに「中国のマクロ政策は現在、安定の中で向上を追求する」ことを基調としている。具体的には、マクロ政策は安定させ、ミクロ政策は柔軟性を持たせ、社会政策は底上げを行う必要がある。中国は経済発展パターンの転換を加速し、新たな工業化・情報化・都市化・農業現代化の推進に力を入れると同時に、イノベーションを原動力とする発展戦略を実施し、内需の拡大に努力しており、伸び代は非常に大きい。中国の経済発展パターンの転換は今まさに山場にあり、大きな市場の潜在力と新たな成長源をもたらす。中国が困難や課題を乗り越えながら今後も健全で長期的・持続的な経済発展を維持することはまったく問題がない。われわれは大きな自信がある」と語った。
米国との経済関係については、「経済関係は一貫して中米関係の重要な礎だ。世界で1位と2位の経済大国として、中米両国はすでに高度に相互補完し利益が深く絡み合った経済関係を構築している。中米協力は両国の発展に資するだけでなく、世界経済の成長にも重要な意味を持つ。われわれはチャンス意識、ウィンウィン意識、イノベーション意識を高め、二国間の経済協力を深化・開拓し、新たな利益の接点と協力の成長点の発掘に努めるべきだ」と指摘。
その上で「米国側には、責任感のあるマクロ経済政策を講じ、自国の経済・金融政策のスピルオーバー(漏出)効果に注目し、自由貿易を堅持し、保護主義に反対し、中国へのハイテク技術輸出に対する規制を緩和し、対米投資を行う中国企業にとって公平な環境を整え、中国の在米資産の安全を保障し、中国側と共に両国の経済関係の新たな枠組みを構築してほしい」と期待を寄せた。
また習氏は投資、エネルギー、インフラ建設、地域間協力など両国の経済発展に大局的・戦略的な意味を持つ分野を重点に協力を強化するよう提案した。
一方、オバマ大統領も米国経済の現状を説明した。オバマ氏は「米中の幅広い経済関係は、両国の安定と発展にかかわり、世界経済にも重要で前向きな影響をもたらす」と指摘。その上で「米国は中国企業の対米投資を奨励しており、今後はハイテク製品の対中輸出規制の緩和に向けた措置を実施したい。中国側と経済、エネルギーなどの分野で協力を強化することを望んでいる」との意向を示した。
知的財産権の保護について、習氏は「中国は知財権保護を非常に重視している。知財権保護は中国が履行すべき国際的義務であることはもちろん、中国が目指すイノベーション型国家の構築や経済・社会発展目標の実現にとっても必要なことだ。中国は国際条約の義務を順守し、法に基づき知財権保護を強化している」と強調した。
気候変動問題については、「中米両国および全世界が直面する共通の課題だ。中国はこの問題を非常に重視しており、米国側とこの分野で幅広い実務協力を展開し、中米協力の新たな成長源としたい」と指摘した。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年6月9日
http://j.people.com.cn/94474/8280328.html
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