http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/874.html
Tweet |
仙谷のウロチョロ戦術の隠された意図 目的は何なのだろう?
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/a55cd9f3586251acbe164d007fe828b2
2011年06月12日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
今日は日曜日でもあり、ひねくれた心を捨て、率直な疑問を語ってみようと思う。
今筆者が一番“変だな〜”と思うことは、仙谷由人の“ポスト菅”に嫌に前向きに動き回る姿である。また、この仙谷の“まき餌”にダボハゼのように喰らいついたアホ議員も現れた。しかし、誰ひとり会見を開き、代表選出馬を表明した議員はいない。所謂、新聞人事のレベルなのである。
記憶にある限り、野田、前原、岡田、鹿野、川端、樽床、まだ誰か居たな〜?そうそう馬渕なんてのも出ていた。今に枝野やレンホーまで出てくるのではないのだろうか?(笑)以上の議員連中は誰ひとり公に出馬を口にしたわけではないのだから、全部ガセネタ憶測の範囲なのだろう。
“火のないところに煙は立たない式”の忖度から、連想ゲームが行われていると云うことだ。 ただ、この連想ゲームに火をつけた人物が仙谷由人であることは、何らかの意図を持って動き出したと見るべきなのだろう。“ポスト菅”が叫ばれる土壌が出来上がれば、後はチョイと一個餌を投げ込めば、連鎖が起きるのは当然だし、次々マスメディアを通じてアドバルーンを上げれば、善いの悪いのマスメディアが世論を作り、いずれ収斂される。時には、どいつもこいつも駄目だから、最後はコイツだ!みたいな手も使えるわけである。
今のところ、マスメディアの“ポスト菅”人事は、野田本命、鹿野対抗の様相を呈している。しかし、菅直人が何時辞任するとも言っていないし、「一定の目途」は永遠に続くかもしれないので、そう云う意味では民主党内の茶番劇そのものなのだろう。そもそも、筆者は何度となく言っているが、菅直人は7条解散権を保有しているわけで、核を持った保有国と国境問題を争っているのと同じ状態なのだ。米国が暗礁に乗り上げさせた「北方領土」のようなもので、米ロ核保有国間の力の均衡に利用されているだけの日本と似ているかもしれない。
ただ、この仙谷の仕掛けで浮上してきた与党民主党議員に総理に相応しい人材が見当たらない、と云う事実に出遭う。このような現象は民主党に限らず野党にも言える事で、日本国中探しまわっても、多くの国民的コンセンサスが得られる政治家不在と云う事実があるわけだ。この辺を、日本のマスメディアや評論家連中は“嘆かわしい”と大仰に嘆くのだが、実はそれも変なのだ。
考えてみると、民主主義国家、政党政治、議院内閣制である我が国の政治家に“英雄”を望むこと自体が無理難題である可能性の方が高いと考える方が合理的だろう。ここで、小泉純一郎のように、ワンフレーズ総理、マスメディアに褒めそやされた総理が出現した事こそ違和感があると思うべきで、あれはマスメディアが長期政権を維持させたと言っても過言ではない。ネットメディアは緒に就いたばかりで、政治報道の99%がマスメディアに牛耳られていた時代のことである。
そんな事を考えて行くと、やはり、政党のマニュフェスト(公約・アジェンダ)と云うものが一番大切なモノのように思えてくる。つまり小沢一郎が言う処の“二大政党政治”なのだろう。その二大政党がマニュフェストを通して国民に選択を任せる政党政治が理想なのだろう。しかし、現実はまったくその方向性を失ったかに見える。民主党と自民党の政策に大差がない現実が国民に提示されている。これでは、国民は選択の自由を失われたも同然ではないか。
どうしてこんなことになったのだ? そうか、菅直人が小沢・鳩山の民主党マニュフェストを概ね放棄した為に、すべてがオジャンになったと云うことだ。まぁオジャンになったものを嘆いても致し方ない。今になって、“党内融和”とか口々に言い出し、如何にも“脱小沢”を主導したのが菅直人一人であったかのように、口を拭う姿を見ていると、唖然とする。朝日新聞的に表現すれば「あいた口がふさがらない」である。
民主党内は、議員達がどのように思おうと、”党内融和”どころか“党内溶融”なのは事実だ。
筆者は一時の与野党連立乃至は連携協力は緊急避難と理解するが、6カ月程度の次元連携にとどめるべきだと思っている。 対立軸なき政党政治を長く続けるべきではない。また、民主党も自民党も、あまりにも同床異夢が鮮明になっている。一時、政党助成金と云うタガを外してみたらどうなのだろう。ネット選挙を解禁すれば、そう金が掛かると云う選挙の現実も変わるであろう。常に候補者の公式HPを見れば、選挙公約も判るし、経歴も政治人脈も利権等々の脈略も判るではないか。懺悔を表明する事も可能になる。案外、選挙で金がかかるシステムの中にも“既得権益”が存在するのだろう。やれやれな世界だな〜。
それにしても、菅直人の粘り腰は凄いね。敵ながらエライ!とまで思ってしまう。(笑)案外、仙谷は“菅ポスト”を次から次と出し、悉く周りに潰させ、「じゃあ、もう俺しか残っていないのか〜」等と言うつもりだろうか?それとも、「だから菅さんで良いんだよ」と言うつもりなのだろうか?13日の週に何かが起きるだろうが、それでも菅直人は頑張るような気がする日曜日だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re: 戦術変更は自然エネルギー庁構想ではないか 佐助 2011/6/12 22:05:11
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。