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日本は輸出競争力に見合う賃金を払わず低賃金だから輸出超過大国になる、
米国は逆で見合う賃金以上の高賃金を払っている、だから輸入超過大国になる
▼日本の輸出競争力は世界一は明白、こんなに円高なのに輸出超過が何よりの証拠だ、
しかるにこれに見合う賃金を払ってないばかりかむしろ輸出競争力が落ちたとして賃下げの方向だ、なら何のための輸出かと言えたい、
輸出競争力強化の目的は賃上げのはず、なのに賃下げして輸出して輸出超過にしている、
※日本は韓国に比べても、フォン安円高にも関わらず、韓国への輸出は韓国からの輸入額の2倍と多い(09年の実績)
韓国云々と言われているが韓国より日本の輸出競争力はダントツ
▼日本企業は1981年以来年平均約8.5兆円の「円買いドル売り」を30年間続けてきた。総計260兆円、これでは円高になって当然
すなわち輸出超過分が「円買いドル売り」になっている。
企業は輸出して得たドルを、賃金や配当などを支払うために、円に変えるが「円買いドル売り」と全く同じことになる、売られたドルは日銀に溜まって米国債などになっている。
従って円高の原因は日本企業自体が円買いドル売りをした結果に尽きる、今回の大災害でも円安にならないのもこの証拠と見てよいと思う
すなわち
低賃金→輸出超過→円高→賃金下げ→輸出超過→円高→賃金下げ→のスパイラルになっている、
▼ドルが安いのではなく円が高くなっている、この点で国民は誤解している、
日本企業が「円買いドル売り」を続け円を吊り上げているからだ
貨幣の価値は購買力で決まるが、米国では電気ガスや食料や住居費価格は日本の1/2以下だ、従ってドルの購買力はかなり高い
この点でドルは安くなっていない、円は日本企業に買われて実力以上に高くなっている。
▼日本は預金金利ゼロ、銀行には貸したい金が有り余っていてダブダブだから預金金利ゼロになる、借り手が少ないからだ、これが十数年も続いている。
預金金利ゼロなのだから本来なら円安になっても良いはずなのに高い、これも同じ理由だ
▼「海外に移転するぞ」と企業に脅かされ、労働者を犠牲にし、それで景気を悪くしている。
賃上げで困る企業は海外に移転し海外で儲けて頂き日本にも輸出して頂きたい、国は移転を支援すべきだ
賃上げすれば消費も輸入も増え輸入超過になれば円安になり、円安になれば逆に海外から企業が日本に移転して来るよ。
輸出を増やすには輸入を増やす必要があるが、この感覚が日本企業にはない
▼日本は輸出超過大国だが貿易小国と言える、貿易を増やすにどうすべきか、賃上げに限る
(参考)輸出額はGDP比で世界96位、輸入額はGDP比で120位(2009年)
(財)国際貿易投資研究所 国際比較統計
賃金上げて消費を増やせば輸入も増え、輸入が増えれば輸出も増える。この感覚が日本にはない
▼(参考)
▽韓国、09年
対日輸出217億7,084万ドル
対日輸入494億2,752万ドル
対外債務残高4,019億2,200万ドル
(出所) ジェトロ
※これではウォン安になって当然で輸出には好都合、それに債務があるので輸出に力を入れるのは当然ですね、日本とは違うのです
※日本の輸出競争力は凄いですね、こんなに円高ウォン安にも関わらず韓国への輸出額は輸入額の2倍なのですね。日本の人件費が実力に比して安過ぎだからですね
▽対外純資産残高(日本銀行による)、09年末、単位兆円
日本 +266、
中国 +168、
ドイツ+119、
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米国 −315(08年末)、
英国 −27
フランス−67(08年末)
※日本はいくら貯め込めば気が済むのか、賃下げて景気を悪くしてまでして
▼輸出超過を永久に続けるのは安賃金で貢ぐ植民地と同じなのですよ
「もの作り立国の景気対策」はこれ以外にないのです
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/10.12.9.htm
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