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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130822/frn1308220730000-n1.htm
2013.08.22 夕刊フジ
しばしば「人糞」が小道具として登場することは、韓国の抗議行動、要求運動の特徴かもしれない。かなり昔から行われていたとみられる。
人糞入りペットボトルの投げ込み事件がソウルの日本大使館であったことは紹介したが、近代政治史で最初に出てくるのは1966年9月に起きた金斗漢(キム・ドゥハン)事件だ。
サムスン財閥によるサッカリン密輸事件で世が騒然とするなか、野党議員、金斗漢氏はアルミ缶を持って国会の演壇に立つや、事件との関与を疑われていた国務総理らが座る閣僚席をめがけてアルミ缶の中に詰めてきた人糞をぶちまけたのだ。
これにより内閣は総辞職し、サムスン財閥の創業者はひとたび「経済界からの引退と、密輸した企業(韓国肥料)の国家への献納」を表明した。
政治絡みの人糞事件はその後なくなったと思っていたら、2010年11月、60歳代の男が盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓に、人糞10リットルをかけて器物損壊罪・死体汚辱の現行犯で逮捕される事件があった。
これで小道具としての人糞が見直されたのかもしれない。
11年には米国産牛肉の自由化に反対する男が、商店の牛肉用ショーウインドーに人糞をかける事件があった。すぐに、米韓FTAに反対する男が国会前に人糞をまいた。
悪韓、いや圧巻は昨年4月、全州(チョンジュ)市役所玄関で起きた「脱糞ショー」だ。全州市営バス労働組が市役所前でデモをしていたときだ。「組合員のK氏(55)が集団の中から突然飛び出し…仲間が見守るなか、K氏は玄関前でズボンを下ろして座り込んだ。…玄関横にいた警察官1人が駆け寄ってK氏を立たせようとすると、K氏は『大便よりも汚い市庁のヤツら』などと叫び、警察官の手を振り払いながら一瞬にして用を足した」(朝鮮日報12年4月25日)というのだ。
労組員による「脱糞抗議」は、実はこれが初めてではなかった。この記事の末尾に、同年1月にソウルでもあったことが伝えられていた。
「豊山ホールディングス・ビルでは、整理解雇に対する抗議集会を行っていた民主労総傘下金属労働組合PSMC支部の一部組合員が、ビルのガラスに人糞を塗りつけた。デモ参加者の1人が2階ロビーの正門横で用を足し、その大便を出入り口などに投げつけたほか、周辺のガラスに塗りつけた」
こういう行動は伝染するのだろうか。テコンドーの国技館に当たる国技院の理事長選挙に「市民団体代表という2人が押しかけてゴミをばらまき汚物が入った水おけを投げ…」(中央日報13年6月4日)。
「民度」という言葉が自然に頭に浮かんでくる。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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