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まず、自殺者数。平成10年から昨年まで14年連続で3万人を超える見通しだ。
職業別で見ると、無職の人が圧倒的に多い。
続いて、被雇用者、自営者の順である。
企業の管理職が、この下に来る。
経済的弱者が、死を選んでいることが分かる。
一度負け組みになれば、二度と勝ち組になることができない時代だといわれる。
確かに「働いて、収入を得る」というシステムから一度外れてしまうと、
再びそのシステムの一員になることは極めて困難だ。
一度無職になりながら、再び同じ給料で働くことができるようになった人は、
極めて少数であろう。
続く被雇用者や自営者の自殺理由も、経済的なものが多い。
同じ仕事を一生懸命やりながら、ある日いきなり30万円の給料が15万円になった。
給料30万円をベースに作り上げていた生活パターンは、一気に破滅するだろう。
住宅ローン13万円なんかあった日には、もうどうしようもなくなる。
家族がいれば、何をどう頑張ろうと、おしまいだ。
こんな話しは特別なことではなく、日常茶飯事であることを知っておいていただきたい。
自営者は、好調なときはいいが、いったん資金繰りに行き詰れば、
経済的苦悩は被雇用者の比ではない。
自営者は被雇用者に対し、圧倒的に人数は少ない。
しかし、自殺者数はそんなに変わらない。大変なのだ、自営者も。
今は、自殺者数がそう多くない企業の管理職。
こちらも、今後大きく人数を増やしていくことだろう。
■シャープの数千人解雇と20万人失業予備軍
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
日経新聞は、シャープが数千人解雇すると報じていますが、ソニー・パナソニック・NEC等、そうそうたる大会社が人材を放出しはじめており、これはある意味、人材の流動化という面では、有意義な事だと言えます。
今まで中小企業で優秀な人材が欲しいと思っていましても、大手上場企業に持っていかれていた訳であり、それが今、数万人単位で人材が放出されてきているのです。
勿論、放出される人材には、中小企業が使い物にならない「鼻が高い」者もいる筈ですが、数百人に一人は中小企業で活躍出来る人材もいる筈であり、中小企業にとり、これらの人材を獲得出来るよいチャンスでもあります。
シャープの連結従業員は5万人を超えており、NECは10万人を超えます。
パナソニックは33万人、ソニーは16万人とこれだけで60万人もの従業員がおり、この30%でも削減されれば、20万人近い者が職を失うのです。
その中から、優秀な人材を採用することは大変ではありますが、不可能ではありません。
雇用の流動化が今後どんどん進み、本当に優秀な者だけが働く場を得、いい加減な態度で勤めている者は職を失い、そのまま失業者となって、落ちていくことになります。
大企業の衰退は雇用機会を失うという意味でもあり、即ち、職を失うということなのです。
NEC、ソニー、パナソニック、シャープの大赤字、新日鉄等の大減益予想を見れば、とても雇用など増えるはずもなく、反対に固定費を削減するために、雇用者数を減らすか、正社員を減らします。
これが大企業から中堅企業に広がれば、日本で正社員で採用されるということが『幻』のような状態になるはずです。
ヨーロッパ経済が大混乱に陥りつつあり、今後ヨーロッパ向け輸出が激減することは避けられず、これは同時に中国向け、韓国向け輸出が激減するということになります。
また、中国の人民元がじわりじわりと下落してきていますが、この先には、誰もが考えてもいない人民元暴落が見られる筈であり、日本は人民元暴落のあおりを受けて倒産する企業が続出するはずです。
企業は早急に緊急事態に備える時期に来ています。
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