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2011年11月30日
リビア政府は、カダフィ政権打倒の成功体験を、志を同じくするシリア人と共用したがっているもののようだ。マスコミ報道によれば、リビア政府は、現地の反アサド政権戦士を支援するため、600人の軍隊を派兵した。
シリア政府軍攻撃を実行している戦闘集団、自由シリア軍に、戦士達が加わったと、エジプトのニュース・ウェブサイトのアル-レイ・アル-アラビが、情報源を引用して報じている。軍隊はトルコ領土経由でシリアに入ったと記事は報じている。
侵入とされているものは、リビア暫定国民評議会(NTC)議長のムスタファ・アブドルジャリルの同意の上で行われた。NTCは志願兵が増派に参加するのを歓迎しているといわれている。
先週金曜日、NTC特使と、反政府シリア人の秘密会談がイスタンブールで開催されたとイギリスのマスコミが報じた。リビアの統治組織は、シリア人に、武器、資金と戦士を提供すると約束したと言われている。
バッシャール・アサド政権は、外国勢力が、武装集団や兵器をシリアに密輸して、進行中の武力衝突をあおっていると、再三非難している。
10月中旬 リビアNTCが、反政府派のシリア国家評議会を、シリア国民の正当な代表であることを承認する最初の政府となった。
リビア国民は、内戦中に、軍兵站部からの略奪、密輸、あるいは、NATO加盟諸国や、ムアマル・カダフィ追放に参加したカタールなどの国々からの援助として入手した゛多くの兵器を所有している。NTCは、自衛手段なり、生計の手段なりとして、銃器を手元に置きたがっている元反政府リビア人達を、武装解除するるに苦労している。
11月、リビアの首都トリポリで、NTCに自分たちの給料を支払うよう要求する、元反政府リビア人による集団抗議行動が起きた。要求が通らなければ、前政権にしたのと同様、新政府を打倒すると威嚇する連中までいた。
武装した、失業中の、戦いたくてうずうずしている若者を、他国に注ぎ込むのは、NTCにとっては、うってつけの戦略かも知れない。しかし、シリア政府は、彼らを、国連安全保障理事会の制裁決議なしには実行不可能な、全面的軍事作戦の代替案として、NATO加盟国のトルコが、シリアへの潜入を認めた傭兵だと見なしている。
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