http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/428.html
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「uedam.com掲示板」より下記2編を転載投稿します。
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/10334
「20日、高濃度の汚染水が太平洋に流れ出る」
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/10335
「日本の秘密=21世紀になぜ8世紀の行政方式で動くのか?」
=転載開始=
20日、高濃度の汚染水が太平洋に流れ出る 投稿者:ウエダ 投稿日:2011年 6月 3日(金)18時38分31秒
こんにちは、皆さん、植田です。
日本問題です。
いや、日本問題を話題にするのに、酒の力を借りなければならなくなりました。
哀れ、日本問題です。
で、昨日の「国会・茶番ショー」。
ばかばかしさの極み、でした。
脳死首相をクビにもできない国会議員たち。
2011年の日本の国会は、首相だけではなく、国会議員の全部が脳死です。
そんな「茶番」をやっている場合か!!
20日には、福島原発から強烈な汚染水が海に流れ出すというのに。
万死に値(あたい)するのは、菅直人氏よりも、鳩山由紀夫氏です。
鳩山氏は、被災者対策よりも、民主党の解党を食い止めるのに必死でした。
これで、鳩山由紀夫という政治家の資質が見えたり、です。
祖父の名誉を復活した「民主党」の存続が、3.11問題よりも重要だと考えている人でした。
きょうになって、「そういうことなら賛成票を投じるべきだった」とは。
ばか丸出しの鳩山氏です。
それだけ名誉欲にその有能な知性が曇ってしまったのでしょう。
「今は、民主党の党の存続など、どうでもよい。それよりも、3.11問題の解決のほうが急務だ」と、首相が口にしないのであれば、首相に代わって鳩山由紀夫氏が口にすれば、これまでの「ルーピー」さは一挙に返上、となっていたことでしょう。
しかし、「名誉」にしがみつきました。
鳩山由紀夫氏とは、政治家としては、それだけの人でした。
だったら、自然科学系の研究者の道を進んでいたほうが、きっと人類にもっと多く貢献できたことでしょう。
菅直人氏のことは、もう、論外。
この人を、今、この時、日本国の首相に持っている私たちは、日本史のカルマの重さによろめくだけです。
で、小出裕章氏が、たった一人で1億人のアホどもにバランスをとってくれます。
「6月2日 京大だから残れた 小出裕章 (テレ朝)」
これは必見です。
小出氏、やはり、しっかりと東大と京大の違いを認識していました。
東大だったら、小出氏の「反原発の」40年はなかった、と。
ペリー・グッド。
明治政府は、東大に対して、京大をバランス装置にしました。
そのセンスや、グッド。
それを体現したのが、現代では小出裕章氏となりました。
かっては、京都学派に、新京都学派でした。
今は、原子力学者の小出氏です。
京大の存在は、東大がこけたときに、日本を支える代替装置としての機能を果たすことです。
東大の原子力学者がいかにこけたか。
ここに及んで、まだ安全であると公言している東大の教授がいます。
これぞ、地位と真実を取り違えた人です。
その名前を大橋弘忠氏と言います。
名誉のために、大橋氏の記事を紹介しておきます。
「大橋弘忠氏の見解
週刊現代編集部は、大橋氏に対し、「プルトニウムを飲め」と言われたら飲むことができるのか、また今でも「原発は安全」と言い切れるのか、直接取材を試みたということですが、大学に話すなと言われている、授業が始まるから等の理由で応じなかったそうです。
ただし今回の事故についてはメールでの返答があったということです。概要は以下の通りです。
・今回の事故の原因は津波だけであり、地震動はほとんど関係しない。10mを大きく超える津波は専門家も予想しなかった。津波が電源系をほとんど全滅させることや、海水冷却系の機器を流出させることも想定されていなかった。
・事故については東電はよく対応してきた。後は大きな放射能放出はないと思う。
・まじめに技術的な解説をする人を御用学者のように決めつける風潮があるのは残念。冷静な議論や判断、それに資する報道を期待する。」
以上、http://hiroakikoide.wordpress.com/
もちろん、大橋氏は、東大の学者としては、明治政府の方針に徹底的に忠誠です。
学者の本文は、国策を推進することにある、と。
初代文部大臣・森有礼が決定した日本社会の学者のあり方です。
真実の追求ではありません。
国策の推進であり、擁護です。
「・事故については東電はよく対応してきた。後は大きな放射能放出はないと思う」
原子力村の立証です。
これから高濃度の汚染水が福島原発沿岸から太平洋に流れ出るというのに。
小出氏によれば、今、福島原発で起きていることは、人類史上、はじめての事態です。4基も同時にイカれてしまった、と。
さあ皆さん、今月の20日以降、私たちは日本国の意味をとことん考える必要が出てきます。
高濃度の汚染水を太平洋に垂れ流しておいて、それでも、「今やもう安全だ」と国を代表する一流の学者が公言できる社会とは何なのか?
