http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/495.html
Tweet |
大新聞はなぜ大物扱いするのか 民主党誰がなっても菅より下
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3662.html
2011/8/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
薄気味悪い最悪男を持ち上げ首相になるのを期待している様子だがその理由は何なのか
--これほど茶番の民主代表選をマトモに肯定的に扱っているがこの国では政権党とマスコミは共犯であるらしい
前原誠司前外相が民主党代表選の出馬表明をした直後、議員会館に1枚のペーパーがバラまかれた。
「前原誠司は、すぐに政権を投げ出し、解散に追い込まれる」というタイトルで、2005年の偽メール騒動の対応から、今年3月、政治とカネで外相辞任に追い込まれた一件まで、前原の負の歴史を列挙したものだ。永田町内の前原アレルギーの強さを物語っている。
実際、前原が代表に選ばれ、総理になったりしたら、最悪の展開になる。
「もし、前原さんがなったら、国会は政治とカネの問題一色になってしまい、被災地の復興、原発事故収束に向けた取り組みが一向に進まなくなってしまう恐れがあります。被災者にとっても、国民にとってもこれほど不幸なことはありません」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)
ところが、大新聞は真打ち登場とばかり、前原の出馬を大々的に取り上げ、大物扱いだ。中には「前原氏の持ち味は、率直な発言と強いリーダーシップだ」なんて歯が浮くような記事を載せている新聞もあるから呆れてしまう。ネオコン(新保守主義者)で新自由主義経済の信奉者、そして米国ベッタリ……。そんな最悪男をなぜ持ち上げるのか。
それは前原が首相になれば、大マスコミをはじめとする旧体制=守旧派の権益が確実に守られるからだ。
◆旧体制の権益擁護人
「前原は3年前に月刊誌の対談で民主党のマニフェストをボロクソに批判し、激怒した民主党議員が離党を要求する“退場勧告”を突きつけたことがありました。ネオコンで小泉・竹中路線を擁護する前原は、民主党代表選よりも自民党総裁選に出るほうがふさわしい男なのです。逆に言えば、改革派の小沢一郎を忌み嫌う大マスコミ、財界、米国など旧体制側にとっては、これほど頼りになる人物はいない。だから、大新聞は前原を持ち上げ、総理にしようとしているのです」(政界関係者)
能面のような薄気味悪い表情の男が日本のトップになったりしたら、時計の針は完全に逆戻りしてしまう。政治評論家の本澤二郎氏が警告する。
「過去の民主党代表時代、国交相時代、外相時代、前原氏が何の実績を残したか。偽メール問題で辞任し、八ツ場ダム問題は建設中止を宣言しながら地元の反対に遭うと腰が引け、結局はダムの是非を再検証する方針に後退した。外相時代の献金問題でも明快な説明もなく辞めてしまった。そんな人物がリーダーになったりしたら、脱原発も雲散霧消してしまいます。結局は、旧体制の権益の代弁者になるだけ。そのツケはすべて国民に降りかかってきますよ」
そんな最悪男を連日、大物扱いし、持ち上げている大新聞は、国民にとって有害でしかない。
◆誰が勝っても歴史的政権交代は幻になる
前原出馬で代表選は7人が乱立する事態となった。数だけは多いが、どいつもこいつも小物ばかり。千年に一度の国難を乗り切ることのできる政治力、実行力、決断力を備えたリーダーが望まれているのに、最初から小沢グループの票欲しさに「小沢詣で」をしているような連中には、絶対に務まらない。大マスコミは大混戦とか騒いでいるが、結局、最後は小沢の支持を取り付けた候補が勝つ茶番でしかない。
しかも、今回は超短期決戦で、国会議員だけで選出する内向きの選挙である。そんな国民不在、有権者無視の代表選をロクに批判もせず、7人の主張とも言えない言い分を一覧表付きで取り上げている大新聞の神経はマトモではない。
九大名誉教授の斎藤文男氏が、今回の代表選報道をこう批判する。
「今回の代表選は、政権交代から2年で、解散をしないまま、事実上3人目の総理を選ぶことになります。それなのに数集めの論理が最優先し、この2年間の総括もなければ、震災からの復興、超円高・ドル安への対策、脱原発政策など、まっとうな政権構想も議論もない。大マスコミはそのおかしさを徹底的に批判し、各候補にぶつけるべきです。
そうした視点がまるでなく、ただ各陣営の動きをタレ流すだけですから話になりませんよ」
◆首相は最後に国民のための決断を!
大乱立の状況ぶりをタレ流すばかりで、大マスコミが本当に必要な情報を伝えようとしないのは、「2年間の総括」なんてやられて、原点に触れられることが旧体制にとってはマイナスでしかないからだ。
「政治主導、国民生活が第一のマニフェストをかなぐり捨て、自公にスリ寄っている今の民主党政権に、国民は失望し、怒りを覚えているのですが、旧体制側は現状のままが都合がいい。だから、2年間の徹底検証などする気もないのです。政権与党になって2年。民主党はいまや完全に政権病に取り付かれている。7人の候補の主張を見てもハッキリと脱原発を訴えている候補はひとりもいない。マスコミはそれさえも問題にしない。政権与党と大マスコミの癒着は今に始まったわけではないが、民主党よおまえもか、といったところですね」(政治ジャーナリスト)
恐ろしい話ではないか。60年ぶりの政権交代が実現してわずか2年で、自民党時代に逆戻りしてしまったも同然なのだ。
このサマでは、7人のうち誰が民主党代表になっても、菅政権時代よりもはるかにひどくなる。歴史的な政権交代が、密室の代表選びで幻となってしまう。いっそのこと、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐべきではないか。
「その通りです。菅さんは脱原発を口にしてから、原発推進勢力に完全に抑え込まれてしまったが、まだ現職の総理です。最後の最後に、国民のための政治決断をしてほしい。3・11以降、日本の置かれている状況は一変しました。これからの復興ビジョン、国の再生ビジョン、脱原発を争点に国民の信を問うのです。この決断をすれば、菅さんの評価は一変しますよ」(本澤二郎氏=前出)
国民不在の不毛代表選など百害あって一利なし。ここで菅が解散・総選挙に踏み切れば、確実に歴史に名を残す。しなければ、ダメ首相の汚名だけが残ることになる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。