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(回答先: 橋下市長 報道の現場から(上)/君が代口元チェックへの疑問/毎日放送の試み(しんぶん赤旗) 投稿者 gataro 日時 2012 年 6 月 28 日 09:30:47)
橋下市長 報道の現場から(下)/地元に広がる違和感と危機感
「しんぶん赤旗」 2012.06.28 日刊紙 14面
横並びの報道
知事が教育に介入する教育基本条例に続いて、大飯原発の再稼働容認と橋下徹市長が進める政治の本質が目に見える形で現れてきました。
再稼働容認で
20120601 「再稼動を容認」橋下市長の豹変に市民は 投稿者 PMG5
20120603 大飯原発再稼動 橋下市長「容認」舞台裏 投稿者 PMG5
橋下市長が「原発再稼働容認」と発言したのは、5月31日の記者会見でした。テレビはニュースでその模様を短く伝えはしました。原発問題で政府と“対決”する威勢のいい橋下発言をテレビは大々的に取り上げ、脱原発の旗手のように描きだしてきました。しかし、今回、なぜ容認に転じたのか、背景に迫り批判的な目を向けたものはほとんどありません。「朝ズバ!」(TBS系 1日)が財界との関係を一言ほのめかし、「真相報道バンキシャ!」(日本系 3日)は橋下氏が藤村修官房長官と面会し、政府と同調したことを指摘しました。
国民は民主党政治に失望し、関心が、橋下「維新の会」へ向けられているといわれます。地域政治団体の「維新の会」が国政へ進出しようとねらっています。テレビが無批判に流す橋下氏の言動が世間の注目を集め、「橋下現象」をつくり上げているのです。2005年の「小泉劇場」の再来です。
タレント扱い
国政や地方政治をどうかじ取りしていくのか、彼らの政策についても方針についても検討がないまま、テレビの横並び報道が続くのでしょうか。
「自分の局だけがやっていないのはどうだろうか。そんな不安がいつも付きまとう」。関西のテレビ局報道部のスタッフは率直に言います。視聴率競争が激しい中、「有名タレントは視聴率が取れるおいしい素材」と言い、橋下氏をタレント並みに扱ってきました。
政府や官庁の発表情報に頼っての取材活動。いかに早く第一報を入れるかが勝負になり、東京キー局が大阪の系列局に求めるのもそこです。
正義が被害者
別の民放の報道担当者は「大阪でいえば、維新の会との関係を築くことに力を注ぎ、右から左へ伝えるだけになってしまっている。本来なら維新の会と距離感を持ちながら取材・報道する手腕が問われているのですが」と明かします。
橋下市長のもとで、府市統合本部、大阪市の政策を受け持つ戦略会議、エネルギー戦略会議などが次々に設置され、市長自身が連日、記者会見でしゃべり続けています。
「弁舌を操る橋下さんに突っ込んで聞くには、リスク(危険)が伴います。揚げ足を取られ、罵倒される。踏み込んで取材しようというモチベーション(動機)が起きてこなくなります。どう切り込んでいったら、いいんだろうと立ち止まってしまう。結局、被害者は正義ということになってしまうのかという気がします」
しぼられる民
市政改革プランでは交流センターの廃止や敬老パスの有料化、文楽や交響楽団への補助金カットなどが打ち出されました。関西の民放テレビ局の記者たちの聞では、少しずつではありますが、橋下政治への違和感や危機感が広がり始めています。
さきの報道担当者は言います。
「私は、経済的に政治的に厳しい人々が一定の生活ができる社会を望んでいます。新自由主義の政治では、民がしぼりとられる。それを報道の中にどう表していったらいいか。橋下政治を考えるべきときではないかと、発信していきたい」
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