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日本マントル計画(メタンハイドレート愛知県沖で世界初掘削へ)
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/146.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 5 月 13 日 10:09:25: EVQc6rJP..8E.
 

http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38

■海の底に目覚めのときが
どうやら海の底が「宝の山」となりそうな気配である。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構が沖縄本島沖の海底に人工の熱水噴出口を作り、周囲にできた鉱物だまりからレアメタル(希少金属)を含む鉱物を回収することに成功した。渥美半島沖では次世代天然ガスとされるメタンハイドレートの事前掘削に着手、鹿児島湾海底では半導体に使われるアンチモンの巨大鉱床が発見された。

日本の海洋面積は領海と排他的経済水域を合わせて447万平方キロと世界6位を誇るが、日本が申請した海底の開発権を主張できる大陸棚について国連大陸棚限界委員会は4月、4海域約31万平方キロを認定。太平洋海底に国土の約8割もの開発エリアが広がった。

海底を割ってマグマが噴き出すスポット「熱水鉱床」はマグマに含まれる金属の硫化物が海水で急冷されて固まった成分が積もるため、貴重金属の宝庫とされる。熱水鉱床は火山活動がみられる海底山脈や火山性列島の周辺海域に存在するが、日本近海はこの条件に合う。コストや海洋汚染など課題はあるが、資源大国への可能性を秘めていることは間違いない。
海底の魅力はそれだけにとどまらない。生命の起源や進化といった研究分野での期待も高まる。

■メタンハイドレート海底掘削へ 愛知県沖で世界初
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は14日、次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」の海洋産出試験に向けた掘削作業に着手する最終準備に入った。作業は愛知県の渥美半島沖で3月下旬まで継続。海底に井戸を設置して来年1−3月に世界初となる海洋産出試験を実施する環境を整える。

掘削作業は当初14日午前に始める予定だったが、悪天候などで間に合わず、同日夜の開始に向けて準備を進める。

メタンハイドレートを含む地層は海面から約1260メートル下に存在するとみられる。海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」のやぐらから、先端にドリルをつけたパイプを連結させて海底まで下ろしていき、掘り進める。

 

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コメント
 
01. 2012年5月13日 11:06:53 : 9Lhcd0feoo
ぬか喜びはしないこと。

メタンハイドレートなど30年前からどうしたこうしたと言っているがそれほど実用化に向けて前進しているわけではない。可能性自体はあるだろうが、現時点では冷静に見ること。理由をつけて独立行政法人に金がつぎ込まれているのが現段階。


02. 2012年5月13日 13:42:58 : caWAzSZmac
日本は勝手に資源を開発出来ない理由は他にもあると思われます。

技術的問題もあるでしょうが、日本が資源国になったら困る国が出て来ます。
そこらへん(利権)が一番の問題でしょうか。


03. 2012年5月13日 19:52:32 : UeGdy22GSI
メタンハイドレートの採集は石油・米メジャーが石油が売れなくなる事を
理由に、日本にストップをかけていたらしい。
(米国の世界警察体制)から引退する意向〜日本の自主独立=遠慮しないで
 新潟沖のハイドレートの採集を早急に行うべきだ。

04. 2012年5月13日 22:46:53 : BZZjZAt60A
「メタンハイドレードは資源ではない」石井吉徳・元国立環境研究所長
http://www.alterna.co.jp/7097



05. 2012年5月14日 09:59:54 : npansWPdOA
日本は火山や地震のマイナス面ばかり、受け取っている。鉱床からレアメタル、金、エネルー資源を早急に確保すべき。どこそこの国の思惑なんか、気にする余裕が日本にあるのかな。

