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(回答先: 沈みゆく世界経済:メルケル首相よ、今こそ行動を=The Economist(これって・・ヒトラーの末裔への懇願?脅し?) 投稿者 墨染 日時 2012 年 6 月 11 日 10:58:44)
http://green.ap.teacup.com/pekepon/800.html
■ スペイン支援に1000億ユーロを決めたEU ■
ギリシャとスペインの扱いの違いと言ったら、まさに「月とスッポン」です。
EU蔵相は電話会議で、スペインの銀行の救済の為に1000億ユーロを拠出する事を、すんなりと合意しました。
■ ユーロ崩壊に繋がるスペイン危機は見逃せない ■
スペインの危機はイタリア、フランスに飛び火して、ユーロ崩壊へと繋がります。
ですからEUはスペインは絶対防衛の構えを示し初めました。
ヨーロッパの危機は、EU諸国の宣伝と、市場心理が生み出しているのです。
ですから危機の根本であるEUの対応が改善すれば、市場はパニック状態を脱して平穏を取り戻します。
では、市場に平穏を与えるのは何か?
それは、単発の支援対策では無く、ユーロ圏の財政統合と、ユーロ共通債の発行です。
■ 財政統合は出来るところから ■
ギリシャやスペイオンの財政の穴埋めをユーロ共同債で行う事はドイツ国民には抵抗が大きいでしょう。
しかし「ヨーロッパの銀行の危機を救うファンド」に資金を出すならば、それはヨーロッパの銀行不安の連鎖を断ち切る意味で、ドイツ国民にも理解の得やすい政策です。
ギリシャやスペインの銀行に貸し付けているのは、フランスやドイツの銀行ですから、
結局は、自分達の資金で、自分達を救済する事になります。
こうして、ユーロ共同債という枠組みを作ってしまえば、後は経済が安定した後に、徐々に財政統合に進んで行けば良い。
■ ギリシャ危機は再燃する ■
スペインでは前向きな対応をするEU諸国ですが、ギリシャに対しては、積極的な対策を打ちません。
ダラダラと救済を小出しにしながら、ギリシャをさらなる窮地に追い込み、怠惰なギリシャ国民が自ら危機を招いているという演出に余念がありません。
ギリシャは6月17日の再選挙の結果によっては、
ユーロ危機に油を注ぎます。
EFSF、ESMの財源が底を突く事態になって、ユーロ共同債をこの財源に充てなければユーロが崩壊するというアナウンスがされるでしょう。
後はユーロ圏の国民がどの位危機感を共有するかで、ユーロは崩壊するのか、財政統合の一歩が踏み出されるのかが決まるはずです。
ユーロ共同債の発行が決まれば、ギリシャもお役御免で、救済されるのでしょう。
★はたして、この計画が上手く行くのか、それともイギリスとアメリカが横槍を入れるのか、世界の政治のドロドロの部分が観察できる格好の機会です。(抜粋)
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