ドキュメント台湾国会占拠（１）　台湾全土から抗議の市民が集結～不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」　IWJ 赤かぶ

ドキュメント台湾国会占拠（１）　台湾全土から抗議の市民が集結～不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」　IWJ
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/822.html
投稿者赤かぶ日時 2014 年 3 月 22 日 21:11:44: igsppGRN/E9PQ

【ドキュメント台湾国会占拠（１）】台湾全土から抗議の市民が集結～不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130664
3/22 19:58　IWJ Independent Web Journal

　3月18日（火）夜9時半、台湾で学生らが首都・台北（タイペイ）にある立法院（国会）に突入、占拠した。人数はおよそ200人。このニュースは日本でも報じられた。しかし、現在4日目を迎える占拠の模様や、今も台湾全土で膨らみ続けている抗議行動の様子は、あまり伝えられていない。一方、ネット上では大きな話題となっている。国会を占拠した学生らは、その国会内の様子を24時間ぶっ続けで、Ustreamやニコニコ動画を使って世界中に生配信している。

【Ustream】台湾立法院占拠24時間中継
http://www.ustream.tv/channel/longson3000

Live streaming video by Ustream

　IWJでは、この国会占拠と、立法院周辺で巻き起こっている抗議の模様を伝えるべく、現地の人間とコンタクトを取り、協力を得て取材を続けている。台湾の学生らは、なぜこのような行動に出たのか、そして今台湾では何が起こっているのか。岩上安身のTwitterアカウント（@iwakamiyasumi）で速報として伝え続けている抗議の状況を、以下、ドキュメントで掲載したい。

速報開始は、国会占拠3日目をむかえつつあった、3月20日未明から。

■3月20日午前4時～21日午前4時

台湾の馬英九政権が中国との間でサービス貿易協定（ECFA）を結ぶことに、一昨日の夜9時半、台湾の国立大学の大学院生たちが立法院（国会）に突入して占拠。占拠は3日目を迎える。IWJは台北の現地から後ほど中継を行う。今、その準備のため、台湾に連絡。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

続き。現地の中継スタッフからの連絡によると、昨日、立法院前は一万人の人が詰めかけたが、今日は天気が崩れ、やや人が少なめに。しかし、午後3時も過ぎたので（台湾は時差一時間）、学生も授業が終わり、勤め人も仕事を切り上げて、立法院に向かっており、夜には人が増えるだろうという。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

　現地からのレポートでは、国会占拠直後から、多くの市民が台北へ向かっているという。無料のバスも絶えず出続け、各地の大学の先生たちも、「立法院へ抗議に向かうなら授業を欠席しても欠席扱いにしない」、と言っているという。現地スタッフは、「みんな、民意を無視して勝手に交渉が進められていることに怒っているんです。私の友人も立法院に突入して中で籠城しています。学生たちは馬英九総統が出てきて話し合いをするまで引き下がらない、立て籠もりを続けると言っています」と語った。

続き4。このECFAは、TPPやFTAと非常によく似た経済協定。中国の投資家が台湾に投資してビジネスをしやすくし、移り住むことも自由になる。交渉過程が秘密であることもTPPとそっくり。中国では「黒い箱」と言われているが、まさしくブラックボックスの中で進められている。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

　台湾の学生らが国会での発行手続きを阻止しようとしている「サービス貿易協定」とは、具体的には2010年に中台で発効されたFTA、経済協力枠組み協定（ECFA）の一部である。この協議には「中国の企業家は台湾の銀行にお金を払うことで、台湾に移住でき、ビザの更新も無制限に行える」とする条文が盛り込まれている。一方、台湾の企業家も中国への移住が可能だが、会社の株式の51％を中国政府に渡さなくてはならない、という極めて不平等なものとなっている。このため、台湾の中小企業からは、「中国資本に潰される」などと懸念の声があがっていた。

　また、移住が簡単になることから、「このまま台湾が中国に組み込まれてしまうのでは」との声も上がっている。

　馬総統は昨年6月、「議会での審議を経ずに」この協議に調印。その後、野党の要望で協議の見直しを行っていたが、2014年3月17日、時間切れを理由に審議を強引に打ち切った。この強行が多くの反発を呼び、学生らの議会乱入・占拠につながった。学生たちは協定の撤回や馬総統との面会などを要求しているが、3月22日19時現在、馬総統からの公式な見解は出されていない。

