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「数値で人の命を買うな!」〜何も答えられない文科省・原子力安全委員会〜
http://youtu.be/L1ocUT17Axc
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http://video.labornetjp.org/Members/YUMOTO/videos/taiseihukousyou.wmv/view
作成者 MASANORI YUMOTO - 最終変更日時 2011年04月22日 12時24分
Directed by 湯本雅典 Genre: Documentary Topic: Activism Country: Japan Tags:
4月21日、福島県内の子どもたちの限界被ばく量を年間20ミリシーベルトと定めたことについて、その責任官庁である文部科学省、原子力安全委員会との交渉が参議院会館でもたれ、130名が集まった。(主催:福島老朽原発を考える会、グリーンアクション、美浜・大阪・高浜原発に反対する大阪の会)
Produced: 2011/04/21
Duration: 4 minutes 22 seconds
File Size: 14.7 MB
Full description:
結論的に言えば、対応した文科省、原子力安全委員会の担当者は、質問に何一つ答えられず、交渉にならなかった。
福島県が調査した県内小・中学校の放射線測定結果では、70%以上が「放射線管理区域」レベル以上の値になったことについては、「『放射線管理区域』レベルの数値というのがわからない」(文科省担当官)。
労働基準法では「放射線管理区域」内では、18歳未満の作業を禁止しているのだから、子どもだったらなおさら屋外作業や体育はできないのでは?という質問には、「労働基準法との関連についてはわからない」(文科省担当官)。
さらに今回子どもたちの限界被ばく量を20ミリシーベルトとしたことについて、その助言を文科省に行った原子力安全委員会では会議すら開かれず、その検討過程の記録があるかどうかさえ「わからない」(原子力安全委員会の担当官)という答え。
子どもの内部被ばくについて考慮されていないことについて、「そのためのシミュレーションは行ったが、誰が、どうやってやったかは今は答えられない」(文科省担当官)。
政府の子どもたちの限界被ばく量の決め方が極めてずさんで、福島県民を見捨てたものであるということが、今回の交渉で白日の下にさらされた。マスコミも数社取材し、交渉はすべてユーストリームで実況中継された。そして今回の交渉の積み残し課題(ほとんどすべてだが)も、22日の午前10時までに回答をするということも確認された。今回の交渉が次回につながる闘いとなったことは、間違いない。
交渉に参加した福島県川俣町の佐藤幸子さん(二人のお子さんを山形県に避難させている)は、「福島から離れられない私たちの気持ちがわかりますか?数値で人の命を買わないでほしい!」と怒りを込めて語った。
福島の子どもたちを救うことは、急務である。そのためには、まずは「年間20ミリシーベルト」基準の撤回をしなければならない。(湯本雅典)
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