06. 2012年5月14日 10:41:30 : YQX9xw9YPg
産業用エネルギーは最終的に電気の形にならなければならない。これに関しては「原発が安い」と言う嘘に妨害されて、自然エネルギーや海洋資源の開発が阻害されてきた。
しかしこの嘘が嘘であることが明らかになった今、自然エネルギーもさることながら、海洋資源にも目を向ける機運が出てきたと思う。
本格的に開発に着手すれば、遠からず国産化石燃料が手に入ることとなり、中東原油に頼る変則的な経済体制が根本から変わって来るだろう。
防衛政策にも影響が及ぶことと成る。
採掘に原油と同程度のコストが掛かると仮定しても、資金は国内で循環するのだから貿易収支は改善されることとなる。
大いに期待する。

07. 2012年5月14日 10:47:29 : BZZjZAt60A
体系的で壮大な「天然ガス・石油・石炭(無煙炭、瀝青炭)の無機起源説」を発表した故トーマス・ゴールド博士(元NASA顧問、米コーネル大学電波天文学・宇宙研修センター所長)は、その著の中で
「海底下砂層のメタンハイドレードはキャップロックとなって、その下には膨大な天然ガス(石油)が存在するはず…」と書いている。
地球深部探査船「ちきゅう」がそれを探索することを願っている。

08. 2012年5月14日 13:07:55 : BZZjZAt60A
ODP(国際深海掘削計画)によると
http://mhy.cmpcmp.net/050/ent5.html
以下引用
ODPでは、掘削能力、施設が大幅に改善されたジョイデス・レゾリューション号(排水量約2万トン)が使用されています。
ジョイデス・レゾリューション号は、世界中のほとんどあらゆる国での掘削を可能とする船ですが、掘削はライザー(泥水循環を行うためのパイプ)を使用しない方式であるために、石油や天然ガスの噴出には無防備状態です。このためODPでは、基本的に石油や天然ガスの存在が予想される地点では、環境破壊や事故の発生を防ぐために掘削は行わないことになっています。
しかし、ガイドラインの変更により、深海掘削計画の第164節(ODP Leg 164)航海にて実験が行われました。この結果、次のことが確認されました。

・米国東海岸から300km、大西洋上のブレーク海嶺はいずれも水深約2000mに海底があり、その海底下からメタンハイドレート層(200〜450m)を突き抜けた地底レベルの700m〜750mまで掘削がされたが、心配されたガスの暴噴はなかった。
・メタンハイドレート層の下層に多量のフリーガス(メタンガス)の存在が確認された。またフリーガス層の厚さおよび量ともハイドレート層と同等であることも判った。これらを総合してメタンハイドレート資源量を見積もる手がかりが得られた。またフリーガス上部のメタンハイドレートは、石油や天然ガスの貯留槽におけるキャップロックの役割を果たしていることも推定された。
 ・既にその存在が確認されながらもガスハイドレートのどの部分に対応するのか不明だったBSR(海底疑似反射面)の位置が、メタンハイドレートとフリーガスの境界面に相当することが確認された。

ゴールド博士の予言・遺言が確かめられている…ちきゅう号の掘削でもBSRは確認されているが、まだ天然ガスの自噴は…ない…らしい。


09. 2012年5月14日 13:41:36 : BZZjZAt60A
「おまけ」でゴメン
とりあえず、メタンハイドレードはもちろん、在来型の天然ガス、石油も、「化石」資源「化石」燃料と呼ぶことはやめにしましょう。
それは地球マントル起源の「鉱物」です。

たとえば、メタンハイドレードが「化石(生物)由来」であることの一般的な説明をみると、読んでいる方が恥ずかしくなるくらいの「こじつけ」です。
彼らには、タイタン(土星の衛星)やハレーすい星のメタンが生物由来であることを是非証明してほしいものだ。ついでに、ダイアモンドの中に閉じ込められているメタンの気泡の説明も。


