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(回答先: 論の「大前提」が誤っています。 投稿者 あっしら 日時 2011 年 11 月 03 日 16:28:58)
>一つは、農産品輸入とエネルギー輸入の途絶が必ずしも同時に襲ってくるとは言えないのに、まるで農産品輸入途絶=エネルギー輸入途絶であるかのような前提で論が進められている誤りです。
現実には農産品輸入が止まってエネルギーがこれまで通り輸入されることも、その逆もないでしょう。
その理由。
まず食料については、世界には農業に適した未耕作地や休耕地が山ほどあります。
(アメリカヤロシアの休耕地、ブラジルの未耕作地などなど)
また、TPPが導入されれば、競争力を上げるために法人参入規制もなくなり、大規模法人が農業に参入し、生産効率が加速度的に増すはずです。
その技術は海外にも伝わっていくでしょう。
つまり、人口が増え、途上国が必要とする食料が増えたとしても、心配はないと考えています。
供給不足から日本への輸入が止まることはないということです。
(これは長谷川慶太郎の調査結果の受け売りですが)
エネルギーについても原油は不足するでしょうが、日本以外の国では米国や中国などはじめとして原発が推進されています。
原発で発電し、スマートグリッドでロスなく送電して電気自動車を走らせる。
原油への依存度は飛躍的に小さくなります。
さらに、今後は米国や中国などで莫大な天然ガス:シェールガスが産出されます。
これも原油依存度の飛躍的な低下に拍車をかけるでしょう。
つまり、世界的な規模ではエネルギー不足となることは想定しづらく、供給不足から日本への輸入が止まることもないでしょう。
以上のとおり、供給不足から食料やエネルギーの輸入が止まることはないというのが私の考えです。
輸入が止まることがあるとすれば、外交上の大問題で日本が世界中から締め付けられるケースだけです。
この場合には、エネルギーも食料も締め付けられるでしょうから、日本は終わりということになる。
そして、そうはならないようにしなければならない。
(実際には、民主国家の日本で第二次大戦後、輸入が止まるような外交をすることはこれまでもなかったし、今後もないでしょう)
>近代的生産・生活様式が成り立たなくなるから日本は終わりという発想は、まさに、錯綜し転倒してしまった考え方です。
「日本は終わり」というのは、象徴的な言い方として言っただけのこと。
今までの日本が終わり江戸時代のようになるのだから、終わったも同然というのが私の感覚。
終わったかどうかは個人個人の感覚的な問題なので、まじめに議論してもしかたないですね。
>摂取カロリーは、人が生存し活動するためのエネルギー源といえるものですから、それをベースにした自給率にはちゃんと意味があります。
これは間違っていますね。
カロリーベースの自給率ではほとんど意味がない。
繰り返しになりますが、人はカロリーのみで生きるものではないからです。
例えばビタミンCが不足すれば、人間は壊血病で死ぬ。
高カロリーの食品が偏重され、野菜などの低カロリー品の比重が小さくなるカロリー自給率では、逆に誤った結果を押し付けるだけということにもなります。
(野菜の多くは国内生産率が極めて高い)
>農水省が省益を含む思惑でデータや政策を開示していることは認めます。
やっと意見が合いました。
そのとおりです。
そして、世界標準の生産額ベースのデータを無視して、日本が独自試算したカロリー自給率だけを提示し、不安を煽る手口。
さらに農水省は、他国比で日本のカロリーベース自給率が低いことを公表していますが、その計算内容を秘匿しているのです。
これはさっき説明した通り。
この農水官僚のやりかたには嫌悪感を覚えるし、このような詐欺同然の手法を許してはならないと考えます。
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