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ホンダ;中国市場で在庫過剰(2極化する消費市場 中間層不在で苦戦の日本車)
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/247.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 5 月 20 日 06:39:05: EVQc6rJP..8E.
 

http://japanese.ruvr.ru/2012_05_19/75259153/

日本も含め世界の自動車メーカーが期待した中国市場で、在庫過剰が大きな問題になっている。
中国のChery Automobile Co., Geely Automobile,さらには日本のホンダといったメーカーの自動車が、倉庫に保管される期間が、4月末までに45日に達した。香港の専門家によれば、中国における自動車の需要は、国の経済成長のテンポが低下していることを背景に鈍化している。

広州にあるメーカーGuangqi Honda Automobile Coは最近、16日間、生産を一時中止する決定を下した。 これに対しホンダの岩村哲夫副社長は「中国における在庫量は、まだ妥当なレベルにある」と述べ、投資家達の不安打ち消しに努めている。
しかし、中国国内でにおける1月から4月まで全体の自動車の売上は、昨年の同じ時期に比べ1,3%減少し、640万台となった。 専門家達は、こうした売上落ち込みを、有利な条件が出された時だけ車を購入するという中国人の消費行動の変化と結び付けて説明している。そうした消費者の傾向から、中国の36都市で昨年4月と比較して自動車の値段が1,9%下がった。


●日系自動車大手が中国市場で成長戦略、競争厳しく「正念場」
http://jp.reuters.com/article/JPauto/idJPTJE83900H20120410

[東京 ロイター]中国市場20+ 件で成長戦略を打ち出している日系自動車メーカーの間で販売にばらつきが生じている。米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)、独フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)の「2強」が君臨する中国市場では、韓国の現代自動車20+ 件(005380.KS: 株価, 企業情報, レポート)も伸びており、日系メーカーは「正念場」に差しかかっているとの指摘もある。

中国は2011年に自動車総販売台数(商用車含む)が1851万台となり、3年連続で世界一の自動車20+ 件市場となった。ただ、経済全体が調整されたほか、小型車向け優遇税制の打ち切りや、北京市など主要都市における渋滞緩和策などもあり、11年の前年実績に対する伸び率は2.5%増と、10年の同32.4%増から鈍化した。

この中で11年の販売は、メーカー間でばらつきが出た。好調だったのが米GMや独VW、日産自動車20+ 件(7201.T: 株価, ニュース, レポート)など。11年の新車販売台数(乗用車)1447万台のうち、GMは前年比8.3%増の255万台、VWは同17.2%増の225万台と販売を伸ばしたほか、日産自も同21.9%増の125万台と過去最高を記録した。

一方、トヨタ自動車20+ 件(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は東日本大震災でサプライチェーンが寸断され、計画どおりに車両を生産できなかったことなどが影響。トヨタは同4%増の88万3000台にとどまり、ホンダも同5%減の62万4000台となった。ホンダは中国で現地生産車の販売を始めた99年以来、初めて前年比マイナスとなった。

<日系各社が中国で成長戦略>
日系メーカーは中国市場20+ 件での成長に向け、地ならしを急ピッチで進めている。ホンダは10日、来年から15年までの3年間で10機種以上の全面改良と新機種投入を実施すると発表。商品の拡充により11年実績(62万4000台)から倍増させる。高級車「アキュラ」ブランドについても相次ぎ新モデルを投入する。

また、トヨタの中国法人は3月、3ステップからなる独自の成長戦略「雲動計画」を策定した。第1ステップで12年の販売台数を100万台以上に引き上げ、第2ステップで15年の販売台数を160万─180万台に伸ばすとともに、現地で開発したハイブリッドシステムを搭載した車両を投入する。第3ステップは、新エネルギー車が中国国内の売り上げ全体の2割を占めるようにする。

日系大手の中で先行している日産自も昨年、中国での販売台数を15年末までに230万台に引き上げる計画を公表している。ただ、こうした計画が進んでも、15年時点での日系3社それぞれの販売は、GMの11年実績に届かない見通しだ

中国自動車産業に詳しいデロイトトーマツコンサルティングのシニアマネジャー、周磊氏は、中国では米GMと独VWが第1グループ、日系メーカーは第2グループを形成していると説明。韓国の現代自も存在感を増しており、日系メーカーはそれぞれ中国戦略を打ち出しているものの「これからがまさに正念場」と語った。

クレディ・スイス証券のマネージングディレクター、塩原邦彦氏は「抜本的に日本のメーカーが巻き返せる状況にはない」との見方を示す。中国市場は高級車ブランドとエントリーモデルに2極化しており、日系メーカーが攻めているミッドサイズのクルマをサンドイッチするような構造になっているためだ。塩原氏は「日本のメーカーの強みは基本的に生かされていないということになる」と指摘。高級車ブランドについても欧州メーカーと競合して勝つのは難しい、と語る。

 

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コメント
 
01. 2012年5月21日 03:10:28 : 8UzFzDXlxw
家電やパソコン業界で起きたような破壊的イノベーション現象により

自動車業界も大打撃を受けるらしい。先例に学べないのか?


02. 2012年6月24日 20:49:45 : SuHVWfSgk2
学校で抗日戦争について詳しく教えている中国本土では、日本車を拡販すると言うのがそもそも無理な話だ。人気のあるのがドイツ車だが、第二次世界大戦では日本と同じ枢軸国であったものの、中国本土で戦わなかった。当時の交戦国でないのだから、悪感情はないのである。アメリカは、中華民国を義勇軍で支援していたから、好感を持っている。

日本が大好きな中華民国台湾では、現地で生産される左ハンドルの日本メーカー車の人気が高い。中華汽車の生産する三菱車、裕隆汽車の生産する日産車がよく売れている。やはり国民感情が製品の売り上げにも反映されているのだ。

中国本土の事情として、かつての日本のように自動車はステータスシンボルとか、財産だと受け取られる傾向が強い。このため、今の日本では不人気車種になった大型セダンが売れている。社会的立場を高めるために、自動車の銘柄も選ばれることから、世界の一流品であるドイツの高級車の人気は揺るがない。日本でも、ゴルフコンペだとドイツ車が駐車場にずらっと並ぶではないか。

日本メーカーは、日本国内の事情から経営資源をミニバンや軽自動車に傾注している。これらはハッチバックだ。後ろのドアが大きく開くタイプだ。これが貨物車に見えて、中国では好まれない。一方で、日本国内では大型セダンは売れ筋ではないため、マツダやホンダや三菱自動車のように撤退するメーカーが増えてきた。中国で重要なタイプが弱くなっている。この傾向は石油で稼ぐ中東諸国でも同様で、日本の大型セダンは影が薄くなっている。

日本メーカーは対日感情の良い東南アジアに力を入れるべきだし、彼らも気がついているから、中国市場の相対的な地位は下がっていくだろう。


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