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(回答先: 杜撰な記事を書き散らす立花隆(世川行介) 投稿者 内田良平 日時 2011 年 11 月 15 日 07:36:14)
立花氏の話が盛り上がっているので、最新のネタを....
滅多に読まない「文藝春秋」今月号(12月号)の巻頭に「日本再生(8)地球外生命」という立花隆氏の論考が掲載されている。
(腎臓病にまつわる透析の話が載っていることで購入)
地球も宇宙内存在だし、ヒトと呼ばれている我々も“宇宙人”である。ヒトがそのような世界観を持ったがゆえだろうが、地球外生命の有無はある種の人たちにとって大きな関心事になっているようだ。
その話はさておき、立花氏は、そのなかで、「一九六〇年のオズマ計画以来、SETI計画、フェニックス計画、ドロシー計画など、公的資金を使っての宇宙人とのコンタクトの試み(受信と送信)がアメリカでは組織的に行われてきている(国際天文学連合にも認知されたプロジェクト)。しかし、半世紀以上たつというのに、何らかの意味での宇宙人とのリアルなコンタクトが成立したという話は全くない。技術的にコンタクトの方法が誤っている(周波数がちがう、コードがちがうなど)可能性もあるが、地球文明が宇宙で孤立した文明である(空間的孤立と時間的孤立。過去には宇宙人がいたかも)可能性のほうが高いと考えられている」と書いている。
電車のなかでこの部分を読んだとき、「立花さん、大丈夫ですか?」と言いたくなった。
宇宙論を語っているのに、「半世紀以上たつというのに、」という考え方に、あまりのトンチンカンさを感じたからだ。
太陽系内の話であれば、光(電磁波)の速さで、太陽まで500秒、定義が揺れている冥王星まででも5時間だから、「半世紀以上たつというのに、」という言い方は理解できる。
火星に生命体の痕跡があるという話はともかく、「宇宙人とのコンタクトの試み(受信と送信)」は太陽系外が主たるターゲットである。
いちばん近い恒星でも4光年超(ケンタウルス座アルファ星)、何より、現在推測されている宇宙の大きさ(この概念自体問題を孕んでいるが)は130億光年である。
たかだか50年(折り返しで25年)の努力で、「地球文明が宇宙で孤立した文明である(空間的孤立と時間的孤立。過去には宇宙人がいたかも)可能性のほうが高い」と考えることなぞできない。
億年光年単位の向こうに人類的生命体が存在するとし、コンタクトを理解し反応するとしても、我々人類が存続しているあいだに返信を受け取れるかどうかあやしいものだろう。
これ以上は板違いになるので、立花氏の思考力という観点でのみ取り上げさせてもらった。
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