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2011年10月27日(木)「しんぶん赤旗」
日本の規制“じゃま”/牛肉・医療・郵政…50項目、米が報告書
米国通商代表部(USTR)が「2011年外国貿易障壁報告書」で、日本が牛肉やコメ、郵政、共済、医療、血液製剤など約50項目の物品やサービスについて「過度な規制」などによる「貿易障壁」を設けているとして、「規制緩和」などの市場開放を要求していることが、26日までに日本外務省作成の資料で明らかになりました。
資料は、民主党の経済連携プロジェクトチームの総会(25日)に同省が提出した同報告書の「仮要約」。同報告書は、牛海綿状脳症(BSE)の予防対策として日本が実施している輸入規制に対抗し、「米国産牛肉・牛肉製品」が再び日本市場で開放されることが「重要な優先事項である」と表明しています。また、日本のコメの輸入・流通制度は「規制的で不透明」だと非難。消費者による米国産米の購入を増やすよう求めています。
医療については、外国事業者を含む「包括的サービスを行う営利病院」の参入が「制限されている」と攻撃。郵政や共済事業についても「対等な競争条件」などを求めていくと主張しています。
また、かつて免疫不全症候群(HIV)の感染拡大の主要因の一つとなった米国製血液製剤についても、「輸入規制を緩和することによって、患者の血漿(けっしょう)製剤へのアクセスを拡大するよう日本に求めている」と、市場開放を求める姿勢を示しています。
企業の「国境を越える合併買収の障害」の「撤廃」にも言及。「商法と企業統治システム」の「改善」を求めています。
外務省側は、医療への「営利企業」の参入や「混合診療」の導入などについて、既存の環太平洋連携協定(TPP)加盟交渉参加国間では議論の対象にはなっていないと楽観論を振りまいています。しかし、同報告書を見れば、米国が多くの分野で日本に市場開放を迫ってくることは確実です。
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