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米でも国債がバブル化しつつあるな
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aVyQt32HxO88
バーナンキFRB議長に賭ければ米長期国債で28%のリターン(1)
9月26日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の政策はインフレ高騰やドル安につながると米議会や海外の当局者が指摘しているものの、それにひるまずに同議長に賭けた国債投資家は16年で最高のリターンを得ている。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、期間10年以上の米国債の今年のリターンはプラス28%で、大恐慌後で最悪の金融危機に見舞われた2008年の通年のリターン(24.4%)を上回っている。米国の長期国債の保有でこれほどの高いリターンが出たのは、30.7%を記録した1995年以来。
米国債相場の上昇は先週も続き、利回りは過去最低を付けた。FRBは短期国債4000億ドル(約30兆円)を期間が6年以上の長期国債に入れ替えると発表した。トレーダーの間で「オペレーション・ツイスト(ツイストオペ)」と呼ばれるこの措置は借り入れコストの低減と経済成長の維持を意図したもの。FRBの以前の取り組みでも信用市場の緩和やデフレ回避につながった。
フィフス・サード・アセット・マネジメントの債券担当責任者、ミッチェル・ステープリー氏は今月19日の電話インタビューで、債券が「巨大」な収益を生み出していると述べた。
想定外の動き
米財政赤字が1兆ドルを超えるだけに、今年の米国債相場の上昇は投資家にとって想定外の動きだ。ブルームバーグ・ニュースが1月3−11日に実施した調査によると、10年物米国債利回りの年末予想の最低値は2.35%で、回答した71人のエコノミストやストラテジストの中央値は3.63%だった。先週は1.83%で終了した。
金利や経済成長、インフレの見通しなど含むFRBのエコノミストの金融モデルでは、10年債は過去最大に過大評価された水準とされているが、投資家は米国債を保有せずにいる余裕はないという。欧州の債務危機の深刻化を受けて株式などの資産価格が下落している上、世界経済は減速し、FRBは13年半ばまでは事実上のゼロ金利政策を継続すると約束しているためだ。
ヌビーン・アセット・マネジメントの債券ファンドマネジャー、ワンチョン・クン氏は、「安全性に逃避する動きが引き続き激しい」と述べ、「極めて緩慢な経済成長や緩やかなインフレに加え、長期間にわたり低金利を維持するFRBの意向は引き続き支援要因だ」と指摘した。
10年債利回りは先週21ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。23日には過去最低の1.6714%を付けた。30年債利回りは41bp低下し2.90%。米長期国債の今年の上昇のほとんどは6月末以降のもので、今四半期のリターンは24.9%と、BOAメリルリンチの指数の算出が開始された78年以降では四半期ベースで最大となっている。
全ての年限でみた米国債の今年のリターンはプラス9.3%で、10年の5.9%を上回っている。バーナンキ議長率いるFRBは10年11月、量的緩和策第2弾と称される6000億ドル規模の国債購入プログラムを開始していた。
記事についての記者への問い合わせ先:Daniel Kruger in New York at dkruger1@bloomberg.net;John Detrixhe in New York at jdetrixhe1@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka at dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2011/09/26 12:43 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=apstaaM5_UbE
【クレジット市場】日本国債とCDSがかい離−国内外の見方に差
9月22日(ブルームバーグ):日本国債を保証するコストが、欧州債務危機が拡大するとの懸念が強まる中で過去最高水準になっている。
日本国債を5年間保証するドル建てのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは20日に127.93ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、CMAがデータを取り始めた2004年10月以降で最高。一方、5年国債の利回りは0.35%で、先月に付けた今年の最低水準を約5bp上回る水準。
日本の債務は世界最大規模だが、調達コストは世界最低に近い。債券利回りとCDSスプレッドのかい離は、国債の95%を保有する国内投資家と海外の運用者らの間で信用リスクに関する見方が異なるためだと、みずほ証券の末広徹マーケットアナリストは指摘する。
円建てで預金を受け入れる国内金融機関は「円でお金が入ってくる」ため「一番安全なのは円で運用すること」になり、日本の債務については「何とかなるのではないか」と考えて「買わざるを得ない」と同氏は分析。一方、海外の投資家はそうではないため、「日本の債務状況が悪化すると思えばそうしたポジションをすぐに取れるということで、違いが出てきやすい」と説明する。
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8月に米国の格付けを「AAA」から引き下げた。今週はイタリアも格下げし、政府の債務返済能力への信頼が低下している。S&Pが「AAA」に格付けしているドイツ国債のCDSスプレッドも今月20日には過去最高を付けた。
1月に日本の格付けを引き下げたS&Pは先週、日本の経済成長率予想を引き下げた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8月に日本の格付けを1段階引き下げ「Aa3」とした。
バークレイズ・キャピタル証券の江夏あかねチーフ公的セクタークレジットアナリストは、「一般的なクレジットの考え方として」、信用力が悪化していく時は「すぐに対処しないと悪化が加速していく」と指摘している。
S&Pによる日本の格付けは最上級から4番目の「AA−」で見通しはネガティブ。フィッチ・レーティングスも「AA−」で見通しネガティブ(弱含み)。江夏氏は両社が日本を格下げする可能性があるとみている。
積み上がる預金のおかげで日本の銀行は国債購入を続け、格下げの影響は和らげられている。10年物日本国債利回りは0.985%と、ブルームバーグがモニターする先進国の中でスイスに次いで2番目に低い。
SMBC日興証券の阿竹敬之チーフクレジットアナリストは、CDSスプレッド上昇は「クレジットリンク債の組成にいい」と言う。クレジットリンク債はCDSからの支払いを裏付けとした証券。相対的な利回りの高さなどが購入の理由になる。阿竹氏は「日本人は日本ソブリンのクレジットリスクを気にしない」ので、クレジットリンク債を買っていると述べた。
-Editors: Rocky Swift, Garfield Reynolds
記事に関する記者への問い合わせ先:Masaki Kondo in Singapore at mkondo3@bloomberg.net;Yusuke Miyazawa in Tokyo at ymiyazawa3@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Rocky Swift at rswift5@bloomberg.ne
更新日時: 2011/09/22 10:13 JST
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