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(回答先: 被害妄想と時代錯誤の「黒船」TPP論争 問題は農業保護でも貿易自由化でもない 投稿者 sci 日時 2011 年 10 月 26 日 00:47:55)
消費者である高齢者ほど賛成し、雇用が心配な若年層ほど反対なのは自然
サンプルの偏りから判断すると、実際は、もっと反対の割合は高いのではないか
business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111024/223393/?ST=print
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TPP参加に63%が賛成 懸念は米国の意図
2011年10月26日 水曜日
日経ビジネスオンライン編集部
民主党の前原誠司政調会長は10月23日、テレビ番組に出演し「環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加しても、国益に沿わなければ撤退もあり得る」と発言しました。日経新聞は、TPP交渉参加反対派からの理解を得るためにこうした選択肢を示した、と分析しています。
11月半ばに行われるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で、TPP交渉における大枠合意がなされる予定です。それまでに「野田首相が(TPPについて)発信しないと(他の国から)不信を買う」(民主党の輿石東幹事長)との懸念があります。前原氏はこのスケジュールを念頭に、党内合意を促したものとみられます。
一方、鹿野道彦 農林水産大臣は22日に別の番組に出演し、「必ずしもAPECまでにTPP交渉参加の是非を決める必要はない」という趣旨の発言をしました。TPP交渉参加の積極派と慎重派の間で、今後も激しい綱引きがあることが予想されます。
TPP参加に対する回答者の意向は以下の通り。「賛成」が62.7%、「反対」が37.3%となりました。10月19日に日経新聞が発表した同様の調査結果では「賛成」が77.6%でした。約15ポイントの差はどこから来たのでしょうか? 残念ながら、分析のための詳細なデータは手元にありません。しかし、興味があるところです。
TPP参加に対する賛否を年齢別に分析しました。年齢が高いほど「賛成」の割合が高いことが分かります。
「50〜54歳」と「45〜49歳」の間、「35〜39歳」と「30〜34歳」の間に断層があります。「50〜54歳」以上では「賛成」が全体平均である62%を超えています。50歳以上がTPP参加に強く賛成していることが見て取れます。
一方「30〜34歳」と「24歳以下」では「反対」が「賛成」を上回っています。記者は「若い人ほど新しいことに挑戦的」という印象を持っていましたが、今回の調査では反対の結果が出ました。
賛否それぞれの理由を尋ねました。「賛成」の理由で最も多かったのは「資源のない日本にとって自由貿易体制の推進は欠かせない。TPPはその重要な柱になる可能性があるから」。一方、「反対」の理由では「自由貿易の推進は2国間のFTA(自由貿易協定)や、TPP以外の多国間EPA(経済連携協定)を進めれば十分だから」が最多でした。
TPPに賛成の方も反対の方も「自由貿易」そのものには賛成しているようです。しかし「TPP」に対する見方は異なる。なぜ、異なるのか? 米国が主導している点をどう見るかで、賛否が分かれている可能性があります。反対の理由で2つ目に多かったのは「日本向けの輸出を拡大させたい米国の戦略だから」でした。
賛否それぞれの理由を年齢別に分析しました。年齢による大きな差異は見られませんでした。
TPPにおける米国の狙いと役割をどう見るか? とても重要な視点です。加えて、記者は「TPPが本当に日本を元気にできるのか?」に注意しつつ議論の動向を見続けたいと思います。
(有効回答数:1252)
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