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(回答先: 金正恩政権3年目 体制安定図り改革開放継続の見通し:大逆賊として処刑が無事すんだらその名さえ禁句となった張成沢事件 投稿者 あっしら 日時 2013 年 12 月 20 日 02:46:56)
記事入力 : 2013/12/18 10:36
金総書記死去2年:前途多難の金正恩政権第2ステージ[朝鮮日報]
金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去から2年となる17日に開かれた追悼大会を契機として、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記による単独支配体制が正式にスタートしたが、その前途は険しい。張成沢(チャン・ソンテク)労働党行政部長の処刑により、経済の改革開放政策は難関に直面する可能性が高く、中国との関係も疎遠になりつつある。権力エリート層に不安感が高まり、内部対立が表面化する可能性も少なくない。北朝鮮問題専門家は「金正恩政権の第2ステージがスタートしたものの、出口が見えない」と指摘した。
■外資誘致も望めず
金正恩第1書記による張成沢氏粛清は、自らの経済的な政治基盤を台無しにした自殺行為だと評されている。唯一指導体制を確立するという名目で、黄金の卵を産むガチョウの腹を割いてしまった。
世界北韓(北朝鮮)情報センターのアン・チャンイル所長は「北朝鮮に首領制社会主義が成立して50年間で初めて、張成沢氏という経済的多元主義勢力が登場したものの、金正恩唯一体制によって破り去られた」と述べた。北朝鮮が経済的成功を収めるためには、張成沢氏式の経済改革・開放措置が求められるが、それが後退してしまったことを示している。
金正恩第1書記は、政権第2ステージを成功させるため、経済の改革開放措置を続けるとみられるが、それを効果的に推進する主導勢力は見つからない可能性が高い。北朝鮮消息筋は「張成沢氏系の一部が残ってはいるものの、彼らは改革開放を進め、外資を誘致する上では力不足だ。中国すらも張成沢氏粛清後、北朝鮮に投資しない可能性が高い」と述べた。金正恩第1書記が推進してきた13の経済開発区事業も成功する可能性はほとんどないとみられている。
■遠ざかる中国
中国の王毅外相は16日、ケリー米国務長官と電話会談し「北朝鮮情勢に重要な変化が生じている」と述べたとされる。中国政府幹部が北朝鮮情勢をそう評価するのは異例のことだ。それだけ中国が張成沢氏粛清に敏感に反応していることが分かる。韓国政府当局者は「中国の北朝鮮に対する見方が以前と異なるように思える。金正恩体制に対する否定的な見方が高まっている」と指摘した。
金正恩第1書記が目指している訪中も難しくなったとの見方がある。高麗大のチョ・ヨンギ教授は「二大国としての地位を固めたい中国は、核開発や恐怖政治を行う金正恩体制を認めることがますます難しくなっている。金正恩第1書記の訪中が実現しなければ、経済的、外交的孤立がさらに高まりかねない」と懸念した。
金正恩第1書記に対する国際的批判世論が高まっていることも重圧だ。対北朝鮮消息筋は「北朝鮮に投資した中国企業の間でも『こんな所で事業はできない』という声が上がっている」と語った。
金正恩第1書記が核と経済の開発を並行する路線にこだわった場合、米中の圧力強化で経済的、外交的にますます孤立する可能性が高い。ソウル大統一平和研究院のチャン・ヨンソク上級研究員は「中国も北朝鮮の核開発を懸念している。米中が手を組んで圧力を加えれば、北朝鮮は深刻な危機に陥るはずだ」と述べた。金正恩第1書記にとっては、並行路線を放棄することも推進することもできない進退両難の状況に陥る可能性が高い。
張成沢氏粛清で北朝鮮の支配階層内部に動揺が広がっていることも問題だ。韓国政府関係者は「張成沢氏粛清以降、金正恩第1書記に近づく人物は誰でも粛清対象になり得るとの不安が高まっている。権力エリートの忠誠度がますます低下し、潜在的対立が高まる可能性がある」と述べた。第2、第3の張成沢事件が起き、極度の政治的不安状況が生じかねないとの見方も出ている。
ペ・ソンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/18/2013121801162.html
- 張成沢氏処刑:「正恩氏はスイス留学時代から危険だった」カート・キャンベル元米国務次官補:米国政権のほうが暴力的で危険だが あっしら 2013/12/20 02:55:21
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