10. 2012年5月14日 14:36:38 : YQX9xw9YPg
09

犬は自分のことを犬と呼んでくれなんて一言も言ってないが、便宜上われわれは犬と呼ぶ。
マントル由来物質であろうとも、とりあえず化石燃料と呼んだって構わない。


11. 2014年9月01日 11:06:44 : fCTQCZJvrw
>>01さん、賛成。


>>04さん
一ページと最終五ページの全文を紹介させてください。

「メタンハイドレートは資源ではない」石井吉徳・元国立環境研究所長
http://www.alterna.co.jp/7097



今回の原発事故の後、メタンハイドレートを原子力の代替として注目すべきとの論も出てきた。
しかし東京大学名誉教授で元国立環境研究所長の石井吉徳さんは

「そもそもメタンハイドレートは使えるような資源ではない」と断言する。
 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

その論を寄稿して頂いた。


■資源は質がすべて

3・11の原発事故を契機として、日本独特ともいえる、エネルギーについての、とんでもない誤解が喧伝されている。「日本近海の海底下にはメタンハイドレートが膨大にある」「日本のメタンガス消費量の100年分もある」というものだ。


NHKを含めたメディアでも、派手なキャッチフレーズで登場する。その姿は「溺れる者藁をもつかむ」かのようで、私は機会あるごとに警告してきたが、一向にその勢いは衰えない。


そもそも、資源について重大な誤解がある。「量」だけで資源を見る一方で、「質」の視点がない。その期待感は、あたかも太平洋戦争が敗色濃厚の時、日本は神国、いまに神風が吹く、そして鬼畜米英をやっつけてくれる、との神がかりの話になりかねない。それなのに、あたかも実際に起こるかのように喧伝され、国民もそれに期待し、願った。


これを批判すれば国賊のように言われたものである。当時、幼かった私は「大人は何と馬鹿なのだろう」と思ったことを今でも覚えている。


今のメタンハイドレートも、そのようなお話だ。そこで改めて「資源とは何か」、小学校の理科レベルの話をしなければならない。何せJOGMECなどの経済産業省傘下の政府機関、東大を含めた学界、石油技術協会などの専門学協会などがメタンハイドレートを容認し、宣伝している。すでにかなりの税金すら投入されている。


メディアでも、まるでメタンハイドレートを3・11後のエネルギーの救世主のようにもてはやす。神話は原発安全神話だけではないのだ。これでは3・11後の日本の未来が危ない。 


http://www.alterna.co.jp/7097/2■在来型ガス田と全く違う〜
http://www.alterna.co.jp/7097/3■膨大なメタン回収エネルギー〜
http://www.alterna.co.jp/7097/4■長年の研究プロジェクト、その経過と成果〜
http://www.alterna.co.jp/7097/5 石井博士の結びの言葉と経歴


私が委員長を務めて、資源かどうか見極めようと述べてから、もう20年ほどが経過した。だが依然としてEPR(エネルギー収支比)による科学的な経済評価は何時になるのか見当もつかない。


その反面、楽観的な話ばかりがメディアに流される。既に利権構造化しているのであろうか、「メタンハイドレート・ムラ」が出来上がったようだ。


もう止めにして欲しいものである、

税を負担しつつ幻想を追う国民が哀れである。
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑


参考:地質雑誌2009年特集号「メタンハイドレート(Part I):産状,起源と環境インパクト」http://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/118/1/1/_pdf/-char/ja/ 「メタンハイドレート(Part II):探査と資源ポテンシャル」 http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jgeography/118/5/_contents/-char/ja/


石井吉徳(いしい・よしのり) 東京大学理学部物理学科(地球物理学)卒、工学博士 、
東京大学名誉教授、
「もったいない学会」会長。
東京大学工学部(資源開発工学科)教授、
国立環境研究所所長(第9代)、
日本リモートセンシング学会長、
物理探査学会長、
石油技術協会副会長、
NPO地球こどもクラブ会長。
専門は地球環境学、地球物理学、エネルギー・環境科学、リモートセンシング、物理探査工学

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自分用まとめ
http://jmatome.blog39.fc2.com/blog-entry-120.html


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