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(回答先: Re: test 投稿者 明るい憂国の士 日時 2012 年 2 月 05 日 10:38:30)
野田首相殿、「社会保障と一体の増税」より、「吸血シロアリ駆除と一体の社会保障」ではないんですか? (神州の泉)
野田首相殿、「社会保障と一体の増税」より、「吸血シロアリ駆除と一体の社会保障」ではないんですか? (その演説から引用) それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、是非皆さん思っていただきたいと思います。その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないということです。 シロアリがたかってるんです。それなのに、シロアリ退治をしないで、今度は消費税を引き上げるんですか? シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。徹底して税金の無駄遣いをなくしていく、それが民主党の考え方であります。 官僚は、修正資本主義、または混合資本主義(※注:文末に記す)の機能を円滑にするためにこそ、その存在価値がある。原理論的な暴力資本主義をなだめ、福祉という社会主義的な要素を加味して全体のバランスを取る。それが産業革命以降に、自由主義圏の人類国家が選択した修正資本主義の道程である。ところが、共産圏が衰退して以来、事実上、資本主義国家群が剥き出しの市場原理性に立ち返り、その様相はイギリス産業革命直後に見えた暴力と搾取が支配する構造に変化した。この暴力資本主義への復古を事実上推進した者が国際金融資本であった。この一大拠点はアメリカにあって、アメリカそのものを牛耳る奥の院となっている。 日本の官僚に見える大問題は、この奥の院の意向に沿って国家運営を誘導する強い指向性を持ち、三権分立を凌駕して政治までコントロールすることにある。その目的は、宗主国に国富を貢ぐことと、自分たちの栄耀栄華を味わうためだけにある。そのために、財務官僚を筆頭にして彼らは徴税(ちょうぜい)原理至上主義に凝り固まる浅ましい存在となっている。日本の統治体制は、官僚主導体制という官僚帝国勃興システムに占拠されている。国民のために使われるべき税金が、いつの間にか官僚帝国へ横流しされる事実にみんなが気付き始めている。 これは北朝鮮へ支援物資を届けても、物資が国民に届く前に軍部や支配階級に流れてしまうのと全く同じである。税金の歳入も歳出もシロアリが握っていて、横流しもシロアリがやっている。税金の流れがどうなっているか、シロアリは奸智に長けていて、途中のフロー状態を外から見えないようにブラックボックスを通す。これではヤクザやマフィアのマネーロンダリングと変わらない。高級官僚を国家ヤクザと理解する私の気持ちは決して的外れではないだろう。野田佳彦首相は、シロアリ撲滅という重大な要件を忘却し、シロアリに魂を売った。 首相殿!シロアリ退治はどこへ行ったんですか?シロアリという言葉はタブーになったんですか?我々の血税が吸血シロアリに吸われている現状はどうするんですか? ※注 修正資本主義、あるいは混合経済体制とは、原理的な資本主義経済の、資本力による弱肉強食経済に基づくさまざまな弊害を国家が政策的に是正し、国家に福祉性格を付与して、剥き出しの資本暴走を制御しようとする考え方。産業革命直後に見られた、資本家による労働者搾取・虐待による社会の脆弱化を見て、西欧自由主義国家群がやむなく採用した国家経済体制。国家による福祉政策とは、ケインズ主義的、社会主義的な性格を帯びており、資本主義の暴力的な資本ダイナミズムを、国家介入型福祉政策で緩和したので、修正、あるいは混合型資本主義と言う。小泉構造改革とは、セーフティネットの切り崩しや福祉予算を年間2千億円削減するなど、国家から福祉性格を除外する方向性を持っており、修正資本主義を本来の弱肉強食政治に戻そうとするベクトルを有する。つまり、竹中平蔵氏の政治思想とは、修正資本主義を破壊することによって、宗主国や資本強者だけを富ませる考え方なのである。(あくまでも管理人の理解ですが)
植草氏がブログで紹介し、どんどん拡散された、例の「シロアリ駆除動画」が周知され始めている。ここでは、初志貫徹に燃える野田佳彦氏の力強い立派な街頭演説が聴く人々の心を捕える。何という説得力のある素晴らしい演説内容であろうか。
「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。これがルールです。書いてないことを平気でやる。これ、おかしいと思いませんか。書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。
天下りを許さない、わたりは許さない。それを徹底していきたいと思います。消費税1%は二兆五千億円です。十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶら下がっている。
消費税の税収が二十兆円になったら、またシロアリがたかるかもしれません。鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。
冒頭に掲載した写真の動画で、野田佳彦氏は上記内容を力強く言ってのけている。本当に素直に共感できる街頭演説である。実に分かりやすくて、官僚利権の要点を上手く衝いていると思う。この動画は植草氏の記事によると、2009年8月15日の街頭演説の様子であるというから、約二年半前のことである。これだけ、力強くて説得力のある正論を堂々と述べていた野田佳彦氏が、今では官僚利権の「か」の字もない増税スローガンに変貌した。現在の野田佳彦氏が、本当にきれいさっぱりシロアリの存在を捨象しているのは、いくらなんでもあんまりだと言うしかない。
「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」
消費税増税路線は、シロアリをやっつけることが、何よりも最初にやるべきことであることは、野田佳彦氏自身が極めてはっきりと表明していたではないか。シロアリ退治の過程を抜かして増税したら、爪に火を灯しながら細々と生きている貧しい国民から吸いとった税金は、シロアリたちの餌になってしまうだけである。それは、自分たちが住む社会空間の福祉やインフラのためではなく、シロアリ帝国の繁栄に血税を注いでいるようなものである。我々は日本という国に住む日本人である。だから税金は日本国家のために使うべきであり、シロアリ帝国という有害寄生虫の棲息する領域に流れてはならないのだ。
(イラストはパロディスト、マッド・アマノ氏の作品です)
2012年2月 4日 (土)
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- Re: test 明るい憂国の士 2012/2/05 20:12:10 (12)
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