メフィストフェレスは日本国家、ファウストは東大の学者です。
東大で学者であることの宿命がこの図式の中にあります。
小出氏は、この図式をしっかりと認識していたのでした。
だてに40年も、「教員としては最下層の」助教(助手)をやってきたのではありませんでした。
以下、「20日」記事です。
「福島第一原発の施設内で増え続けている汚染水は、処理システムが今月15日に予定通り稼働しなければ、20日にもあふれ出す恐れがあります。
東京電力によると、福島第一原発の高濃度の汚染水の量は10万5100トンで、放射性物質の量は1年間に発電所が海に放出して良いとされる値の約324万倍に上ります。東京電力では、汚染水を浄化して原子炉の冷却に再利用する循環処理システムを今月15日に稼働させる予定ですが、稼働しなければ20日にもあふれ出す可能性があるということです。大雨で汚染水が増えれば、見通しがさらに厳しくなります。」
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210603026.html
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日本の秘密=21世紀になぜ8世紀の行政方式で動くのか? 投稿者:ウエダ 投稿日:2011年 6月 4日(土)11時15分59秒
こんにちは、皆さん、植田です。
日本問題に関心を持つために、一つの視点を設定したいと思います。
日々のあれこれの出来事に反応るだけではなく、その出来事を一つの図式の中に織り込む、いう視点です。
3.11以降、そのための実に素晴らしい素材が誕生しました。
原発事故という非常に新しい出来事に、日本社会は8世紀の初頭に構築された行政行動方式で対処している、と。
私が設定したいと思うのは、なぜ21世紀の今、8世紀の行政行動方式なのか、です。
人類史的に非常に新しい原発に対して、なぜ日本人は8世紀の行政しかできないのか?
このギャップは何なのか?
で、実例の紹介です。
3.11以降、すっかり有名人になった西山・保安員ですが、まさに8世紀の行動原理を口にしました。
き坊氏が、NHKニュースでの西山氏の発言を紹介しています。
本日のブログから。
「先ほどのNHKTV(本日朝7時ニュース)で保安院は「このデータはみなの頭の中にあったのだが、それを発表しようという発想にならなかった。反省している」という趣旨の発言をしていた。」
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/kinkyo1106.htm#saisin
現代の律令官僚たる西山氏が、放射能が原発から漏れ出ても、そのことを国民に発表するという発想はなかった、と。
これが、21世紀でも続く8世紀の行政方式です。不比等戦略です。
西山氏は1956年に生まれの日本人です。
ということは、マッカーサー憲法の体制の中で生まれ育った戦後世代です。
それなのに、マッカーサー憲法よりも、不比等の大宝律令人です。
これは何なのか?
日本問題で今後、私に関心が持てることがあるとすれば、この問題です。
21世紀という時代になぜ8世紀なのか?
どこをどうすれば、こういうことが可能なのか?
答えは、日本人の精神構造にあります。
日本が鎖国の歴史を選択したのは、まさに8世紀を現代に保管するためだったのではないか、と考えられます。
だとしたら、それは何のために?
国民を放射能で被曝させておきながら、放射能が漏れ出ていることを国民に知らせるという発想を持たない行政官僚とは何か?
西山氏のせいではありません。
彼は、たまたま今の時代に官僚になっただけです。
問題は、制度です。
責任があるのは、8世紀の制度を13世紀もの間、何も変えることが出来なかった日本人です。
=転載終了=
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