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(回答先: 活断層連動 志賀原発など議論(NHK) 投稿者 クマのプーさん 日時 2012 年 4 月 25 日 21:45:07)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120425/k10014716551000.html
活断層 専門家繰り返し疑問視
4月25日 19時5分
福井県の日本原子力発電の敦賀原発の敷地内を走る活断層や地下の亀裂を巡っては、これまで耐震性に問題がないとしてきた日本原電に対し、専門家が繰り返し疑問を投げかけてきました。
昭和45年に運転を始めた敦賀原発1号機は、建設が許可された段階では、国の審査で原発の敷地内に活断層はないと評価されていました。
しかし、平成18年に原発の耐震性の指針が改訂された際に敦賀原発周辺の断層の評価を見直した結果、平成20年に1号機から東側に250メートル離れた敷地内を走る浦底断層が活断層であることが新たに確認されました。
また、このときの見直し作業の中で、専門家から敷地内におよそ160本ある「破砕帯」と呼ばれる亀裂の一部が周辺の活断層の動きに連動することで、地面に傾斜などができて、原発の施設に影響する可能性が指摘されました。
これに対して、日本原電は、調査や解析を行った結果、平成22年に「こうした亀裂と活断層が連動することはなく、原発の安全性にも影響しない」という評価結果をまとめ、経済産業省の審議会で妥当かどうか審議している最中でした。
こうしたなかで、去年3月に起きた震災で、断層の活動が震災前より活発になったため、原子力安全・保安院が原発周辺の活断層の評価の見直しを進めるなかで、専門家から「浦底断層」が近くにある活断層と連動した場合、これまでより10キロ長い35キロとなり、より大きな揺れを引き起こすおそれがあると指摘され、保安院は、日本原電に再評価するよう指示しました。
さらに、24日、専門家の現地調査で、敦賀原発の地下を走る亀裂が活断層の可能性があると指摘されたことを受けて、保安院はこうした亀裂が活断層かどうかや「浦底断層」と連動して動く可能性があるか改めて評価するよう指示し、敦賀原発の敷地内を走る活断層や地下の亀裂が原発の耐震性にどのように影響するかが問われる事態になっています。
専門家“対応遅い”と批判
原子力安全・保安院が日本原子力発電に敷地内の地下にある亀裂を再調査するよう指示したことについて、地形学が専門の東洋大学の渡辺満久教授は、「地下にある小さな亀裂が敦賀原発の近くの浦底断層という大きな活断層と連動する可能性については、われわれが4年前から指摘してきたことで、保安院や日本原電の対応は遅い」と批判しました。
そのうえで、破砕帯と呼ばれる亀裂があって岩石が脆くなっている場所に原発が建設されていることについて、渡辺教授は「活動がなければ周辺の土は固いが、粘土が多く指が土にめり込むほどやわらかい。数万年以内の間に活動を繰り返してきた活断層であることを裏付ける証拠で、地震の振動による危険よりも土地そのものが変形したりずれが生じたりして、原発の施設や設備が壊れる危険性がある」と指摘しました。
さらに、渡辺教授は「これまでの原発周辺の活断層の評価はあまりにもずさんだと言わざるをえず、敦賀原発以外にも周辺の活断層が正しく評価されていないところは数多くある。東日本大震災以来、地震が各地で頻発していることもあり、いつ地震が起こってもおかしくないという前提で、活断層を正しく評価すべきだ」と話しています。
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