(回答先: 張成沢氏処刑：「原因は利権対立、先月中旬には拘束」：韓国国家情報院院長の説明：正恩氏夫人と張成沢氏の“関係”は否定 投稿者 あっしら 日時 2013 年 12 月 25 日 03:38:53)

北朝鮮の石炭　対中国輸出額の５割＝正恩氏後継内定後に急増［聯合ニュース］
2013/12/23 18:51

【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院が２３日、北朝鮮の張成沢（チャン・ソンテク）元国防副委員長粛清の背景について、石炭関連の利権事業との関わりについて言及し、北朝鮮の石炭産業に関心が集まっている。

北朝鮮には各種鉱物が豊富に埋蔵されていて、このうち石炭は重要なエネルギー資源に選ばれている。無煙炭は炭鉱が平安南道や咸鏡南道に集まっていて、エネルギー効率が無煙炭より落ちる褐炭は咸鏡北道で主に採掘されている。

民間研究団体の北韓資源研究所は今年８月に発表した報告書で、北朝鮮の石炭埋蔵量を褐炭１７９億トン、無煙炭４１億トンなど、２２０億トンを超えると推算した。潜在的価値は約３兆７０００億ドル（約３８４兆７２６０億円）で、韓国（約２２００億ドル）の１５倍以上と計算された。

そのため石炭は北朝鮮の鉱物輸出において極めて重要な位置にある。北朝鮮が中国に輸出した無煙炭は２００７年３７４万１０００トン、２００８年２５３万７０００トン、２００９年２９７万２０００トンを記録し、２０１０年には４６４万１０００トンに急増した。２０１１年には１１１７万３０００トンで２倍以上になり、昨年は１１８０万トン程度を記録した。

韓国貿易協会の資料によれば、今年に入って１０月までの北朝鮮の対中国輸出額２３億５０００万ドルのうち、石炭が１１億３０００万ドルで半分近くになった。

金正恩（キム・ジョンウン）第１書記が後継者として内定した翌年の２０１０年から北朝鮮の石炭輸出が大きく増えている。
北朝鮮は石炭を製鉄および暖房用として、延辺朝鮮族自治州琿春市など東北３省を通じて中国に売っている。
処刑された張氏が対外貿易、特に中国と経済協力を主導してきた点を勘案すれば、どんな形であれ、石炭事業に関与していたというのが専門家の見解だ。張氏の側近で１１月に処刑された張秀吉（チャン・スギル）氏は人民保安部（警察）傘下の貿易会社を運営し、油類だけでなく石炭貿易も行っていたと分かった。
国家情報院の発表通りに張氏が石炭関連事業の利権に関わっていたとすれば、張氏の側近が北朝鮮内の他の機関と争いながら石炭輸出での影響力を拡大しようとしていたと考えられる。
北朝鮮で統治資金を管理しているとされる朝鮮労働党傘下の３８号室や３９号室だけでなく、財政経理部などの組織も外貨稼ぎとして石炭輸出を少なくない比重で行ってきたと分かった。
北朝鮮は張氏の罪状として「国の貴重な資源である石炭を安値で売ってしまう売国行為をした」としている。張氏の側近が他の機関との競争の中で、相場より安い価格で中国に売ったことが推測できる内容だ。
北韓資源研究所は「張成沢はこれまで北朝鮮の対外貿易を総括していたため、石炭輸出に関与していないはずがない」とした上で、「中国に多くの石炭を輸出するために安値で売らなければならない構造的問題があったと思われる」と説明した。

yugiri@yna.co.kr

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