台北からの続き。いま、現地から送られてきた情報によると、明日の議会及び来週の火曜日の議会が延期になったとのこと。 pic.twitter.com/uEQ8GDSV4a
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。現地協力者からの情報。フェイスブックなどで広まっているメッセージだという。明日21日が重要、とのこと。⇒「服貿不是法案，所以不需要經由三讀。」而明天(3/21星期五)的議程顯得非常重要！一定要癱瘓國會！今晚警方必然有更多動作，我們一定要守住！
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。メッセの続き。⇒ 別在重要關頭讓漠視民意的國民黨得逞！議場外人多，議場內的警察就頭痛！不論您是在議場裡面還是外面，您都能盡一己之力展現人民的力量！
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。前2ツィートの大意。⇨「今晩がカギです。そのため警察の動きも激しくなっているので絶対に守りましょう。議場の外の人も中の人も一緒に力を合わせて人民の力を・・」といった内容で今晩の集会への参加の呼びかけをしている、という。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。現地からの情報。台湾の制作会社のつくったビデオ。今回の中国との貿易協定の内容と、学生たちがなぜ怒っているのか、日本語でわかりやすく説明されている。この内容の通りだとすると台湾は経済植民地に。自由貿易協定の実態が鮮明に。http://t.co/hNjzgM6F7c
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。中継チーム、台北の立法院前に到着し、中継準備中。人が多すぎて、電波が不安定だという。現地からの中継は、もう少し、お待ちを。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。訂正。先ほど台北市内とツィートした写真は、昨日の高雄の地下鉄構内の写真。間違いでした。訂正します。もう一度、添付。 pic.twitter.com/oJlsmcyNuD
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

立法院前に到着した中継チームから送られてきた写真。立法院正門前は警官で包囲されているという。 pic.twitter.com/nlmb9RvaNv
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。台湾では全土で馬英九総統に対する抗議集会が行われている模様。これは、今夜の台中市内の様子。数時間前の撮影。市の中心部の広場に、少なくとも4千人の民衆が集まったという。参加者からの情報。 pic.twitter.com/FHkJsK4mKQ
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。中部大学生の王さんから。「抗議活動へ参加しているのは、台北の人々だけではありません。中南部からバスに乗り合わせ台北に向かう人々、各地の抗議活動へ参加する人もいます。参加者の中には、香港人、大陸からの留学生も」。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。中部大学の学生、王さんの話、続き。「路上で「you can change world」と応援してくれている外国人もいて驚きました」。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。これは、台湾の大学生用の討論サイト。http://t.co/I8nyBMVaP0
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

台湾からの続き。楊さんという大学二年生。「初めて社会運動に参加しました。マスコミの報道と異なり、現場はゴミ拾いする人々、物資を差し入れする人々など規律正しく機能していました。反対賛成関わらずぜひ、現地に足を運んでそこからこの国の未来に向き合って欲しい」。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 3月 20

