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(回答先: 鳩山氏「抑止力は方便」 日米合意の是非に論議(沖縄タイムス)-「辺野古移設の理由が必要だった」 投稿者 JAXVN 日時 2011 年 2 月 13 日 13:22:00)
「[解説]「脱官僚」内実は依存
鳩山氏インタビュー
閣内も意思統一されず「普天間合意」の再構築を
政治 2011年2月13日 09時15分
米軍普天間飛行場を「最低でも県外」に移設すると明言し、最終的に断念した鳩山由紀夫前首相の話からは、自らの思いとは裏腹に、官僚の抵抗に遭いながら政府内で思いを共有できず挫折した構図が浮かび上がる。迷走を重ねた末に、名護市辺野古に回帰する理由として挙げた海兵隊の抑止力論も、実はつじつま合わせの「方便」だった。昨年5月に「学べば学ぶほど」県内移設しかないと悟ったという鳩山氏の説明が合理的理由にならないことは明らかだ。=東京支社・西江昭吾
鳩山政権の後を継いだ菅直人首相は辺野古に移すとした日米合意を堅持し、負担軽減策などで県民の理解を得るとしている。ただ、合理的理由のない県内移設案で県外移設を求める県民の理解は得られない。むしろ、日米合意のリニューアルをホワイトハウスに働き掛けることが、普天間問題解決の早道だろう。
民主党政権は政権交代の象徴として「政治主導」と「脱官僚依存」を掲げていた。
だが内実はわずか数カ月で、現行案にこだわる米側の意向を背景とする官僚側に押される形で名護市辺野古移設に戻されていた。
その「米側の意向」も、あくまで外務、防衛両省を通して官邸に伝えられた情報だ。辺野古以外の県外・国外の可能性は本当に皆無だったのか。政治家が独自に情報を入手するルートを持てなかったことが官僚に頼らざるを得ない状況に追い込まれた一因と言える。
鳩山氏はインタビューで、持論の「常時駐留なき安全保障」が県外・国外移設を訴えた原点だと明かした。しかし政権奪取後、党内で自身の考え方が浸透せず「封印」したという。少なくとも政権発足前に関係閣僚との間で基本認識の共有を図ることが必要だった。
その上で、鳩山氏が悔やむように、ホワイトハウスに乗り込んでオバマ大統領と直談判し、政権として断固とした姿勢を示していれば、違った展開になった可能性はゼロではない。
関係閣僚が日替わりで発言し、閣内の意思統一がままならないと外部の目に映るようでは、対米交渉の土台が不十分だったと言われても仕方がない。
政権発足時に最重要課題へ立ち向かう準備不足がつまずきの発端だったとはいえ、一国の首相でさえ、自らの考えを実現できない政治家と官僚組織の関係性も問われている。
先月に来日したゲーツ米国防長官が言及したように、普天間移設の行方次第で日米関係が壊れるという考え方は誤りで、沖縄の基地問題はあくまで両国の懸案事項の一部にすぎない。
そうであるなら、膠着(こうちゃく)する移設問題を前進させるには、鳩山前政権では持ち得なかった政権の覚悟が求められる。」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-02-13_14504/
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