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(回答先: 米国債デフォルトの場合、世界的な金融危機の再来も(ロイター):米国のデフォルトに日本も備えよ! 投稿者 会員番号4153番 日時 2011 年 6 月 10 日 05:58:29)
ロイターから
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21608720110609?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
■連銀総裁「米デフォルトが最大のリスク」、フィッチは格下げ警告
[ニューヨーク 8日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は8日、米政府がデフォルト(債務不履行)に陥ることが世界経済に対する最大のリスクとの認識を示した。ロイターとのインタビューで述べた。
総裁は「米財政問題が適切に対処されなければ、世界のマクロ経済に衝撃を与える恐れがある」と指摘。「米国がデフォルトする恐れがあるというのは非常に危険だ」とし、リスクは東日本大震災の影響や原油価格上昇、欧州債務危機よりも深刻との見方を示した。
格付け会社フィッチ・レーティングスは8日、米国が8月15日の期限までに中期証券や一部利払いの返済を履行できなかった場合、同国を「一部債務不履行(restricted default)」に格下げする可能性があると警告した。
またフィッチは、デフォルト状況が解決されれば、米国は再び格上げされるものの、現在の「トリプルA」の水準に戻ることはないとの見通しを示した。 その上で、米議会は最終的には連邦債務の上限引き上げで合意に達し、デフォルトは回避されるとの見方を示した。
米財務省は、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国債格付けについて警告したことについて、議会が債務上限の引き上げで早急に合意する必要があることをあらためて思い起こさせるものだったとの見解を示した。
財務省のミラー次官補(金融市場担当)は声明を発表し、「債務上限を引き上げ、市場における不透明感を払しょくするため、迅速に断固とした行動を起こす必要があることをあらためて思い起こさせるものだ」との見解を示した。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も米国の格付けに関して同様の見解を示しているが、米国の格付けが投機的(ジャンク)等級級への引き下げに言及したのはフィッチが初めて。
フィッチのソブリン格付け部門責任者、デービッド・ライリー氏は「債務上限が速やかに引き上げられなければ、米国のトリプルA格付けを危険にさらす、ガバナンスの危機であることを意味する」と指摘した。
世界最大の債務国であり、主要な準備通貨の発行国である米国のデフォルトは異常事態であり、とりわけ欧州が債務危機にあるなかで、米国と世界全体の依然としてぜい弱な金融安定を脅かすことになるとした。
ライリー氏は8日、ロイターとのインタビューで、米議会で協議が難航している債務上限引き上げの行方について懸念を表明した。 だた、協議がいずれ合意に達することを予想していると付け加えた。
同氏は「米議会が発している政治的シグナルは明らかに懸念材料だ」と語った。同時に「瀬戸際政策を目にすることになるだろうが、過去の経験から、最終的には債務上限引き上げをめぐる問題は解決されると考える」と述べた。
フィッチは、議会が8月2日までに債務上限引き上げで合意できなければ、米国債格付けを「ウォッチネガティブ」にする可能性があるとした。
米国債の格付けが試される最初のテストは、300億ドルの短期証券が償還を迎える8月4日となる。仮に財務省が全額返済できなければ、これらの証券の格付けをBプラスに引き下げる可能性がある、としている。
しかし、格付けが最終的に試されるのは、270億ドルの財務省証券および250億ドルのクーポン支払期限の8月15日。8月15日までに返済を履行できなかった場合、フィッチは、米国債の発行体格付けを「一部債務不履行(restricted default)」に、全ての財務省債券の格付けを「Bプラス」に格下げする可能性があると警告した。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先週2日、米連邦債務の上限が数週間以内に引き上げられない場合、米国が短期なデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがわずかながらも高まっているとし、米国の「トリプルA」格付けを引き下げ方向で見直す可能性があると警告した。
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