http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/719.html
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http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=4666
地方にお住まいの方は信じられないかもしれませんが、今や東京は空前の外車ブームです。首都高速道路にはヤン車も痛車もほとんどいません。メルセデスとアウディ、フォルクスワーゲンがぎっしり。前も後ろもメルセデス。国産車はプリウスとアクアとフリードとフィットばっか。
新聞には「今売れてるのはハイブリッドとコンパクトカー」ってよく出てるのですが、実は外車もめちゃくちゃ売れてます。テレビで昔は考えられなかったアルファロメオのコマーシャルまで流れてる!!
外国メーカー車は前年比10.5%増の1万5614台。ブランド別販売台数のトップは同5.3%増の独フォルクスワーゲン(VW)。33.3%増の独メルセデス・ベンツ、20.2%増の独BMWの伸びも大きかった。各社とも低燃費の中小型車がけん引した。外国メーカー車に占めるエコカー減税対象車の割合は6割に達した。
日経新聞11/06 「輸入車販売、10月は2割増 シェア10.5%」
[日本自動車輸入組合が発表した10月の輸入車新規登録台数は、前年同月比20.1%増の2万3597台となり、4か月連続で前年同月を上回った。外国メーカー車は同10.5%増の1万5614台となり、6か月連続でプラスとなった。VW、メルセデスベンツ、BMW、アウディなどが好調だった。]
メルセデスを販売しているヤナセさんも絶好調。先日セールスと話したら、忙しくて目が回りそう、なんだそうな。ちなみに私が買ったのは「スマート」。価格は軽なみ。w
[ヤナセが発表した2012年9月期連結決算は、売上高が前年同期比13.6%増の3135億2000万円と、4期ぶりに売上高3千億円台を回復した。新車販売ではメルセデスベンツが同25.7%増の2万2187台と好調。全ブランド合計で同21.0%増の2万9843台となった。中古車販売は同14.4%増の2万5332台と堅調に推移した。]
ソースはResponse
とまあ、知ってる人は知ってるが、知らない人、縁が無い人は全く知らない事実、
■こんな不況でもメルセデスなどの高級外車はバカ売れ
テレビCFでもメルセデスが新型Aクラスのコマーシャルを大量投下中。価格は正式には出てないが、最多価格帯は300万円台後半??
確かにメルセデスとしては安いが、今のこの不景気の日本で予約殺到。自動車ローンは非常に審査が厳しくなって200万円以上となると普通のサラリーマンはなかなか通らない。その中でなんで高級外車が空前の売れ行きなのか、不思議に思う人も多いはず。なんで新聞とかで詳しく取材して記事にしないんだろう。
誰が外車を買っているのかといいますと・・まずは正規輸入の団体JAIAから資料をお借りしました。正規輸入の外車の新規登録台数です。
今年10月の集計ですが、一都三県だけで全体の4割近くを占める。人口比で見たら当たり前といえば当たり前だが、首都高が外車だらけのイメージになって当然。意外なのは愛知。トヨタのお膝元で神奈川並みの売れ行き。逆に県内で交通量が一番多いのは自動車教習所と自虐ネタにもなっている鳥取、そして島根は沖縄より少ない。東京の電車内ではスマホが大多数なのに、全国ではまだ30%台の普及。つまり地方ではまだ大半がガラケーというのと似てます。
さて、それでは前置きが長くなりましたが、どうしてこんな長引く不況なのに、外車、とくにメルセデスをはじめとする価格帯の高いのが売れているのだろう。国産車は正反対に軽、コンパクト、HVばかり。利益率の高い高級車は全くといってダメなのである。
よく言われているのが、
1 3.11の影響で国産車の生産が出来ない隙を突いた
→生産が復帰しても関係無く売れてるから余り関係無かった?
2 日本の車がガラパゴス化している間に技術革新が進んだ
昔は輸入車は燃費が悪いということが当たり前だったが、いまやフォルクスワーゲンのポロなんて、20km/l走る。国産のHVと変わらないレベルをガソリン車で実現しちゃってる。EUで一人勝ちのドイツは開発予算もいっぱいかけられる。日本がおたおたしている間にとっくに追いついてしまったのだ。一昔前は電装系が弱いのが当たり前だったが、いまのヨーロッパ車は全く別物らしい。
とはいえ、メルセデス買う人が「燃費いいから」という理由というのはあり得ない。フォルクスワーゲンとか、比較的安めの価格帯の車の好調理由にはなるかもしれないが。
3 円高ユーロ安を生かした販促戦略に出た
定価は変わってない。メルセデスは値引きしないらしいけど、一部のメーカーでは大幅値引きをしているらしい。オプションを無料にしたり特別仕様車を同価格にしたりで実質値引きをしているところが多いという。
これも200万円以下の低価格帯の輸入車なら分かる。が、もともと500万を超えるような価格帯の車種を買う人が、多少の割安感で動くかというと、謎の気がする。確かに「今が買い時」というムードで買う人は多いと思いますが・・・。
で、これ以外に私が勝手に想像するのは以下の理由。あくまで想像です。
4 お金を持っている中高年が輸入車を買っているのでは?
某大手輸入車ディーラーの顧客販促・広報誌の編集制作をしている友人によると、顧客の大半は高年齢層で、ネットでは訴求できないという。20年くらい前の高齢者は、いくらお金があっても「いつかはクラウン」みたいな考えが強く、セルシオ、インフィニティあたりで打ち止めの保守的な人が多かった。実は20代の時に自動車雑誌の編集部に在籍していたこともあるが、当時の輸入車のユーザーは尖った感じの30台後半あたりから40代の感じだった。
そうです、そのときの人たちがいまは50〜60代になり、お金もあり、輸入車に抵抗もない。「いつかはクラウン」から、「いつかはメルセデス」になってるんじゃないかと思うわけです。日本の富の90%は50代以上が持っているといわれてます。
★内閣府の調査でも「暮らし向きに心配ない」と答える高齢者が7割!!
