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福島第1原発:宮城で水揚げ自粛拡大 セシウム基準厳格化
http://mainichi.jp/select/news/20120501k0000e040177000c.html
毎日新聞 2012年05月01日 12時14分(最終更新 05月01日 13時03分)
食品の放射性セシウムの基準値が1キロ当たり500ベクレルから同100ベクレルになってから1日で1カ月−−。基準の厳格化によって、宮城県沖での漁の水揚げを自粛するケースが相次いでいる。復興に向けて歩み始めた漁業者にとって、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響がじわじわ広がっていることが、新基準値でより鮮明になった。
「津波はひどかったが、今年の方が2倍も3倍も苦しい。放射能問題さえ無ければ」
福島原発から約100キロの牡鹿半島・小渕浜(同県石巻市)。4月末、高さ数メートルのがれきの山が残る浜の作業場で、漁師の須田賢一さん(59)がうめいた。「春告げ魚」とも呼ばれるメロウド(イカナゴ)はいまが最盛期だ。1月の検査では100ベクレルは下回ったが、放射能汚染を懸念し、県漁協所属の漁師たちは出漁の自粛を選んだ。
須田さんは津波で自宅が全壊、漁場も港も大被害を受けながら、漁を続けようと奔走してきただけに暗たんとした思いだ。「いつまで(自粛が)続くのか。他の魚種も自粛せざるをえなくなるのでは……」。現在はパートでメカブの仕分け作業などをして生活費を工面している。「ここで漁を続けたい。考えずに働くしかない」
新基準値に合わせ、県は昨年まで週20検体だった水産物の放射能検査の対象を3月から週100検体に増やした。その結果、最高値でスズキ360ベクレル▽ヒラメ400ベクレルなど4種で100ベクレル超を検出し、県や県漁協は、海域を指定して4種の水揚げ自粛を決めた。
宮城の各魚市場は、検査機器を増やして検査対象を広げ、基準値を超える魚の流通阻止を図っている。それでも「『宮城の魚』というだけで敬遠されるケースが特に西日本で多い」(市場関係者)のが現状だという。
石巻魚市場の須能邦雄社長は「自粛や検査など誠実に対応していると訴えるしかない」と語った。【宇多川はるか、須藤唯哉】
◇
福島 県内のウニ漁などを断念
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120501/k10014835981000.html
5月1日 17時43分 NHK
5月1日は福島県内のウニとアワビの漁の解禁日でしたが、原発事故の影響でことしの漁は断念せざるをえない結果となりました。
福島県いわき市の沿岸は、県内で最もウニ漁やアワビ漁が盛んな地域です。
中でもウニはホッキ貝の殻に載せて蒸し焼きにする「貝焼き」が地元の名産として知られています。
去年3月の東日本大震災と原発事故で漁ができない状態が続き、地元の漁業者たちはことしの漁の再開に大きな期待をかけて津波で失った船を発注するなど準備を進めてきました。
しかし、先月、沿岸の9か所でウニとアワビに含まれる放射性セシウムを調査した結果、1か所だけから国が定めた食品の基準の2倍を超える1キログラム当たり270ベクレルが検出されました。
残りの場所ではすべて基準を下回りましたが、風評被害を心配して漁協はことしの漁を自粛することを決めました。
漁が再開できる見通しが立たないなか、漁業者たちは「貝焼き」に必要な貝殻を集め始めるなど早くも来年に向けて準備を始めています。
福島県アワビウニ増殖協議会の秋山和夫会長は、「いずれ再開できるという気持ちを持ち続けています。どこまで踏ん張れるか分からないが頑張ります」と話しています。
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