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(回答先: 野田新内閣と松下政経塾/首相、閣僚、党役員に…(しんぶん赤旗) 投稿者 gataro 日時 2011 年 9 月 19 日 09:20:50)
松下政経塾 /侵略美化教科書推進の卒塾生
「しんぶん赤旗」 2011.09.13 日刊紙 2面
野田佳彦首相や玄葉光一郎外相、民主党の前原誠司政調会長、樽床伸二幹事長代行など野田政権中枢を松下政経塾出身者が占め、今、政経塾政権≠ネどとマスメディアで話題になっています。
松下政経塾とは、パナソニック(旧松下電器)創業者の松下幸之助氏(1894-1989)が79年6月、神奈川県茅ヶ崎市に設立した財団法人です。保守政治家の養成や「保守二大政党制」の実現をめざし、同氏が私財70億円を投じました。
卒塾生には、民主、自民両党の国会議員38人、地方議員30人に加え、宮城県の村井嘉浩知事など、10人の自治体首長がいます。
野田首相ら卒塾生の多くに共通するのが、その特異な歴史認識です。首相は、A級戦犯は戦争犯罪人ではないとする「靖国史観」の持ち主ですが、同塾出身の首長が、侵略戦争を肯定し、現憲法を敵視する「新しい歴史教科書をつくる会」主導の自由社版や、「日本教育再生機構」主導の育鵬社(扶桑社出資の子会社)版の中学校教科書(歴史、公民)の採択を推進してきました。
例えば、東京都杉並区の山田宏前区長や横浜市の中田宏前市長です。彼らは在任中、首長の権限を使い、教育委員の多数を扶桑社版・自由社版支持者にすげかえる強引な手法で、教育現場や住民の意見を無視して、侵略美化教科書の採択をお膳立てしました。今年7月末には、政経塾で山田氏と同期の海老根靖典神奈川県藤沢市長が、事前に教育長と教育委員を入れ替え、育鵬社版の中学校教科書を採択させています。
一方、扶桑社版を6年間使ってきた杉並区では、侵略戦争美化の教科書を不採択にしようと住民が立ち上がり、今年8月、「つくる会」系教科書を不採択としました。「子どもが自分で考えられる力がつかない」「教員が使いにくく、生徒の学ぶ意欲がわかない」との意見が多数を占めたからです。
政経塾出身者が、自由社版や育鵬社版など侵略戦争美化の歴史観に共鳴するのは、松下幸之助氏の思想と関係がありました。
松下氏は51年、松下電器の社内報で、次のように書いています。「戦に敗れるまでは日本人の愛国心は世界的に有名で、非常に強いものと思われていた。戦に敗れた日本人は全く誇りを失い、わが国の短所や醜さばかり見て、卑屈にも自らを劣等国民視する傾向があった」と。
これは、平和を希求し、憲法第9条を守る戦後の歴史教育を「自虐史観」と攻撃する「つくる会」の思想とうり二つです。
侵略戦争美化教科書の採択には、政経塾出身の政治家だけでなく、自民党の安倍晋三元首相ら靖国派の運動もあります。政経塾出身者は、自民党靖国派の改憲策動とも底流でつながっています。 (つづく)
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- 松下政経塾 /「無税国家」構想の虚構(しんぶん赤旗) gataro 2011/9/19 09:36:21
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