★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114 > 472.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
そのメッセージは敵の「思うつぼ」ですよ
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/472.html
投稿者 smac 日時 2011 年 6 月 05 日 05:17:34: dVqzW59EefGnc
 

(回答先: 生中継!小沢総理誕生に向けて石川ともひろ議員にメッセージ 〜 小沢一郎冤罪事件で国民会議A新党市民・藤島利久 投稿者 街カフェTV 日時 2011 年 6 月 05 日 00:56:44)

 政治資金規正法違反は「形式犯罪」です。
 「実質犯罪」である収賄や利得斡旋の立証が困難な場合でも、「明白な手続き違反」があれば「梨下に冠を正した」ことを以て処罰できる事にした、議員自縛立法なのです。

 しかし、陸山会土地取得に関する事件の場合、陸山会側に「明白な手続き違反」は存在しません。
 問題の土地は、04年に小澤氏が代金を払い、05年に陸山会が取得した…というのが「手続き」上の事実であり、収支報告所は、その「手続き」上の事実どおり記載されていますので、何ら問題はありません。

 検察側も既に、「収支報告書に形式上の明白な虚偽は無い」と認めています。
 本来なら、これで裁判は「ジ・エンド」です。

 ところが、検察は「形式的に明白な手続き違反はないが、実質的な不正(闇献金受領)の事実を隠蔽するため、違反にならない範囲で会計を操作したのであれば、形式的な違反の基準を超えて、有罪とすべき」などという、無茶な論理展開で公判を維持しようとしています。

 「(実質的な)闇献金受領の容疑は立証不可能」で、「(形式的な)虚偽記載が存在しない」なら、簡単なロジックで「無罪」が導き出せるのに、「闇献金受領の容疑が濃厚」であれば「虚偽でない記載を虚偽と拡大解釈」して「処罰すべし」と言うのでは、根本的な法の適用原則を逸脱していると言わざるを得ないでしょう。

 実質的な犯罪(闇献金受領)か、形式的な犯罪(虚偽記載)のいずれか一方が「まっ黒」でなければ、総合的には「真っ白」でなければなりません。

 言い換えるなら、「形式犯罪容疑での『まっ黒』」は、「実質犯罪の容疑が『灰色』」の事案で、政治倫理に則って処罰するための「絶対条件」なのです。

 「梨下に冠を正した」者は、たとえ梨泥棒を働いていた証拠がない場合でも有罪とする…が規正法の立法趣旨ですが、これを逆に言うと「梨の木の下に数分間座っていた」だけの者は、梨泥棒の証拠が無いのなら、罪に問えない…という事です。

 もちろん、登石判事はこの「原則」を理解していますが、東京地裁は「闇の勢力」の支配下にあり、もし検察ロジックの欺瞞を世間が見破れないのなら、「形式犯罪での有罪」判決を出そうと企んでいます。

 ですから、訴因を消滅させるために、被告側が「明白な虚偽記載であったから修正する」と認めてしまえば、「悪質な実質犯罪を隠蔽するため、故意に虚偽の記載をしたのであるから、修正して済む問題ではない」と切り返されてしまうでしょう。

 またそのような判例は以後、「虚偽でないものを虚偽と拡大解釈する」ことに免罪符を与え、恣意的な自由心証の範囲を無制限に肥大させてしまう危険性もあります。

 やはりここは真っ正面から「虚偽記載…少なくとも手続き上問題となる明白な虚偽記載は存在しない」と主張し続ける事が、無罪判決を勝ち取る最も有効な手段であると、私は考えます。

 まあ、藤島さんは「政治人間」ですから、第一目標が「小沢復権」となることも理解はできます。
 しかし私は「健全な司法と健全なメディア・シーンの獲得」および「大衆の覚醒」が第一目標ですから、総理大臣の椅子に誰が座るか?…などという命題には、あまり興味がありません。

 誰が権力の座に就こうが、私たち市民は常に権力を監視し、その不正を摘発し、意図的な冤罪を告発し、覚醒者の拡大を以て圧力をかけ続けることが重要なのではないでしょうか?

 この数日、怒濤の政局が渦巻いたことによるのかも知れませんが、阿修羅掲示板も、さながら「権力闘争」の縮図と化している印象を受けます。
 私はこの機に、陸山会事件を「政治問題」として捉えるのではなく、純粋に「司法問題」として考察する必要があると考え、本日「発表会」を予定していましたが、多忙と動乱政局で準備が整わず、やむなく7月2日に延期しました。

 藤島さんとは少し立ち位置が違いますが、私にとっても陸山会事件の考察はライフ・ワークです。
 しかし、一市民として権力に立ち向かう者が、権力闘争に没頭してしまうなら、まさに「ミイラ取りがミイラ」となってしまいます。
 私は「政治家・小沢一郎」を支持しているのではなく、「(意図的)冤罪被害者・小沢一郎」の救済、擁護を通じて、司法およびメディアの健全化をめざし、民意のレベルアップを着実に進めていきたいと願っているのです。

 藤島さんとは、これからも、様々なシーンで共働、共闘していく機会があろうかと思いますが、私の真意は上記のとおりです。
 ともあれ、更なるご活躍を期待しております…って、なんか最後は私信になっちゃいましたね(笑)。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