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東電も3号機は臨界爆発と認めた
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2012年12月19日22:23 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
公開日: 2012/12/19
[日本語訳↓・字幕: Jo2Rayden
Fairewindsのアーニー・ガンダーセンです。これで、福島第一原発事故から二度目の12月です。
東京電力は、今年9月に報告書を公表しました。また、それをIAEA国際原子力機関に提出しました。
その報告書は、福島第一の爆発のより完全な分析です。また、それは2012年に知り得た事態について議論し、2011年に分析で具体化出来なかったことです。
さて、私は、爆発が即発臨界によったと述べました。核燃料プール中の"モデレート(=緩和された)"即発臨界が上向きの力を生み出した。
彼らは、それが地下室の水素によって引き起こされたと述べました。私は、それが第2の問題であると皆さんに述べました。
実際に重要なことは、東京電力のスライド #19の終わりの言葉です。東京電力は、これが"デトネーション"爆発だったと認めています。
"デトネーション"とは、爆発が音速より速く移動する衝撃波であることを、皆さんは思い出すでしょう。(=臨界爆発でないとマッハ速にならない)
誰も"デトネーション"爆発の衝撃波に耐え得る格納容器を設計していません。したがって、東京電力が、3号機の爆発がデフレグレーション(爆燃)ではなく、"デトネーション"爆発衝撃波だった、と遂に見解が一致した事を、私は歓迎致します。
したがって、私は最初の重要なことは、原子力規制委員会が格納容器が漏れるということを認めることだと思います。
二番目に、原発が"デトネーション衝撃波で爆発する場合があるということです。
さて、福島第一以来、私は原子力規制委員会の分析を注視しし続けています。誰も、原子炉格納容器に対する"デトネーション"爆発衝撃波の影響について語っていません。これはすべての原子炉格納容器設計に大きな波及効果があるのです。
そして、砂の中のダチョウのように、原子力規制委員会は、単に福島第一3号機で、"デトネーション"爆発衝撃波があったという事実を無視しています。
この東京電力のスライドショーは、格納容器の保全に関して、二、三のものを示します。最初に、格納容器が漏れるという明らかな証拠です。
もし人々の避難距離および撤退を計算に入れる場合、格納容器が漏れる場合があると、原子力規制委員会が認めれば、素晴らしいでしょう。
しかし、第2に、実際に原子炉格納容器は、"デトネーション"爆発衝撃波によって破壊される場合があるのです。
私たちは、当財団ウェブの音声録音で話しましたが、3号機は今、爆発の結果酷く破損しています。もはやクレーンを扱い、燃料プールから核燃料を持ち上げることができないのです。
その損害は、デフレグレーション(爆燃)によってではなく"デトネーション"爆発によって引き起こされましたが、未だに原子力規制委員会は、それが米国で起こりえないふりをしています。
さて、それは起こりました。また、それが起こったなら、それが再び起こるかもしれないことを意味します。
つまり、格納容器の分析は事実を反映する必要があります。水素爆発の結果、音速より速く動く衝撃波が起るのです。今、これは単に古いマーク1の設計に関する問題だけではありません。
ジョージアで建設されている真新しい設計の[東芝ウェスティングハウス]AP1000格納容器は、設計限界から10分の1ポンドの力しか余裕がない。"デトネーション"爆発衝撃波があると仮定していません。
格納容器が設計限界に非常に接近している場合、私たちが知っているような"デトネーション"爆発衝撃波があった場合、格納容器を粉砕するでしょう。
これは原子力産業が、この強化の為に学習・分析する必要がある教訓で、操業している数々の格納容器を進歩させるでしょう。
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原発の原子炉が核爆発するということを認めたということは大変なことです。
それを認めてしまうと,ガンダーセン氏が指摘しているように,同じ構造を持つ全ての原子力発電所で同じことが起きる可能性があるということを意味します。
さらに,今まで原子力の常識とされてきた,核兵器として使えるのは高濃度に濃縮されたウランのみで,低濃縮のウランは核爆発しないという定説が覆ってしまいます。
そして,ガンダーセン氏が指摘していないもう一つの可能性があります。
それは,3号機でウラン濃縮が行なわれていたという可能性です。
原子炉が核爆発したということを認めたということは,このどちらかの可能性があることを認めたということになってしまうのです。
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