http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/312.html
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(回答先: いざ アンカラ 在外投票 投稿者 あやみ 日時 2012 年 12 月 14 日 13:58:24)
あやみさん、はじめまして。
一聯の投稿やブログを拝見させていただきました。
<転載>とは云え、ここ阿修羅にご本人が自ら投稿され尚且つ応答されていることにたいし敬意を表したく思います。
先ず、このスレッドで展開されている内容には、文脈からみても“民主主義”ではなく“自由主義(市場原理主義)”の方が適合する名辞ではないでしょうか。“民主主義”の対義語に近いものは“専制(君主制)”であり、あやみさんも曖昧な概念だと指摘されている“民主主義”を否定する論調が、却って“専制”を善きものとして浮上させる結果になるとの懸念を懐かなかった訳ではありません。
今回の投稿を拝読して、ほぼ即座に表題の一節が脳裡に浮かんで来たのですが、新しい酒(=民主主義)を古い革袋(=戦前の欽定憲法下の体制)に入れ込もうとしてなかなか上手くは行かなかったことが、今日の日本の政治状況に影を落としている遠因になっているのではないか、そんな観方もできるのではと思っています。
上手く行かなかった主なる原因には、それまでに新しい酒を味わったことがある国民はまだまだ少数派であったこと、GHQ(=U.S.)の占領政策や戦前・戦中派の為政者層の政治舞台への復活によって、新しい革袋(民定憲法)の構築が不完全なものに終わったことが挙げられるでしょう。
けれども、この期(現代)に及んで、自らの主張や願望を実現(=政治に反映させる)していくための政治的スタンス(手段)の中核概念であって、しかし未成熟な“民主主義”を人々は全否定、或いは捨て去ることができるのでしょうか。それとも、古の革袋を繕うべくして“専制”を復活させ、再び桶に注がれた昔の酒に身も心もどっぷりと浸かろうとするのでしょうか。ただし、その恩恵に与かることのできる市井の民が如何ほどになるのか、怪しいものだと思います。
Auf wiedersehen.
<参考URL>
『新しい酒を古い革袋に入れるな』
http://www.shikoda.org/proverb4.htm
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