「70歳以上の高齢者の暮らし向きについてみると、『心配ない』(「まったく心配ない」と「それほど心配ない」の計)と感じている人の割合は全体で71.0%であり、年齢階級別にみると、「80歳以上」は約8割と高い割合となっている」
「消費税が上がると年金暮らしのお年寄りの生活が・・・」とよく言われますが、実際には若者の生活のほうがよほど厳しいのです。20代にアンケート取ってみたら分かる。「暮らし向きに心配ない」と答える若者は2割いないんじゃないか?!
つまり選挙に行かない若者には票を期待できないから、政治家は投票率の高い高齢者にターゲットを絞ってると言えるのではない? マスコミも「可哀想なお年寄り」のほうが絵になるから消費税報道では必ず年金暮らしのお年寄りを出す。メルセデスに乗ってるいけてる爺様はぜったい報道しない。
5 首都圏と地方の経済格差の拡大
ではお年寄りがみんな金持ちかというと、それは絶対に無い。
なんと、全国で一番高齢者率が高いのは島根県。そして輸入車が一番売れてないのも島根県です。つまり裕福なのは都会の高齢者、地方の高齢者は軽とかコンパクトカーなんじゃないですか?
首都圏の中・高齢者に富が集中し、外車が売れてるんじゃないかという予測なんですが、いかがでしょう。だとすると、「お金はあるところにはある」「狙うなら都会の中〜高年齢にアピールする商品開発」というキーワードになるんですけどね。
◆スズキのドル箱・ワゴンRにまさかの展開・・日産三菱合弁が「軽」乱入!」
http://toyokeizai.net/articles/-/12042?page=2
**** 目標割れ響き軽シェアが低下
軽乗用車市場でスズキの低落が止まらない。2012年1〜11月までの累計販売シェアは28.5%と11年暦年の30.8%からさらに低下、12月で挽回できる可能性は低く、10年以降、3年連続でのシェアダウンとなりそうだ。11月単月で見ると、シェアは25.5%とホンダについにほぼ並ばれてしまった(224台差でかろうじて2位)。
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足元のシェアダウンの要因は、9月にフルモデルチェンジを果たした主力車種「ワゴンR」のスタートダッシュが勢いを欠いていることだ。派生モデルを合わせて月間販売台数1万6000台を目標掲げた新ワゴンRは、9月こそ2万0891台となり、軽乗用車の車種別でトップブランドとなった。だが、10月には1万5946台でホンダの軽トールワゴン「NBOX」に抜かれ2位に後退、11月には1万4368台とダイハツ「ミラ」(ミライースなど同一車名含む)にも抜かれ3位に後退してしまった。
通常、目標販売台数は、発売後、数カ月経ってからの巡航速度での販売数のため、投入直後は3〜5割増しでもおかしくない。それが2カ月目に早くも目標割れとなっているだけに状況は厳しい。
****1年前倒しで投入したはずが・・・
新ワゴンRは、もともと2013年にフルモデルチェンジを予定していたものの、およそ1年前倒しで投入した。ダイハツとの競合が厳しいうえに、ホンダも国内は軽自動車を主力分野と位置づけて強化してきたことに対抗するためだ。主力車種の前倒し投入はスズキの危機感の現れであり、力も入っていたわけが、その効果は限定的だったといえる。
新ワゴンRは、アイドリングストップ機能の改良や回生エネルギー利用など新技術を導入、軽ワゴントップの低燃費28.8キロメートル/リットルを実現するなど、車としての評価は低くない。だが、外観デザインの変化が少なく、一般消費に対して、新型車としての訴求力を欠いていることが出足の鈍さにつながっているようだ。
ワゴンRに続き、スズキは13年にトールワゴン「パレット」をフルモデルチェンジする。軽の主戦場となったトールワゴン市場で、スズキは、ダイハツ「タント」のみならず、伏兵のホンダ「NBOX」にも大きく先行を許す形となっている。新型ワゴンRの出足がスローな分、新型パレットにかかる期待は一段と大きくなっている。
一方、ダイハツは、ワゴンRの競合車種「ムーブ」を12月20日にマイナーチェンジして投入する。低燃費でヒットしたミライースの技術を活用して、燃費は29.0キロメートル/リットルとワゴンRを上回る数字を作ってきた。フロントグリルのデザインも変更し、見た目の新しさも演出する。激しい競争を繰り広げることになるのは間違いない。
****ダイハツ、ホンダ、日産−三菱と競合が猛攻
さらに、来年2013年には、ミラ、そしてタントをフルモデルチェンジする。タントは、今年にもモデルチェンジを予定していたが、NBOX旋風と現行車種の根強い人気からあえて時期ずらし、万全の準備で臨む。
加えてホンダも15年までにさらに5車種の軽自動車を投入すると表明しており、国内市場での軽自動車強化を一段と進める構えだ。引き続き、軽自動車市場の台風の目となりそうだ。
実力は未知数ながら、日産自動車と三菱自動車の合弁会社による軽自動車も13年半ばにはいよいよデビューする。スズキは日産に軽自動車をOEM供給(スズキ:MRワゴン→日産:モコ、同パレット→ルークス)しており、パートナーが一転、無視できない勢力になる可能性もなくはない。
「軽ナンバーワン奪回」の掛け声とはうらはらに、軽乗用車市場でスズキを取り巻く環境は厳しくなっている
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- Re: 進む若年層の軽自動車シフト――今こそ「軽自動車」の定義を見直すべきだ 墨染 2012/12/09 11:34:13
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