http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/622.html
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http://8706.teacup.com/uedam/bbs/12403
=転載開始=
(略)
シチローさんのツイッターから。https://twitter.com/shichirom
* 「Shichiro Miyashita ?@shichirom 10時間
HBSのミッションは「世界を変えるリーダーを育てる」らしいが東大は「世界的視野をもった市民的エリートを育てる」だ。なるほど世の中を変えてほしくないんだね。>ハーバード生が直面する「あなたは誰?」問題 「資本主義の士官学校」が教える真実 」
このつぶやきを見て、日本人のノーベル賞学者の江崎ダイオードの江崎玲於奈氏の言葉を思い出しました。
1970代の新聞のインタビューだったか、単行本で目にしたのだったか、忘れましたが、日本とアメリカ合衆国の研究者の世界を良く知る彼は、次のように言いました。
「アメリカの大学は将軍を作っている。日本の大学は兵士をつくっている。」
私は、まさに、言いえている!! と思いました。
あれから40年。
いま、同じことをシチローさんが指摘しました。
日米とも、大学の学問の目的は、それぞれに変わっていないなあ、です。
で、日米の18歳の若者を取り出してみましょう。
自頭の知力は、同程度としましょう。
さて、一方は、ハーバード大へ。
他方は、東大へ。
4年後の成果は?
これを観察した人がいました。
ニューズウィーク誌(この雑誌、今もあるのかなあ)の東京支局長を体験したバーナード・クリッシャー。
彼が言うには、「18歳の若者を比較すれば、日本人の学生のほうが頭がいい。
ところが、それから4年後の大学を卒業する時点になると、日米が逆転する。
明らかに、日本の大学教育には問題がある、ということだ。」
こちらは単行本で読みました。
買って読みました。まだ本棚か、押入れか、どこかにあると思います。
ついでに言えば、東大の法学部といえども、将校をつくっているわけではない、と私は言いましょう。
それは、律令体制の管理層、という歯車一員を養成しているだけ、と。
その東大の法学部の教授として、将来の官僚予備軍を養成した故・丸山真男によれば、日本社会で主体なるものがあるとすれば、それは、体制そのものである、ということです。
私たちの用語に置き換えれば、律令体制が日本人の唯一の主体である、となります。
個々の日本人は、すべて、この体制秩序の歯車でしかありません。
社会学的分析はそれとして、今では、皆さん、東大に行くのも、ハーバード大に行くのも、選択の自由です。
それに、今では、両者の大学教育の目的も、以上のように、世間的に知られるようになっています。
せっかく大学で教育を受けるのであれば、何を好んでわざわざ「兵士」になりたがるのか? 日本人の若者たちは?
たった4年で、将校になっているか、兵士になってしまうか、ここが日米の教育の違いです。
ついでにいえば、律令体制では、丸山が言ったように、体制秩序そのものが主体性なので、個々の日本人は、決して「主体性」人にはなれません。
3.11以後、よく目にするようになった「同調圧力」というのは、このことの具体的形態です。
=転載終了=
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あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ
- ハーバード生が直面する「あなたは誰?」問題 「資本主義の士官学校」が教える真実 (東洋経済オンライン) 五月晴郎 2013/10/24 21:44:25
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