コメント
01. 2014年3月22日 22:26:34 : S2UNHcosi6 かつて中国大陸での内戦で中国共産党・中国人民解放軍に敗れて台湾に逃げてきた中国国民党。そのトップである蒋介石総統は、「本土反攻」を呼号し、中共打倒に燃えていた。中国国民党の放送局であったBCCの国際放送である自由中国の声(Voice of Free China)は世界各国に向けて中華民国の正統性を訴えてきた。当方は1974年以来、この中華民国からの日本語放送を聴いてきた。その自由中国の声が国民党の手を離れ、中華民国中央放送局となり、台北国際放送と名称を変更され、今日では台湾国際放送を名乗っている。報道スタンスとしては、政府与党の意向を反映することにある。このため、ニュースの次の「台湾観点」では、与党である国民党の意向を放送していた。かつて大陸と鋭く対立していた国民党は、2008年の政権奪還で馬英九氏が総統に就任したが、大陸と融和する路線を打ち出し、経済関係を深めている。おそらく、巨大な中国大陸市場に進出したがっている台湾経済界の意向を受けてのことだろう。しかし台湾には、自由のない大陸を嫌って逃げてきた人も多く、大陸の住民を恐怖支配している中国共産党に対する敵対心が強い。大陸と融和政策を推し進める馬英九総統に対する反対運動は、これまでから行われてきた。だが、今回は規模がこれまででは最大だ。大陸には自由がない。政府に手向かえば逮捕されるし、簡単に死刑になる。台湾は売国奴・馬英九総統を政権から引き釣り下ろさなければ、中国大陸の残虐暴力支配集団・中共の手に落ちてしまうのだ。台湾国際放送の「台湾観点」では、運営母体である中華民国中央放送局が国民党の意向を受けて、両岸サービス貿易協定を推進することこそが、台湾の経済を反映させる唯一の道だと述べていた。しかしアナウンサー個人個人は、そうは思っていない。アナウンサーは個人的には中共が当然、嫌いである。しかし上層部が圧力をかけているようだ。このためか、番組内で「運営母体の中央放送局の意向を伝えています。」と述べておられた。これらの内容について、台湾国際放送の日本語サイトでは伝えられていない。 ●かつて、あれほど中共を非難していたのに、今や魂も抜かれたも同然の中国国民党。人権無視の反右派闘争、大躍進の失敗、文化大革命、六四天安門事件、法輪功学習者に対する虐殺、ウイグル、チベットに対する弾圧、その他いろいろ。よくもまあ、これだけの犯罪集団が大陸を占拠してきたものだ。かつて毛沢東を賛美する北京放送に嫌気がさして、中波しか聴けないラジオじゃいやだと子供の頃に両親に訴えたら、短波でしかやってない自由中国の声を聴けるナショナル・パナソニックのワールドボーイRF-848を買ってきてくれた。今でも感謝しています。かつての国民党は中共を「共匪」と呼んで徹底的に非難したものだが、今や中共にすりよっているとは。もう国民党は歴史的役割を終えたも同然。潔く解散しなさい !
02. 2014年3月23日 00:41:07 : FkOcdLSi9o 　進出したがっているもなにも中国いけば台湾の企業だらけ。なにせもとは同じですから中国の役人の気質も対処の仕方も万事心得大もうけしてる。台湾企業の進出した町には”愛人マンション”といわれるマンションまである。それもこれもみんな判って騒いでいるわけだ。何か裏があるし、騒ぎを画策する司令部がある。大体日本の大学と違って９月入学の台湾の大学の学生が休みでもないのに長期に亘って出張って騒ぐか。地方から集まる学生の足代、飯代、宿泊代はどうやって、誰が払ってるのか。　共産党政権が嫌いならどうして進出企業があれほど多いのか。例えばＰＣの全世界生産量の８０％は中国大陸で作られてその大本は台湾企業だ。　これだけの現実がありながら今さら一体化がイヤだとか何とかいうのは現実離れしている。しかも学生の主張する”今日明日が山場だ”と言うのも如何なる根拠に基づくものなのか何の説明もない。ウクライナが駄目だったんでタイと台湾に狙いをつけたと考えるのが合理的だ。もっともタイの場合は農閑期のアルバイトというのが昔からのパターンだ。
03. 2014年3月23日 19:09:33 : pWrDKo5Kq2 　０１↑ 時代は変わる。蒋介石総統は、「本土反攻」を呼号し、中共打倒に燃えていた。>>＞そのお孫さんが「本土」浙江省奉化市にある蒋介石氏の故居を訪れ、ご先祖の墓参りという時代だよ。 http://slide.news.sina.com.cn/c/slide_1_2841_47355.html#p=1
04. 2014年3月25日 14:23:00 : pbrZeAVFgg 台湾の若い連中のパワーはすごいな（それに比べて日本の若い連中ときたら…）。天安門事件の時、中国の学生たちも頑張ったが悲しいかな共産党の一党独裁だったので数多くの血を流して強制終了させられた。後には思想弾圧が残った。台湾は民主主義国なのでそこまで行かないと思うが、これを起爆剤に中国本土の学生と手を組み、あの中国をなんとかしてほしいものだ。

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01. 2014年3月22日 22:26:34 : S2UNHcosi6 かつて中国大陸での内戦で中国共産党・中国人民解放軍に敗れて台湾に逃げてきた中国国民党。そのトップである蒋介石総統は、「本土反攻」を呼号し、中共打倒に燃えていた。中国国民党の放送局であったBCCの国際放送である自由中国の声(Voice of Free China)は世界各国に向けて中華民国の正統性を訴えてきた。当方は1974年以来、この中華民国からの日本語放送を聴いてきた。その自由中国の声が国民党の手を離れ、中華民国中央放送局となり、台北国際放送と名称を変更され、今日では台湾国際放送を名乗っている。報道スタンスとしては、政府与党の意向を反映することにある。このため、ニュースの次の「台湾観点」では、与党である国民党の意向を放送していた。かつて大陸と鋭く対立していた国民党は、2008年の政権奪還で馬英九氏が総統に就任したが、大陸と融和する路線を打ち出し、経済関係を深めている。おそらく、巨大な中国大陸市場に進出したがっている台湾経済界の意向を受けてのことだろう。しかし台湾には、自由のない大陸を嫌って逃げてきた人も多く、大陸の住民を恐怖支配している中国共産党に対する敵対心が強い。大陸と融和政策を推し進める馬英九総統に対する反対運動は、これまでから行われてきた。だが、今回は規模がこれまででは最大だ。大陸には自由がない。政府に手向かえば逮捕されるし、簡単に死刑になる。台湾は売国奴・馬英九総統を政権から引き釣り下ろさなければ、中国大陸の残虐暴力支配集団・中共の手に落ちてしまうのだ。台湾国際放送の「台湾観点」では、運営母体である中華民国中央放送局が国民党の意向を受けて、両岸サービス貿易協定を推進することこそが、台湾の経済を反映させる唯一の道だと述べていた。しかしアナウンサー個人個人は、そうは思っていない。アナウンサーは個人的には中共が当然、嫌いである。しかし上層部が圧力をかけているようだ。このためか、番組内で「運営母体の中央放送局の意向を伝えています。」と述べておられた。これらの内容について、台湾国際放送の日本語サイトでは伝えられていない。 ●かつて、あれほど中共を非難していたのに、今や魂も抜かれたも同然の中国国民党。人権無視の反右派闘争、大躍進の失敗、文化大革命、六四天安門事件、法輪功学習者に対する虐殺、ウイグル、チベットに対する弾圧、その他いろいろ。よくもまあ、これだけの犯罪集団が大陸を占拠してきたものだ。かつて毛沢東を賛美する北京放送に嫌気がさして、中波しか聴けないラジオじゃいやだと子供の頃に両親に訴えたら、短波でしかやってない自由中国の声を聴けるナショナル・パナソニックのワールドボーイRF-848を買ってきてくれた。今でも感謝しています。かつての国民党は中共を「共匪」と呼んで徹底的に非難したものだが、今や中共にすりよっているとは。もう国民党は歴史的役割を終えたも同然。潔く解散しなさい !
02. 2014年3月23日 00:41:07 : FkOcdLSi9o 　進出したがっているもなにも中国いけば台湾の企業だらけ。なにせもとは同じですから中国の役人の気質も対処の仕方も万事心得大もうけしてる。台湾企業の進出した町には”愛人マンション”といわれるマンションまである。それもこれもみんな判って騒いでいるわけだ。何か裏があるし、騒ぎを画策する司令部がある。大体日本の大学と違って９月入学の台湾の大学の学生が休みでもないのに長期に亘って出張って騒ぐか。地方から集まる学生の足代、飯代、宿泊代はどうやって、誰が払ってるのか。　共産党政権が嫌いならどうして進出企業があれほど多いのか。例えばＰＣの全世界生産量の８０％は中国大陸で作られてその大本は台湾企業だ。　これだけの現実がありながら今さら一体化がイヤだとか何とかいうのは現実離れしている。しかも学生の主張する”今日明日が山場だ”と言うのも如何なる根拠に基づくものなのか何の説明もない。ウクライナが駄目だったんでタイと台湾に狙いをつけたと考えるのが合理的だ。もっともタイの場合は農閑期のアルバイトというのが昔からのパターンだ。
03. 2014年3月23日 19:09:33 : pWrDKo5Kq2 　０１↑ 時代は変わる。蒋介石総統は、「本土反攻」を呼号し、中共打倒に燃えていた。>>＞そのお孫さんが「本土」浙江省奉化市にある蒋介石氏の故居を訪れ、ご先祖の墓参りという時代だよ。 http://slide.news.sina.com.cn/c/slide_1_2841_47355.html#p=1
04. 2014年3月25日 14:23:00 : pbrZeAVFgg 台湾の若い連中のパワーはすごいな（それに比べて日本の若い連中ときたら…）。天安門事件の時、中国の学生たちも頑張ったが悲しいかな共産党の一党独裁だったので数多くの血を流して強制終了させられた。後には思想弾圧が残った。台湾は民主主義国なのでそこまで行かないと思うが、これを起爆剤に中国本土の学生と手を組み、あの中国をなんとかしてほしいものだ。